「フリフリ プロジェクト」第1期終了のご挨拶。
「フリフリ プロジェクト」~船橋をRE:INVENTIONする魂ふりプロジェクトが、
11月7日(日)、佐倉市立美術館への出前をもって、
大成功のうちに終了しました。
5月から参加メンバーが
集まり、稽古を重ね、少しずつ発表の場を重ねながら、
出前を2週にわたって計6日間行いました。
今回の「フリフリ プロジェクト」に関わってくださった、
出前先の皆様、「アサヒ・アート・フェスティバル2005」関係者の皆様、
そして会場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからも、「フリフリ プロジェクト」参加メンバーと、
NPO法人コミュニティアート・ふなばしをよろしくお願いいたします。
さて、「フリフリ プロジェクト」は、9月をもって、とりあえずの第1期終了、
となったわけですが、この先も形を変えながらまだまだ続きます。
とりあえず、10月10日(月・祝)に「セントラルイースト東京」への
出前パフォーマンスを予定しておりますので、こちらもお楽しみに!
時間、場所などの詳細は、追ってこちらのブログにアップしてゆきますので、
しばらくお待ちください。
出前報告! 佐倉市立美術館(9月11日)
とうとう出前最終日!!!9月11日、佐倉市立美術館にフリフリが出前をしてきました!!
14:00~15:00 パフォーマンス(佐倉市立美術館エントランスホール)
15:00~16:15 佐倉の坂道散歩(Wi-CANとのコラボ☆途中、文化財となっている武家屋敷に雨宿りの楽しいハプニング付き)
16:15~17:00 お茶会(手づくり工房さくら)
☆参加アーティスト☆
三浦 宏之さん(スーパーバイザー)M-laboratory
坂田 明日香さん(ダンサー)
丹羽 洋子さん(ダンサー)
宇留賀岳さん(ダンサー)Fly A Round
五木田光仁さん(ダンサー)Fly A Round
TETSUさん(ダンサー)SUPER FLY
NORA さん(ダンサー)B☆ROCK NATION
鈴木 俊祐さん(ピアノ)
坪井 洋さん(ドラム)
平野 憲さん(ベース)
●フリフリ出前⑥佐倉市立美術館リポート●
フリフリ第一期最後の出前は、江戸時代に城下町として栄えた佐倉の中心部に位置する佐倉市立美術館に行ってきました。
今回は、そんな佐倉市立美術館に入ってすぐ、私たちを迎えてくれるエントランスホールで、パフォーマンスを行ったのですが、実は、このエントランスホール、大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店を保存・活用したもので、大理石の床がとてもきれいな、落ち着いた雰囲気の素敵な建物です。
そんな素敵な建物の中でのパフォーマンスは、空間を見事に取り入れた素晴らしいものになりました。
ジャズの音に始まったパフォーマンスは、ブレイキングの大技があったり、コンテンポラリーの柔らかい動きがあったり、パフォーマンスの中でダンサーが、お客様に声をかけたりとジャズ・コンテンポラリー・ブレイキング。お客さま。ついでに取材に来ていたテレビまで、その空間全体がジャンルや立場を超えてパフォーマンスでひとつになりました。
パフォーマンスの後は、佐倉歴史生活資料館の方と、フリフリと同じアサヒ・アートフェスティバル参加団体であるWi-CANの佐倉チームに、佐倉の歴史などについて案内をしていただきながらお客様と一緒に町歩きをしました。
しかし、途中、雨が降ってきてしまったので、急きょ武家屋敷で雨宿りをさせていただきました。
そのおかげで、町歩きは続けられませんでしたが、歴史ある日本の雰囲気の中で、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
その後、美術館の永山さんが、傘を持ってきてくださったので、2人で1本の傘に入って美術館の並びにある手作り工房さくらで、お茶を飲みながら、お客様とアーティスト、Wi-CANの方と、コミュニティアート・ふなばしのスタッフで交流をしました。
今回は、雨が降り、武家屋敷で雨宿りをするなどのハプニングはありましたが、結果的にはとっても素敵な出前となることができました。
ご参加いただいた皆様、今回のイベントに協力していただいた皆様、本当にありがとうございました。
(コミュニティアート・ふなばし スタッフ 大場勇太)
出前報告! AAN@BankART Studio NYK(9月10日)
9月10日、「アート・オウトノミー・ネットワーク~芸術の自律性を拡張するプロジェクト~」@BankART Studio NYKにフリフリが出前をしてきました!
