日本最初の本格的寺院そして飛鳥大仏に会う。飛鳥寺(奈良県高市郡)  | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

2023.2.15

おやじの百寺巡礼≪NO25≫ 

飛鳥寺(あすかでら)

 

車を飛鳥坐神社に車を置かせてもらい

(もちろん神社参拝しましたよ)

古い街並みを歩いた。

歴史散歩にはぴったりの道である。

 

飛鳥寺までは約5分。

 

のどかな田園風景の中にポツンと建つ

思ったより小さな寺院だった。

日本で最初の本格的寺院、飛鳥寺(安居院)である。

寺名を法興寺、元興寺とも呼んだという。

 

当時、日本の中心地であり

曽我馬子によって造られた

塔が建つ壮大な伽藍を誇る寺院であったという。

 

門をくぐり、受付で拝観料(350円安い!)を払うと

「靴をぬいで中へどうぞ」と

招き入れられた。

 

本堂の中には

あの、日本最古の仏像「飛鳥大仏」が

堂々と鎮座しておられた。

大きな釈迦如来坐像である。

高さは2.5m、東大寺の大仏より

約150年前に造られた銅像だという。

何度も火災にあって、修復されている。

まさに満身創痍の仏さまだ。

 

それでも迫力がある。そして笑っているかの様である。

 

このような小さな本堂(金堂)で

まじかに見ることのできることに

感動して大仏の前から少しの間

離れることができなかった。

 

隣には聖徳太子の像も置かれていた。

 

本堂の裏には小さな庭や宝物が展示されていた。

 

本堂を出て、境内を歩いた。

 

梵鐘があった。

1回なら鐘を突いても良いと書いてあった。

「ゴ~~~ン!」と鐘の音が明日香村の風景に溶けていった。

 

裏門を出て

 

のどかな田園の中に

蘇我入鹿の首塚がポツンと建っていた。

囲いも無く、本当にポツンと建っていた。

 

この田園風景も素晴らしい。

 

明日香村の のどかな風景だ。

 

再び境内に戻り

寺内を散策し、飛鳥寺を後にした。

 

古い町並みに

面白い店を見つけた。

しまっているのか,開いているのか

どっちなのかわからない。

「OPEN」と「CLOSE」の両方のプレートがある。

 

もちろん入らなかった。

 

帰りの町並みを目に焼き付けながら

明日香村を後にした。

 

あの時代の片りんが見えたような気がした。

           (2023.2.21記)

 

飛鳥寺(安居院)

あすかでら(あんごいん)

【宗 派】真言宗豊山派

【山 号】鳥形山(ちょうけいざん)

【所在地】奈良県高市郡明日香村飛鳥682

【電 話】0744-54-2126

【拝観時間】9時~17時

【拝観料】350円

【交 通】近鉄橿原神宮前駅から奈良交通バス

     岡寺前行「飛鳥大仏前」下車すぐ