2022年9月12日(月)
おやじの百寺巡礼≪NO16≫
浅草寺(せんそうじ)
東京都台東区
柴又帝釈天参道の有名な高木屋で
草団子を購入し
京成金町線柴又駅から
浅草寺へ向かいました。
連絡が良く京成高砂駅で
都営地下鉄と京浜急行の
相互乗り入れ車輛に乗車できました。
これで
地下鉄浅草駅まで
乗り換えなしで行けるのです。
便利になったものです。
地下鉄浅草駅で降り、浅草寺へ
向かいました。
入口の大きな提灯がある
雷門は浅草の顔です。
正式には風雷神門と言うらしいです。
門の先には石畳の参道が約250m続いています。
その両側に仲見世と呼ばれる
食べ物屋や土産物屋が並び立っています。
コロナ禍で閑散としていた仲見世も
かなり活気を取り戻していました。
インバウンド(外国人観光客)や
修学旅行の学生で溢れかえっています。
仲見世通りを奥に進むと
本堂(観音堂)が現れます。
向かって左側には
朱塗りの五重塔が建っています。
そして
右手奥には東京スカイツリーも見えました。
この本堂も五重塔も東京大空襲で焼失し、
戦後に再建されたといいます。
ですが、この浅草寺の歴史は古く
飛鳥時代に遡るのです。
奈良の東大寺や
京都の清水寺よりも古く
江戸の町ができるよりもずっと前から
あったと聞き
驚きを隠せませんでした。
本尊は聖観世音菩薩、
御宮殿に安置されていますが
永代秘仏ということで、
浅草寺僧侶でさえ
ほとんど見たことがないという
ふしぎな本尊なのです。
とりあえずお参りし、
本堂左奥の御朱印受付所に向かいました。
この参拝者が日本一と言われる
この浅草寺の宗派は
あまり知られていません。
じつはもともと天台宗の寺でしたが、
戦後、独立し聖観音宗を奉じています。
この宗派を知る人は
少ないのではないかと思います。
なのにこの参拝客の多さは
やはり
仲見世とその周辺の施設、
そして
SNS等により海外の方々にも
広く知れ渡っているからでしょう。
とにかく
魅力的な寺であり
周辺の街の
下町情緒にあふれた
日本特有の姿が
人々を惹きつけているのだろう
と
大賑わいの仲見世通りを
人にぶつからないように
歩きながら思っていました。
(2022.9.18記)
浅草寺(せんそうじ)
【宗 派】聖観音宗 総本山
(しょうかんのんしゅう そうほんざん)
【山 号】金龍山
【所在地】東京都台東区浅草2-3-1
【電 話】03(3842)0181
【拝観時間】本堂は6~17時
【拝観料】無料
【交 通】都営地下鉄、東武鉄道、東京メトロ
浅草駅より徒歩5分