朝 起きたらドンへからのLine
《どんへ今日、おねつがあるからしてガッコーはおやすみするよ
うわきしないでよ‼️
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
ちゅっ ちゅっ ちゅっ
》
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
何じゃそらっ!?
浮気って 意味がわかんねえ…
ありゃ?またLineきた
《かぜみたい、、、\(//∇//)\ ひょくにうつったりしりしたらたいへんだからおみまいとかこないでね⁉️
おみまいとかホントにきちゃだめだよ( ;∀;)
ひょくにあえないのはどんへちょうさみしいけども おみまいとかはいいからね ╰(*´︶`*)╯♡》
色々と絵文字が間違えてますが(´ω`)
まあ、お見舞いに来いってことね。
いつも思うけど こいつLineとかの時だけ 『オレ』じゃなくて 『どんへ』って一人称使うんだよな…
それ マジで やめて欲しいんだけど~っ
可愛いとか思っちゃうからっ💦
さて…ドンへの見舞いにでも行くか…。
「自分のカノジョが男前コンテストで1位って どんな気分ですか?」
放課後、帰ろうとすると後ろから声を掛けられた。
「ああ💢??」
振り返ると
「で、自分が30位にも入ってないってのはどんな気分?」
さらに畳み掛けてくる
「てめえケンカ売ってんのか?コラッ」
って顔を見れば… おっと‼️なかなかの美男子だねえ…って感心してる場合じゃねえ
確か… こいつ…
「チョ.ギュヒョンですよ」
ああ。そうだ!今年の男前コンテストで3位だった、、、確か一個下の学年だったはずだ。
「で?何が言いてえの?三位くん」
「いや…別に…ただ、どんな気分なのかなぁ~って」
「悪くない…って言いたいトコだけど
ドンへはオレのカノジョとかじゃねえから」
「へぇ…コイビトじゃないんですか?去年も今年も あの【ベストCPで賞】 第一位だったのに?」
… …そうなんだよな… 結局 今年もアレやりやがって オレとドンへがまたまた 一位になってしまったwww
しかも今年は1位しかいないの?ってくらい2位に大差をつけての
堂々一位。
すまん🙏2位のカップルの方‼️
「お前… よくも まあ、そんな恥ずかしいタイトル平気で口に出せるなぁ 」
「恥ずかしいけどダサすぎて逆に言いたくなるんですよねwんーで?あなたは何位?」
うっ…
「お前には関係ねえよ‼️ じゃあな 三位」
「ひょくぅ~」
部屋に入った途端、オレの顔をみるなりまだ熱が下がらないらしいドンへが赤い顔で 走り寄ってきて ぎゅうぎゅうと抱きついてくる
「お前、熱っちいよ 」
しかし…いつ来ても バカバカしいほどデカい家だな… ガキの頃、何度も迷ったっけ
ドンへの部屋も アホみたいに広い
「ほら… ちゃんとベッドに入りな。暖ったかくしてないとダメだろ?」
「んー 」
オレの手を引いてベッドへ行く
「バカは風邪引かないって言うのになぁ」
「ん~ ねえ… ひょくぅ~」
出たっ!ドンへの必殺
チョーーーッ 甘々声と甘々な表情
んふっ… 可愛い過ぎて笑ってしまう。
「ひょくも一緒におふとんにはいってようっ」
「は?お前、うつるからお見舞いにも来るなつってたくせに」
「そんなの ウソだい‼️きてほしかったんだい‼️ひょくの愛をたしかめたんだい‼️」
このやろう アッサリ吐きやがった。
「ダメだって」
「やだっ! いっしょにベッド‼️いっしょがいいのっ」
こいつ具合悪いと何時もの倍の倍くらい我儘になるんだよなあ😓
「ひょくといっしょにねんねしたらおねつさがるからあ〜」
