自然石の急な百十六段が続く≪法泉寺≫ | 乗り鉄親爺の寺巡り

乗り鉄親爺の寺巡り

鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

秩父札所巡り NO.17

2023.5.16

 

秩父観音霊場 第二十四番札所

法泉寺(ほうせんじ

 

法泉寺前に車を停めると

目の前に

かなり急な石段が見えました。

 

全部で

百十六段だそうです。

登り口に杖が置いてあり

「ご自由にお使いください」と。

親切です。

 

見上げると

やはり、かなりハードな石段です。

 

説明看板をよく読んでおきます。

 

秘仏の聖観世音坐像拝むことはできないようです。

 

石段入り口には両側に出迎え地蔵が鎮座していました。

 

石段を

息を切らし登り切ると

観音堂が目の前に現れました。

 

この観音堂は唐様を随所に配置して

趣があります。

 

特に前面が仁王門の形式を取り入れ

唐戸は凹字形に後退し

その左右に仁王像があり

八角の柱が建っていました。

 

境内には

観音像と六地蔵

石段を登ってきた

巡礼者を迎えてくれています。

 

本殿前には

特別に神聖視される自然の樹木である

御神木がどっしりとした姿で

立っていました。

 

振り返ると

「一休み、一休みの一休さん石像がありました。

 

境内でも目を引く一休さんの石像です。

「眺めの良い景色を見て

少し休んでから次の札所へどうぞ」

と言っているようです。

 

この百十六段の石段には

少し息が切れました。

 

歩いて回っている巡礼の方々には

今日のような暑い日には

少し酷な石段です。

 

でも登り切ればご利益がある、

そう信じて登っているのでしょう。

暑い日や寒い日にも

変わらず一歩一歩、歩いている

巡礼者の方々に

尊敬の念が湧いてきました。

       (2023.5.21記)

 

秩父観音霊場第二十四番札所

法泉寺(ほうせんじ)

 山号 光智山(こうちざん)

 宗派 臨在宗南禅寺派

 本尊 聖観世音菩薩

 住所 秩父市別所1586

 電話 0494-23-0943