山陰、安来のキヨミズデラ | 乗り鉄親爺の寺巡り

乗り鉄親爺の寺巡り

鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼NO50

 

清水寺(きよみずでら)

(島根県安来市清水町528)

      令和5年12月9日(土)

 

米子駅前のホテルを

8時に出ました。

この日も良い天気です。

 

米子市は鳥取県

そして安来市は島根県です。

でもこの二つの市は

県境に面しているため

安来の清水寺までは

ほんのわずかな距離なのです。

 

参道前の駐車場に着きました。

 

12月の朝です。

ひんやりとした

澄んだ空気の中、

参道を歩き始めます。

 

百八の石段を上ると

「大門」が見えてきます。

 

大門をくぐると

さらに冷気が

漂ってくる気がします。

 

厄払いの寺と書かれた

幟旗(のぼりばた)が立つ向こうに

お堂がありました。

お出迎え観音」です。

 

さらに続く石段を登り切り

見上げると

香炉堂の向こうに

城壁のような立派な石垣が見えます。

 

さらに

大段々」と呼ばれる

石段を上ると

根本堂」や「三重塔」があるようです

小さな池に囲まれた

弁財天堂もありました。

 

十一面観世音立像」が

収納されている

宝蔵(宝物館)」です。

予約しないと入れないようです。

 

 

稲荷社へ続く

赤鳥居が続いています。

この寺も

神仏習合の寺なのです。

 

大段々(石段)を登り切ると

根本堂」がありました。

清水寺内で唯一

火災で焼失しなかった

室町時代から

建っているお堂です。

 

扁額もかすれて

よく読めませんが

清水寺」と書いて

あるのでしょう。

 

裏山にカラフルな

垂れ幕を巻いている

「鐘楼堂」が見えました。

坂道を登ってみると

土砂崩れがあったようで

通行止めの標識があり

近づけませんでした。

 

いよいよ

お目当ての

三重の塔」が

見えてきました。

立派な石垣の上に

堂々と建っています。

11月までは(有料500円)

日本で唯一誰でも登れる

三重塔なのだそうです。

12月は閉門となっていました。

残念です。

 

一通りお参りし

境内の売店で

お店の方とお話をして

羊羹(ようかん)」を

買いました。

清水羊羹です。

清水寺では羊羹も精進料理なのだそうです。

(とても美味しい羊羹でした)

 

 幟旗の続く

石段をゆっくり下ります。

 

まだ朝早いので

お詣りに来る方も数人でした。

清水寺は「きよみずでら」とも

「せいすいじ」とも読みますが

全国に約八十ヵ寺ほどあるようです。

中でも有名なのが

京都の清水寺」ですが

この

山陰の清水寺

安来の清水さん」と

呼ばれて

とても有名なのだそうです。

 

思っていたよりも立派で

伽藍もたくさんあり

とても素晴らしいお寺でした。

 

朝早くお参りでき

静かな参道をゆっくり歩け

重厚な石垣根本堂

そして

三重塔を見ることができ

記憶に残るお寺になりました。

          (2023.12.13記)

 

清水寺(きよみずでら

【宗 派】 天台宗

【寺 号】 瑞光山(ずいこうざん)

【所在地】 島根県安来市清水町528

【電 話】 0854-22-2151

【拝観時間】9:00~17:00

【拝観料】 境内は自由

      本堂内陣、宝蔵、庭園、三重塔は予約有料

      *12~3月は閉館