9月10日(土)14:00~17:00
☆参加アーティスト☆
三浦 宏之さん(スーパーバイザー)M-laboratory
坂田 明日香さん(ダンサー)
丹羽 洋子さん(ダンサー)
宇留賀岳さん(ダンサー)Fly A Round
五木田光仁さん(ダンサー)Fly A Round
TETSUさん(ダンサー)SUPER FLY
NORA さん(ダンサー)B☆ROCK NATION
鈴木 俊祐さん(ピアノ)
坪井 洋さん(ドラム)
平野 憲さん(ベース)
●フリフリ出前⑤AAN@BankARTリポート●
澄み切った青空
赤レンガ倉庫
みなとみらいのビル群
…横浜の雰囲気をまるごと取り込んだパフォーマンス。
開放感と躍動感に溢れる動きに散歩途中の犬も飼い主と一緒に見入っている。三浦さんの一言一言がお客さま(犬も含む)とのコミュニケーションを生み出した。
コンテンポラリーダンスのきっかけで始まったパフォーマンスは、ブレイキングにつながっていき、うまく絡み合う。ジャズの生演奏が風にのって響く。横浜の風景に、アーティストが溶け込んでいる、と感じた。きっと、長々と説明したら逆に伝わらないであろう、一コマ一コマ。お客さまはコンクリートにじかに座ったり、カフェの椅子に腰掛けたり、2階にあがる階段に立ったりして、自由にパフォーマンスを見るスタイル。それぞれの楽しみ方ができたのではないだろうか。
パフォーマンス後、BankART NYK Studio内のAANの事務所に移動し、アーティストトークを行う。AANの大友さんにご挨拶いただき、これまでのフリフリの出前を紹介。それぞれのエピソードを披露した。これまでの出前でアーティストが語る場面は無かったので、今回のトークはどうなるか不安な面もあったが、参加者とのやりとりは盛り上がり、時間をかなりオーバーするほど。
出前場所は本当に様々だったが、その場所でできるパフォーマンスを真剣に考え、見せる、ということの面白さをそれぞれのアーティストが感じていたよう。ブレイキングダンサーにとっては「森でのパフォーマンスは一生に一度の経験だったと思う。」と。今回の出前では、カフェにある白くて長い屋台を使ったり、お客さまのいる側の階段を使ってみたり…。アーティスト曰く、「パフォーマンスをやる場所の見方が変わった。」とのこと。さらに、「人とのコミュニケーションや自分をどう表現するか、ということを改めて考える機会になった。」という声もあった。
終盤は「芸術の自律性」について議論が進んだ。アーティストとしての想い、そのアーティストと共にプロジェクトを進める者の想い…。AANの皆さまに呼んでいただいた出前ならではの白熱したトークが繰り広げられた。こうしたアーティストと参加者、企画者も含めたトークの場ができたのはとても貴重だったと思う。
トーク終了後は、外のカフェに移動し、ビール片手にあちこちで話がはずむ。だんだんと暗くなり、帰る頃には美しい横浜の夜景が広がっていた。
こんな素敵なロケーションでできたのは、ひとえにAANの皆さまのおかげです。本当にありがとうございました!
(コミュニティアート・ふなばし 山本 佳美)
出前報告! 八木が谷北市民の森(9月9日)
9月9日、八木が谷北市民の森にフリフリが出前をしてきました!
