おやじの百寺巡礼 ≪NO70≫
延暦寺（えんりゃくじ）《滋賀県東大津市》
令和６年７月８日(月）
大津のホテルは
びわ湖畔にあり、
景色がとてもきれいでした。
本当に海の様ですが
波は静かで
なんといっても
水平線でなく
対岸の山並みと建物が
見えるのが良いです。
滋賀県は海なし県ですが
日本一の大きな湖である
びわ湖があるので
とても魅力的です。
私も
海なし県に住んでいるので
この景色には憧れます。
さて
今日は
お寺としては
メジャーである
「比叡山延暦寺」から
巡礼です。
百寺巡礼としても
70ヶ寺目となりました。
比叡山ドライブウェイを
約30分ほど登り
「延暦寺東塔（えんりゃくじとうどう）」の
駐車場到着です。
大きな「登叡成仏（とえいじょうぶつ）」
という石碑が
迎えてくれました。
比叡山に登り、
延暦寺をお参りするだけで
成仏できますよという
意味だそうです。
ありがたく思い
広い境内に向かいます。
参道には、天台宗のことや伝教大師のことなどを
説明する案内板が続きます。
天台宗のお寺にはよく見かける
「一隅（いちぐう）を照らそう」の
石碑がありました。
その先に大きな朱色のお堂が現れました。
「大講堂」です。
さっそく
堂内をお参りさせていただきました。
脇には立派な
「鐘楼堂」がありました。
先の石段を降りようとしましたが
工事中で通れず
脇の坂道を下りました。
この辺りから
修学旅行の大行列が
何団体も現れました。
ちょうどそのような時間帯
になったのでしょう。
先を急ぎます。
坂の下には
「大黒堂」や「萬拝堂」など
様々なお堂が現れます。
くだり坂の横に「根本中堂」の石柱が
見えました。
山内最大の仏堂にして
「総本堂」です。
お目当ての「根本中堂（こんぽんちゅうどう）」は
大工事中で外観は
全く見えません。
でも
内部には入れることはでき
参拝できるようですが
もちろん撮影も禁止でした。
修学旅行生たちが、内部に入ってくる前に
急いで参拝しました。
内陣が外陣より低く設置されていて
網越しですが静かに
拝む事ができました。
その後、修学旅行生に
外陣を占領されてしまいましたが、
団体説明係の僧侶から
「不滅の法灯」のことや
「油断大敵」の意味を
知ることができ
得した気分になりました。
根本中堂の向かいの石段を登り
「文殊堂（もんじゅどう）」に向かいました。
この辺りは静かでした。
さらに奥へ歩き
「阿弥陀堂」を目指しました。
隣の「東塔」と合わせ
撮影スポットになっているようです。
こちらにも少し小さめですが
「鐘楼」がありました。
帰りに「戒壇院（かいだんいん）」
に寄ってみました。
出家者が授戒を受け
正式な僧として
認められる場所で
中は拝観できませんでしたが
比叡山中で最も重要な
堂の一つだそうです。
駐車場に戻り
「西塔（さいどう）」へ向かいました。
「西塔」は静かでした。
「親鸞聖人ご修行の地」や
「常行堂・法華堂（にない堂）」が
見えてきました。
その下を潜り抜けると
「釈迦堂」が現れます。
西塔の中心をなす仏堂です。
大津の「園城寺（三井寺）」から移築された
比叡山に現存する最古の堂だそうです。
内部に入り外陣から
お参りをさせて頂きました。
さあ、これから
「横川（よかわ）」へ行こうかと
迷いましたが
次の寺「三井寺（園城寺）」があるので
今回はあきらめました。
再び比叡山ドライブウェイです。
帰りの料金所で
ビックリするくらいの
料金を払い
比叡山を後にしました。
「延暦寺」は
さすがに
「天台宗総本山」です。
天台宗の僧侶の方々と
数人面識があるので
「比叡山にお参りしますか？」
というお誘いは
何度も受けていたのですが
今回が初めての
「延暦寺」参拝でした。
とても広く
数時間で
周り切れるものだは無いと
つくづく感じました。
「横川（よかわ）」地域は
次の機会に
楽しみにとっておきたいと思います。
（2024.7.13記）
延暦寺（えんりゃくじ）
【宗 派】 天台宗総本山【本尊】薬師如来
【所在地】 滋賀県大津市坂本本町4220
【電 話】 077-578-0001
【拝観時間】東塔8：30～16：30
西塔・横川8：30～16：00
【拝観料】 上記すべてを周ると1000円、
国宝殿500円
【交 通】 東塔までは
坂本ケーブル延暦寺駅から徒歩10分
東塔・西塔澗はシャトルバスで4分
西塔・横川間は同10分
車の場合各地区を周ると
通行料3~4000円