武甲山の雄姿が素晴らしい≪音楽寺≫ | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

秩父札所巡り NO.16

2023.5.16

 

秩父観音霊場 第二十三番札所

音楽寺(おんがくじ

 

秩父アミューズパークという

広大な敷地を持つ公園の

駐車場に車を停め

その奥にある

音楽寺を目指しました。

 

案内板を頼りに

坂道を登ったところに

音楽寺納経所が見えました。

 

左に進むと

稲荷大明神が祀られていました。

神仏習合思想により

寺社内に祀られている

農業の神様です。

 

いいですね。このはためく色とりどりの登り旗

見るたびになぜかワクワクします。

 

石段を登り切ったところに

観音堂がありました。

 

廻廊があり、朱塗りの高欄が付いている

特徴的な観音堂です。

 

立派な梵鐘堂がありました。

 

秩父事件の時に

数千の農民が

音楽寺境内に集まり

総決起のために

この鐘を鳴らして

市内中心地に

攻め入ったのだそうです。

 

秩父市の指定文化財となっています。

 

観音堂の内陣です。

中には入れないので

隙間から内部を撮ってしまいました。

ご本尊の

聖観世音菩薩が祀られています。

 

観音堂裏手に周り巡礼道

ゆっくり登っていくと

武甲山を望む

小高い丘の上に

地蔵石仏が十三体祀られています。

 

秩父札所を開創した十三権者

お地蔵様です。

暑い中、人影も見えない場所で

静かに佇んでいるお地蔵様

思わず手を合わせました。

 

観音堂の裏手から見る武甲山

秩父の街並み

晴れているからでしょう。

それはそれは見事でした。

 

異様な風貌の武甲山ですが

なんだか

この音楽寺観音堂を見守っているかのようです。

 

やはり秩父のシンボルなのでしょう。

もうこれ以上

石灰岩採掘のために

削られてほしくないなと思ってしまうほど

現在の姿はきれいに見えます。

 

いつまでも見ていたいと思わせる

音楽寺観音堂からの風景でした。

            (2023.5.20記)

 

秩父観音霊場第二十三番札所

音楽寺(おんがくじ)

 山号 松風山(しょうふうざん)

 宗派 臨在宗南禅寺派

 本尊 聖観世音菩薩

 住所 秩父市寺尾3773

 電話 0494-25-3018