いやいやいや… お前オレの事好きじゃん?だったら逆に熱上がるだろ。
「オレ…さみしかった…」
目を潤ませて(熱があるからだと思うけど)上目遣いでみあげてくる
「わかった… 一緒に寝てやるから。ほら、ベッド入れ」
結局 こう言っちゃうんだよな。
「2年のチョ.ギュヒョンてヤツ知ってる?」
せがまれて 腕枕までさせられてるし
あ~ マジで熱っついわ こいつ
「んー? きゅひょな?知ってる知ってる」
「えっ?知ってるの?」
「花道部のぶい〜いだから」
「ぶい〜んてw部員だろ?w、、、って」
そーーーーーなん⁉️
「なんで急にきゅひょなのコトきくの?」
「いや、なんか嫌味なヤツだったから」
「イヤミ?そーなの?いいひとだけどなあ」
「 いい人?どういう風に?」
「んーとね?『どんへはアホだけどそこが
かわいいんだろうね』 とかいってほめてくれたりぃ」
褒めてねえし… 可愛いの部分だけしか聞いてねえな…こいつは
「あと… 『バカそうにみえて ホントにバカなのが どんへのイイところなんだろうね』ってゆーんだよ。いいひとでしょ?」
いや💧褒めてねえし
『可愛いね』じゃなく『可愛いんだろうね』だぞ?
『良いところ』じゃなく『良いトコロなんだろうね』だぞ?
しかも『バカそうに見えて本当にバカ』ってそれはシンプルに悪口じゃねえかよ
「なんで きゅひょなのことなんか きくの? あっ 気になるの? タイプなの?
やだやだやだっ! ひょくはオレんだっ!」
「うわっ…っバカっ ちょっ… ぎゃっ」
ドンへがグイグイ押してくるから
二人で重なったまま ベッドから落ちてしまった。
「痛っ~…」
しかも ドンへ はオレの上
「重い… どけ…」
「ねえっ⁉️ひょくっ‼️きゅひょなが気になんの?ねえってばぁ~」
「いや… だから… そうじゃなくて‼️ってか、なあ…とりあえず…どいて」
こんなにデカいベッドから落ちるって どんだけ押してんだよっ
「ひょく…」
再度ベッドに乗ると ドンへが甘えてし胸に顔を埋めてくる。
「ひょく…」
「ん~?」
ドンへの背中に布団を掛けて 抱きしめた。
「オレ… 今日 ずっと…かんがえてた」
オレの胸に顔を埋めたまま言う
「なにを?」
「ひょくは… オレとはなれたい?オレたちは ガッコーではCPだっておもわれててオレは…ひょくの事ホントにすきだからすごくうれしいけど、ひょくはめいわくなのかなって… だとしたら、、、 オレ…ふぇっ…」
泣くなよ…
ごめんな 泣かせてばっかりで
オレだって お前の事は
大切だって思う
好きだとも思う
けど それって愛なのか?って考えると自分でもわかんないんだよ。
昔からお前はアホでマヌケで、年齢よりガキっぽくて我儘で甘えたで…オレの事が大好きで、そんなお前を何でか『オレが護ってやらなきゃ』って使命感があった。
お前を好きだとか大切だとか思う、この気持ちは愛とかそういうモノじゃなく、ただの庇護愛なのかもしれないって…そんなよく分からないグチャグチャな気持ちでお前と付き合うとかはできないんだよ。
「来年…高校卒業したら… 少し距離を置こう。」
「っ… …」
「お前は多分、周りがちゃんと見えて無いんだよ。それってさ?オレがいつも近くにいる所為だと思う。小ちゃい頃からずっと一緒にいるオレを好きだって思い込んでるだけかもしれないよ?オレと少し離れてもっと良く周りを見れるようになれば、オレに対する好きって気持は…勘違いだったって気づくかもしれないだろ?」
「かんちがい… なんかじゃ…」
「もう寝ろ…お前が眠るまで側にいるから」
別々の大学で暫く離れたら
オレたちはどうなるんだろう…。
ドンへの気持ちは…
変わってしまうのかな。
つづく