「遅いぞ、イヒョクチェ」
くっそ!アホのせいで先輩に怒られたじゃんよ!
「すみません!」
誤って、小さい交番の裏の小さい小部屋に入って
さっさと食事を済ませると
「立番します」
元気よく言って交番の前に立つ
『ヒョクはなんで警察官になったんだ?』
アホ…イドンヘの言葉が甦る
お前こそなんでマフィアになんかなったんだ?
ドンヘがマフィアになるって言った時…
いや、もう事後報告だったんだっけ
オレは、こいつにマフィアなんか務まるわけがないって思ってた。
あんなアホな奴が
あんなガキみたいな奴が
あんな優しいやつが
マフィアなんかに,ましてや大幹部にまで上り詰めるなんて思いもよらなかった。
『幼馴染で同級生で仲良しなのにぃ』
そうだよ。
オレとお前は幼馴染で仲良しだった。
オレは…ガキの頃と同じようにずっとお前と仲良く楽しく一生一緒にいられるんだって思ってたのに、、、
「あのお?お巡りさん?」
え?
「、、、」
声が聞こえたけど…
キョロキョロしても誰もいない
「お巡りさん?」
やぱ聞こえるな
え?、、、ふと下をみると
小っちゃっ!!い…お婆さん
「あ、はい!なんでしょう?」
「あのね?このぉ〜ココに行きたいねんけど…」
地図を見せてくる
「あ、はい、どこですか?」
地図を見ると、、、
え?ここに?行きたいって
「お婆さん…これマジですか?」
「マジやで」
「こんな所に何の用事でいくんですか?」
「何しにて、そりゃあ遊びにいくに決まっとるわいな」
遊びに?決まってる?
意味わかんね。
「イヒョクチェ,目的地までお婆さんを送ってってやりな」
地図を見てない先輩が勝手なことを言う
「いや、だって先輩、このバア…お婆さんが行きたい場所ってムヨン会の事務所ですよ?」
しかもこのババア…お婆さんてばマフィアの事務所に遊びに行くって言ってんだぞ?
ババアが…あ,お婆さんがマフィアの事務所で何して遊ぶんだっての
「は?あ、でも,用事があるってんなら仕方ないだろ?」
そう言われてしまえばオレは何も言えない
「案内しますよ」
「ありがとね。お巡りさんが男前で優しゅーてホンマ助かるわあ」
「いやいや、男前だなんて…」
「社交辞令やがな」
おい!ババア!
「ほな行こか」
婆さんがオレの手を握ってくる
「あ、え?」
「まぁまぁまぁ、チン○握られるよりええやろ?」
「チン…ちょっ…それは犯罪です」
とんだエロ婆さんだw
「イィ〜ヒヒヒヒッ」
エロ婆さん改め
エロ魔女婆さん
「迷子になられても困りますからね」
「ババアが迷子かいな?オモロいなあニイちゃん」
「はいはい」
婆さんと手を繋ぎムヨン会の事務所に向かう
「なあ?婆さん、、、」
「急に婆さん呼びかいな。で?なにやねんな」
「なんでアンタみたいな一般市民の婆さんががムヨン会に?マジで何の用なの?」
「だから遊びにぃ行くぅいうてるがな」
「だから!ババアがあんなガラの悪いヤツらと何して遊ぶんだってきいてんの!」
「急に口悪いな!笑」
「口が悪いのはごめん!けど、、、」
「心配してくれてんのかい?優しいのぉ♡」
「、、、」
「、、、茶化して悪かったわ。あんたホンマに優しいんやね。お巡りさんとしての心配じゃなく人として心配してくれてるっちゅーんが伝わってくるもんなあ。まあ、心配してくれるのは有り難いけども、、、」
ムヨン会の事務所…と言うにはデカすぎる建物の近くまで行き
「あのアホほどデカい建物が婆さんが行こうとしてる場所だよ」
「ああ、ありがとさん」
婆さんがぺこりとお辞儀をする姿を見るに、
本当にこんな(130cmくらいしかない)小さい婆さんを一人でマフィアの事務所に行かせて大丈夫なのか?
なんて思っていると
「お!来たな!ババア」
プライベートでの散歩とやらから戻ってきたらしいイドンヘが婆さんに気づいて声をかけできた。
つづく