第32回大力山遊歩道祭り無事に行われました | ふるさと干溝

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2023717日(月)晴れ

 

海の日、恒例の大力山遊歩道祭りでした

 令和5年7月17日は海の日で、当集落では恒例の大力山遊歩道祭りが大勢の参加で行われました。三十数年の長きにわたって開催されている集落の長寿行事で、途中大雨やコロナで中止の年もありましたが、今年は第32回と大勢の参加を得て無事に行われました。

 

今年は3コースです

 ◎宝泉寺口コースは宝泉寺を930に出発し、大力山をピストンのコースです。

 ◎葎沢口コースは城山トンネル手前から800に出発し、稜線に向かい湯谷城址付近で大浦開山堂からのルートに合流し大力山に向かう周回コースです(地図の青い破線)。

 ◎大滝口コースは集落大池川の上流から大滝沢を登り魚沼アルプス周回コースと合流、そこから黒禿の頭に向かうコースです。

 

 それぞれのコースからの人たちが大力山に集合します。今年は44人の参加を見たようです。

 

3コースの地図

 

 

大滝口コース6時25

 大滝口コースは干溝集落の真ん中を流れる大池川の上流の沢を詰めて、平成の大合併以前の旧小出町最高峰の黒禿の頭(770m)を経由、そして大力山(504m)に降りて来る周回コースです。

 早朝の沢を登りますので、晴天の日などは涼しい沢の中は歩き易いコースです。

 

 午前6時、干溝集落センター前に集合してそこから干溝林道の終点、黒禿沢と仙能沢の分岐点まで車で送ってもらい、出発前の記念撮影をして、登山開始です。今回のこのコース参加者は16人で女性の方も数人ありました。

黒禿沢大滝沢入り口でパチリ

 

 出発からしばらく沢沿いの道を歩きます。黒禿沢と大滝沢の分岐で左側の大滝沢に向かいます。分岐からまもなくの所に干溝の名瀑、大滝がありますので、そこを迂回するために少し登ります。登りきる少し手前に大滝が見られます。

干溝の名瀑大滝

 

 遊歩道からでは滝の全容が分からないので前回も紹介したHさんの写真をお借りして載せます。

大滝全貌(H氏撮影)

 

 そして、しばらくして大滝沢の中の歩きになります。沢の中の道は湿り気が多くて滑りやすかったのですが、皆さん何事も無く歩き、魚沼アルプス稜線直下の大平という場所に到着して休憩です。

此処まで1時間と20分、いつもよりは20分ほど余計に時間が掛かっていますが、大勢だったということや、休憩も少し多かったのでまあ上出来と言った所でしょうか。

稜線直下の大平で休憩

 

  ここでは例年20分ほどの休憩でして、今年も同じ15分ほどの休憩でした。

 休憩後稜線直下の坂を登り、魚沼アルプス登山道稜線の駒の頭と黒禿の頭中間付近に合流します。

 そしてここからよく整備された稜線上の道を40分ほど歩き、黒禿の頭到着です。

 

黒禿の頭到着845

 登山口を出発してから2時間20分、8時45分黒禿の頭到着です。ここからは笠倉山まで足を延ばす方もかつてはかなりありましたが、今回は休憩後まっすぐに大力山に下ります。

画面中央が大力山です

 

 

黒禿の頭下山開始915 

頂上で30分の休憩をして下りに掛かります。ここから大力山まではほとんどが下りですので気分は楽ですが、この日の暑さにはかなり虐められました。

仙能沢の稜線では歩いて来た向かいの大滝沢を遠望し、皆で確認していました。

仙能沢上部の稜線上

 

そして黒禿の頭出発より丁度30分、白岩を通過します。ここからは六日町、湯沢町方面の風景がいいですね。

白岩を通過

 

 ここから大力山まで1時間、ここまでは予定通りの時間です。白岩を過ぎ、見晴らし台のブナの木の急な坂を数段下ると「谷中のブナ林」です。この林の主に北側の斜面にはマンサクの花からオオカメノキ、ウラジロヨウラクなどの花が多く見られます。また足元にはイワウチワの可憐な花も多いことで、心がホッとさせられる林です。

 

 ここからはほとんど下りですが時々小さな上り坂が4か所ほどあります。暑い日には最後の大力山近くの坂がきつく感じられるかもしれませんね。

 

大力山到着1045

 黒禿の頭を出てから予定通り1時間30分で東屋に到着しました。東屋には別コースから歩いて来た大勢の子供たちやお母さんたちが先着していました。

大力山東屋付近

 

 ここの所日本列島は豪雨か猛暑と極端な気候のように思われます。そんな中でしたが今年も大力山遊歩道祭りが無事に行われたことは嬉しいことです。小さなお子さんから80歳を超えた方まで、幅広い方々が同じ時間を過ごせました。

 

 来年もきっと大きな事件など無く、無事に開催されることを願いながら大力山を後にしました。