13:50~14:10 ミニコンサート(八木が谷北小学校の児童が対象)
14:40~15:30 森のコンサート
☆参加アーティスト☆
三浦 宏之さん(スーパーバイザー)M-laboratory
坂田 明日香さん(ダンサー)
丹羽 洋子さん(ダンサー)
五木田光仁さん(ダンサー)Fly A Round
TETSUさん(ダンサー)SUPER FLY
NORA さん(ダンサー)B☆ROCK NATION
鈴木 俊祐さん(ピアノ)
坪井 洋さん(ドラム)
平野 憲さん(ベース)
●フリフリ出前④八木が谷北市民の森リポート●
フリフリ後半戦一発目は、船橋市にある「八木が谷北市民の森」への出前でした。
「八木が谷北市民の森」は、新京成電鉄三咲駅より北へ1.7km、八木が谷北小学校に隣接した良好な樹林地で、「八木が谷北市民の森を育む会」という市民団体が市から委託を受けて管理業務を行っています。今回は、育む会の代表である土井和子さんより、育む会が森の魅力を市民に広く知ってもらうために開催を重ねている「森のコンサート」への出演のお誘いを頂き、フリフリが出前に行く運びとなりました。
「屋外」といっても森の中!一体どんなパフォーマンスになるのか、フライングではありましたが始まる前から個人的にふるふるしていました。
●13:50~ミニコンサート
開演10分前になって、八木が谷北小学校の児童たちが森の中に入って舞台を形づくり始めました。出演者たちを北と南の二手から見つめる「サンドイッチ」舞台は、森ならではの奥行きと広がりをもって、始まりを待ちわびる子供たちによって形成されていきました。
子供たちのソワソワがザワザワに変わり、次第に大きくなってきたころ、パフォーマンスが始まりました。鳴り始めた音楽に、子供たちは音楽チームに片目で視線を注ぎつつ、もう片方の目で森の中にいる「不思議な人たち」の存在をソワソワしながら見つめているように見えました。そのソワソワが声帯を通して歓声に変わったのは、ブレイキングのパフォーマンスが始まったときでした。次々と繰り出されるパフォーマンスに、「キャー!」「わー!」という子供らしいどよめきが起こり、拍手と共に森を包んでいきました。格好良いその様に、私の近くにいたオレンジ色のTシャツをきた少年は、精一杯身振り手振りを真似て踊っていました。
また、「もっと見たい!」と言わんばかりに、子供たちは前へ前へと自分の見やすい位置に場所を変えており、輪が変形し始めていました。コンテンポラリーダンサーが踊り始めると、子供たちの目は再び「不思議な人」を見る視線に変わっていったように思いました。一挙一動をそーっと、しかしながら興味津々に見ている様子は、子供だけではなく、先生方をはじめとする大人たちにも共通していたと思われます。
森という自然空間の中で行われたパフォーマンスは、見る者の高揚と木々が創り出す揺らめきが作用しあって、独特の空気感の中で進行していきました。
パフォーマンスが終わると、子供たちはドラムセットに駆け寄っておもむろに叩いてみたり、ダンサーに触ってみたり、それぞれの興味を爆発させていました。教室に戻る際も、出演者たちに手を振りながら帰っていく様子は、大変微笑ましいものでした。
●14:40~森のコンサート
観客は、育む会のメンバーの方や小さい子供を連れたお母さんが中心でした。始めに、土井さんから森についてのお話があり、この森がふくろうの社会訓練の場であることを知りました。以前土井さんから、この森は少し前まではゴミだらけだった、という話を聞いたことがあります。それが信じられないくらい、今の森は綺麗です。土井さんをはじめとする育む会の方々の日ごろの清掃活動や森を地域に伝えていこうとする気持ちが、こうしたかけがえのない環境を地域に残していけるのだなぁ、と森を眺めながら思いました。
森のコンサートでは、ミニコンサートよりも森の奥行きを活かしたパフォーマンスになっていました。木陰からひょこっとダンサーたちが現れたり隠れたり、環境そのものが表現の一部となっていました。
しばらくすると、先程のミニコンサートを見ていた小学生が、小学校と森を隔てるフェンスによじ登り、こちらを伺っている様子が見えました。駆け寄って近くで見るよう誘ってみると、「学校から出ちゃ駄目だからいい」と言われました。察するに掃除の時間で外に出た際に、森のコンサートを目撃してしまったようなのです。10人くらいがフェンス越しにこちらを眺めており、掃除の時間が終わったはずなのに、それでも見ていました。彼ら彼女らの心は、小さくふるふるしていたに違いありません。
●パフォーマンスの後で
森のコンサートが終わった後、育む会の方たちが用意してくださったお茶とお菓子を頂きながら、見に来てくださったお客さんたちとお話しする時間があり、出演者もお客さんも互いに楽しそうに会話をしている様子がみられました。日常では話す機会のない年代やジャンルの人たちでも、このような場があれば自然と交流が生まれ、それが人を繋いだり、人に伝えたりすることに繋がるんだなぁと思いながら、私の心はまたしても「ふるっ」としたのでした。
(コミュニティアート・ふなばし インターン 田澤紘子)
出前報告! 本町通り商店街&船橋西武(9月4日)
9月4日本町通り商店街と船橋西武に、フリフリが出前をしてきました!
