加藤清正が眠る庶民信仰の寺(本妙寺) | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼≪NO42≫

本妙寺(ほんみょうじ)

     熊本県熊本市

     (令和5年7月4日)

 

熊本御船ICを降りたのは

午後5時近くでした。

 

雨は小降りになりましたが

本妙寺本堂宝物館

すでに閉門となっているようです。

 

それでも

明日の列車の時間のこともあり

訪ねることにしました。

 

街のはずれの

小高い丘に

巨大な門が見えてきました。

 

仁王門(山門)です。

大きな扁額に「発星山」と書いてありました。

鉄筋コンクリート造りの白い仁王門は

大きな屋根がなければ

まるで新築のビルの様です。                

大正時代に寄進により建てられたときも

鉄筋コンクリート造りだったそうですが

あの熊本地震で被災

 

ようやく昨年2022年11月に再建となったようです。

かなり頑丈そうで

相当な地震にも耐える造りになっているのでしょう。

 

二階にあった仁王像

獅子の像

1階に降りて

間近で観られるようになっています。

 

仁王門を過ぎると

長い参道が続きます。

この桜並木の参道の両脇に

12の塔頭

門を構えていました。

 

長い石段の手前に

大本堂があります。

 

いよいよ176段の石段を上ります。

胸突雁木(むなつきがんぎ)と言います。

真ん中の石段が

古くからあったもので

一段一段が

とても高く

たくさんの灯籠に囲まれています。

 

今はこの石段を

上ることはできません。

 

脇のなだらかな石段を上ります。

この石段を

登り切ったところに

大きな常夜灯がありました。

 

中門をくぐり

拝殿に向かいます。

 

蓮の花のつぼみが

一輪ありました。

 

 

加藤清正公の墓所である

浄池廟(じょうちびょう)

拝殿に向かい手を合わせます。

浄池廟の裏側に周ってみました。

この奥に参百段の石段が続き

登ったところに

加藤清正公の銅像があるのですが

小雨と時間の関係で

残念ながら

パスさせていただきました。

浄池廟は

夕方でなくとも

門は固く閉じられているのでしょうか。

 

尾の太い狛犬がいました。

 

振り返り熊本の街を眺めます。

横には

一軒だけ残る御宿「廣嶋屋」があります。

雨で滑りやすい胸突雁木を

慎重に降りました。

 

参道脇の常夜灯でしょうか。

あの熊本地震で

崩壊したままになっていました。

 

修復にはまだまだ

時間がかかるようです。

夕方の参拝の為

宝物館も観られませんでしたが

 

小雨になり

浄池廟まで行け

拝礼することができました。

 

人にも全く合わない

静かな参拝でした。

 

明日も雨模様です。

しっかりと

美味しい馬刺しとお酒

英気を養い

次のお寺を目指します。

     【2023.7.8記】

 

 

 

本妙寺【ほんみょうじ】

【宗 派】日蓮宗六条門流

【寺 号】発星山(ほっしょうざん)

【所在地】熊本県熊本市花園4-13-1

【電 話】096-354-1411

【拝観時間】本堂6時~17時

【拝観料】境内自由、宝物館300円

【交 通】JR熊本駅から市電「辛島町」乗り換え

     「本妙寺前」下車徒歩10分