四国八十八か所と同じ功徳が≪西光寺≫ | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

秩父札所巡り NO.21

2023.5.16

 

秩父観音霊場 第十六番札所

西光寺(さいこうじ

 

細長い参道を抜けると

無量山(むりょうざん)」の扁額を掲げる

棟門形式の山門がありました。

山門をくぐると脇に六地蔵様が迎えてくれます。

境内はたくさんの石仏やお堂が並んでいます。

 

小さな太鼓橋の上にも仏様が鎮座しています。

 

秩父夜祭の山車に使用されていた車輪です。

 

大黒天を祀る大きな酒樽です。以前は茅葺でした。

 

中にはたくさんの貼り札に囲まれて

小ぶりな大黒天が祀られています。

 

正面が本堂(観音堂)です。

寄棟堂に屋根の向拝を付けた

江戸時代の建物だそうです。

明治の秩父大火には

あわなかったのでしょうか。

弘法大師像の背後に「札堂」が見えます。

 

この「札堂」は

現在の本堂(観音堂)が建てられる前までは

本尊の千手観音像

安置されていた観音堂だったそうです。

 

あの四国の金毘羅様を祀る

金毘羅大権現堂です。

 

仏足石(ぶつそくせき)がありました。

 

本堂脇に

廻廊入口と書いてあるので

おそるおそる

入ってみました。

 

大日如来様がすぐ目に留まりました

 

そこからずっと四国八十八か所の仏様が

並んで祀られています。

長い廻廊です。

不動明王を祀るお寺が多いのかな

という印象を持ちました。

迫力があったからでしょうか。

 

金毘羅大権現堂の内部を覗いてみると

天狗様のお面でしょうか。

なぜか気になりました。

 

西光寺は街中にあるので

境内は狭いのですが

観るに値するものが非常に多く

コンパクトにまとまっていました。

 

特に廻廊堂八十八体の仏様

並ぶ様は

秩父札所では

他に例がないので

とても印象に残りました。

      (2023.5.22記)

 

 

秩父観音霊場 第十六番札所

西光寺(さいこうじ)

 山号 無量山(むりょうざん)

 宗派 真言宗豊山派

 本尊 千手観世音菩薩

 住所 秩父市中村町4-8-21

 電話 0494-22-4444