11:00~12:00
本町通り商店街(船橋市中央図書館前)
15:00~15:40
船橋西武前
☆参加アーティスト☆
三浦 宏之さん(スーパーバイザー)M-laboratory
坂田 明日香さん(ダンサー)
丹羽 洋子さん(ダンサー)
五木田光仁さん(ダンサー)Fly A Round
TETSUさん(ダンサー)SUPER FLY
NORA さん(ダンサー)B☆ROCK NATION
鈴木 俊祐さん(ピアノ)
坪井 洋さん(ドラム)
平野 憲さん(ベース)
●フリフリ出前③本町通り商店街&船橋西武リポート●
午後15:00からは、JR船橋駅前にある船橋西武前に場所を移してパフォーマンススタート。ふなばしテレビも取材に来てくださいました。
開始時間30分くらい前になると、音楽チームの音あわせの音に引き寄せられて、「なんだなんだ??」と頭にはてなを浮かべた人たちがぽつぽつと集まってきました。15:00になってダンサーが出てきてパフォーマンスが始まると、ぐるっと人垣ができて、後ろでフライヤーを配っていた私からは、見ている人の頭と頭の間から背伸びしてやっとダンサーがちらっと見えるくらい・・・。
小さい幼稚園生くらいの子どもが「これ見たい~」と買い物に行こうとしているお父さんを引き止めたり、中学生くらいの男の子たちが始まる30分くらい前から待っていてくれたり。買い物帰りのご夫婦、たまたま通りかかった方、ほんとうにたくさんの人が興味を持ってくださいました。わざわざ遠方から、新聞記事を読んで見に来てくださった方まで!!
フライヤーも、熱心に読んでくださる方が多く、持ってきた部数が途中で足りなくなるほどでした。
興味があって立ち止まってくださった方に私が話しかけることもフリフリのコミュニケーションの一環だと思って、私は7:3くらいでパフォーマンスを見ている人たちをパフォーマンスよりも見ていました。
駅前といういろいろな人が集まる場所で、今日のようなパフォーマンスが定期的に行えたら、船橋をRE:INVENTIONするのも夢ではないなぁと見ている人たちの「見られてちょっと得したわっ」とか「おもしろいわねぇ」とかとか思っていそうな楽しそうな横顔を見て思ったのでした。
そして、パフォーマンスの中身☆
大注目は、けんけんことベースの平野憲さんとダンサーの坂田明日香さんのフリフリ内ダンスコラボレーションでした。ベースを支えながらけんけんが坂田さんとダンス☆ジャンプ!ジャンプ!!ジャンプ!!!でした。こんなの初めてです。出前3日目にして、フリフリのブレイキングチームとコンテンポラリーチームと音楽チームも初日よりも2日目よりもさらにいい感じにゆるゆるとフリフリと混じり合っているようです。次の出前も楽しみです。
西武のショーウィンドウはすっかり落ち着いた秋の気配でしたが、今日のフリフリのパフォーマンスは『いろんな命が咲き始める春』・・・のようでした。パフォーマンス最後の方は、きらきらとフリフリと揺れる音楽とココロと身体(一緒に踊りだすお客さんもいたりして!!)・・・和やかに緩やかに夕方の船橋西武前の誰かや誰かのココロはフリフリしただろうなぁ。
(コミュニティアート・ふなばし インターン 倉田奈央子)