甘ったれクリーチャー 2 | すーぱーじゅにあ ウネがかわいいっ 月子のブログ

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「そうそう また今年もアレやるんだって!」


「アレ?って?」


「ほら!ベストCPって賞ってやつ」


「あ〜…💧」



去年 開催された 
【ベストCPで賞】(ネーミングのセンスなw)でオレとドンへが堂々第一位! 

二位以下は普通の男女CPなのに…
オレらが一位に輝いた理由は多分…いや、確実に‼️こいつの激しいスキンシップのせいだ。



とほほ… おかげでオレは女の子からぜんぜんモテなくなってしまったのだったのだ!←あ💧ドンヘみたいな言い回しになってしまったw

勿論ドンへも… まあ?こいつはオレだけしか見えてないわけだから女の子にどう思われようと知ったこっちゃねえだろうからそれでもイイんだろうけどね。
  


「ウソだろ?ジェノに聞いたら今年はやんねえつってたぞ?」



ジェノは生徒会長だ(うちの学校のアホみたいな コンテストやらは生徒会運営だからね)


「やるもんっ」


「まさか…お前…生徒会のヤツらを買収したんじゃ…」


「バイシュウ?ちがうようっプンプンおうちにきてもらってぇ…少〜しおもてなししただけだい‼️」



それを買収っつうんだよっ‼︎

今年もオレたちが NO 1になったりしたら… さらに女の子から相手にされなくなるだろっ!

ぬぬぬっ!ここは即刻!生徒会に掛け合わねばっ!



おねがいうふふ」


「なにアホみたいにヘラヘラ顔で人の顔見てんだよ?」


「オレのひょくって やっぱり かっこいいなあラブ



お前の、では無いけどな。

目ん中にハートを浮かべてるし…
こんな事言うやつ世界に二人だけだ。

ウチの母さんとドンへ。とほほ…

勿論ウチの母さんは目にハートは浮かべないけどね。
  


「あのさ~ お前、オレのどこが好きなわけ?」


「なあに? きゅうに…」  


「だって 考えたら不思議だから… 男前コンテスト、お前は3年連続で1位。オレはと言えばだよ?一昨年が55位 去年50位 今年52位だぞ?」  



全校男子240人中、50位~55位を行ったり来たり… 中途半端にも程があるだろ。  



「おとこまえコンテストなんてさ、あんなの …ばかみたいだ‼️
ひょくが一位じゃないなんてぜったいおかしいもんっ こんなにかっこいいのにっ‼️ひょくはせかいでっ… あっちがうっ ぎんがけいでイッチバン‼️ かっこいいのにっ」



「あっ…そうなん?そ、 それは…どうも…」



銀河系って… スケールでか過ぎ‼️
しかも地球以外で生命体いねえだろ。(いたとしても🐙こんなんだろ?、、、たぶんw)

昼休みも終わり、部室を出ると渡り廊下の辺りで女の子に声をかけられた。

二人で立ち止まり、女の子がブレゼントらしき物を持ってることに気づいたオレは
男前1位のドンへ様に告白しようとしてるんだろうと思ったら



「あの~」 



顔を真っ赤にした女の子が手にしていた包みを渡して来た。

あれ?オレに?

なんか こんなシチュエーション前にもあったな…。



ああ。中学ん時だ…。








あのっコレ貰って下さいっ』



中学2の時のバレンタインデー ドンへと一緒に帰ろうとしていたら下駄箱の辺りで女の子が チョコをオレに渡して来たんだ。

来るもの拒まずタイプのオレは  



『ああ… ありがとう』



気軽に受け取ろうと手を伸ばしたら…
ドンへがいきなりその女の子の持ってる包みを手で払った

包みは床に落ちオレもその子も一瞬呆然と立ちすくんでいたら



『いらないよっ』



ドンへが怒ったように言う
  へっ? なんでお前が言うの?



『ヒョクチェくんになのっ!赤子ハイハイは黙ってなよ!』



女の子も負けずに言い返す



『うるさい‼️赤子歩くってゆーな‼️てか、早くどっかいけよっ 
ひょくは おまえみたいな ”ぶす ” はキライだよっ』


『なっ!!』



ヒドいこと言うなよ
綺麗な男に言われんのは他の普通のヤツに言われるより100倍キツイぞ‼️
それにこの子ブスじゃねえし!かなり可愛いぞ⁉️



『あっちいけ‼️ぶす‼️』


『うっ…』



泣きながら走っていく女の子の背中に



『ぶーすっ…んんっ ♪☆°%#…』



さらに追い打ちをかけようとするドンへの口を手で塞いだ



『お前っ!なんであんなヒドいこと言うんだよっ 可哀想だろっ?』


『ひょくはあんな子がいいのかよっ』


『そうじゃねえけど。ブスとか言うのは失礼だし、お前が断るのも違えだろっ? いいかげんしろよっ』



こいつ普段は本当にいい子なのにオレに寄ってくる女の子には本当にヒドい事を平気で言っちゃうんだよな… 



『ひょくっ…うっ… ふぇぇっ…』


『泣いてもダメっ!さっきの子見つけて謝ってこい!謝るまで口きかないからな』



って ホントにそのまま 一週間くらい口聞かなかった。








そんな事があったから
女の子がオレに声をかけて来た時に ついドンへをチラっと見てしまったんだ。



「あっ… ごめんなさい… やっぱり そうだよね。 2人の事は知ってたんだけど… 」



えっ? 



「でも… ウワサだけかと思って… ごめんなさいっ  ドンへくんに勝てるわけないのに… あのっ  忘れてっ」



ウワサ?ドンへに勝てないって… 
オレがドンへを気にしたから?
違うんだよっ!気にしたけども!そうじゃなくて、、、



「ひょく? いこっ」


「あれ?女子は?」


「もう いないよ」



ドンへがニコニコとオレを見る
もう オレにはこいつしか居ないのかも…そう思うと  もう
溜め息しか出ねえ。




















つづく