飛雲閣と唐門に会うために≪西本願寺≫ | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼

            ≪NO52≫

 

西本願寺(にしほんがんじ)

        《京都市

    令和6年3月4日(月)

 

東本願寺の御影堂門を出て

立派な塀沿いに

西本願寺をめざしました。

 

御影堂門(ごえいどうもん)をくぐり、

二つの巨大なお堂を見上げました。

のけぞるように建つ大きな屋根を見つめて

果たして何枚の瓦を使っているのだろう、

とため息がでました。

 

右手には

少し変わった形の建物が見えました。「太鼓楼です。

 

そしてその隣には

経蔵(きょうぞう)が建っていました。

 

阿弥陀堂内に入ると

豪華な内陣が見えました。

須弥壇の一段高いところに

本尊の「阿弥陀如来

安置されています。

静かに正座し

手を合わせました。

 

続いて

渡り廊下を進み

御影堂へ向かいました。

 

お堂から御影堂門の方を見ると

変わった形の

京都市の天然記念物

逆さイチョウが見えます。

 

御影堂の広い外陣に入ると

門徒の方々でしょうか

ちょうど法事の最中でした。

入念なリハーサルの後

高貴な袈裟を纏った僧侶が現れ

読経の後

なにやら「証文」のようなものを

女性の方に

渡していました。

なもあみだぶつ~

宗派の違う私には

「なあみだぶつ」が

どうしても

「なあみだぶつ~」に

聞こえてしまいます。

 

阿弥陀堂門です。

御影堂門とくらべて

少し小さいですが

彩色がきれいです。

 

浄土真宗のお坊さん

剃髪をしていないのですね。

 

御影堂を出て

東を向くと

飛雲閣(ひうんかく)への入り口が見えました。

京都冬の旅「特別拝観」です。

 

飛雲閣を眺めながら

案内人の方のお話を

聴くことができました。

京都の三閣と呼ばれている飛雲閣。

後の二つは

いわずと知れた「金閣」「銀閣」です。

他の二つ地違い

四角ではありません。

シンメトリーではなくとも

なぜか調和のとれた

美しい建物です。

 

茶室に向かう

茅葺の門も

とても趣がありました。

 

飛雲閣を出て

南側にある

唐門(からもん)に向かいました。

豊臣秀吉が建立した

伏見城の遺構だそうです。

日が暮れるのも忘れて

見入ってしまうので

日暮門(ひぐらしもん)」とも

いわれています。

最近修復が済んだようで

とてもきれいでした。

豪華な彩色の彫刻が見事な

入母屋造りの勅使門(ちょくしもん)です。

もちろん国宝です。

 

唐門のすぐ近くに

洋風な建築物がありました。

龍谷大学大宮学舎」です。

守衛さんに許可をもらい

校内を一巡りさせていただきました。

五木寛之さんが

50歳の頃、休筆宣言をして

聴講生として3年間

親鸞聖人を学ぶために

通った校舎だそうです。

とても素敵な校舎でした。

 

浄土真宗には

なぜ二つの大本山があり

お西さん」と「お東さん」と呼ばれているのか。

 

顕如(けんにょ)教如(きょうにょ)の親子関係や

そして

蓮如上人(れんにょしょうにん)のことも

前回、福井の吉崎御坊

訪ねたたことで

少しですが

わかった様な気がします。

 

この百の寺を巡る旅も

ようやく半分を超えました。

 

これから巡る

様々な寺にある物語を

思いはせながら

次のお寺を目指します。

      (R6.3.12記)

 

 

西本願寺(にしほんがんじ)

【宗 派】 浄土真宗本願寺派本山

【所在地】 京都市下京区堀川通花屋町下ル

【電 話】 075-371-5181

【拝観時間】5:50~17:30

【拝観料】 境内自由(特別拝観は有料)

【交 通】 JR京都駅より徒歩15分