通勤時間がもっと長ければいいのにと思った本。 -4ページ目

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▲　モンテ・クリスト伯１～７読了後　／　アレクサンドル・デュマ

全巻読み終わりました。
４日の記事で２巻と半分のところまでが一番おもしろくて、
あとはそうでもないよ。
とか言ってました、私。
この成金小説め！　とかいってました。
堂々と。

神様デュマ様伯爵様！！！

申し訳ございませんでした！
めちゃめちゃラスト盛り上がりました！！！
感動で胸がしびれたー！
ラスト２巻は、あっという間に読み終えてしまったー！

復讐を「…これで一人」と、ひとりずつカウントしながら成し遂げていくところなんて、
鳥肌モノでした！！
復讐ターゲットが４人もいるから、単純計算で
鳥肌シーンが４回も！

めろめろです、伯爵に。
めろめろついでに勢い余って、アニメ版もブロードバンド放送されていることを知って

全話視聴してしまいました。
アニメなんてみたの１０年ぶりくらいかも？
これはこれでなかなか悪くありません。
こちらの伯爵は、見た目も耽美で素敵ですが何より、美声がとっても素敵。

ただ、伯爵ファンとしては、アニメ版はエンディングが大変悲しいので、
やはりベストは原作です。

復讐ものなのに、こんなに幸せなエンディングがまっているなんてー！

最後の数冊は名場面の連続なわけですが、特に、
復讐ターゲットの息子であるアルベールとの決闘の下りは、
絶妙の采配でした。
アルベールも男をあげたし、メルセデスの好感度もアップ。

（直前にグラフがまっさかさまに滑降してたので）

すごいな！！！　
さすが不朽の名作！！！

中盤、伯爵の長ったらしく露骨な金持ち自慢話を聞いてでも、このエンディングを迎える価値はある！

すでに、もう一回感動を味わうために、１巻から読み直したい気分だ～
週末の連休にまた読もうかな？！

栗本薫女史が、最も好きな小説にあげるだけあるよ～この小説。
長文な描写や台詞で、どんどん結論や展開を追い込んでいく文章は、

テクニックがあるからこそ、引きずり込まれます。

本当にプラトニックのロミジュリそこのけな清純派カップル（マクシミリアンとヴァランティーヌ）が出てきますが、

こんなにドラマチックで胸に迫るプラトニックってあるだろうか？

男も女もドミノ倒しのように、思いのたけをあらんばかりの言葉で畳み掛けてくるわけです。

そこまでの情熱があって、なぜプラトニックで終われるの？！

お前ら若いのに鉄の魂だな！！！

日本人にはない、嵐のようなプラトニックラブ精神に圧倒されました。

このカップルも最高に好きです。

日本版に関しては、半分くらいは翻訳者の手柄かもしれません。

久しぶりにいい翻訳に出会いました。

あまり翻訳にこだわりはないはずなのに、
やっぱり翻訳にも技術とかセンスとか文章力とかってあるのね。　としみじみ。

一気に好きになったよ、岩波文庫。

がんばれ岩波文庫！

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▲　モンテ・クリスト伯１～７　／　アレクサンドル・デュマ

モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)/アレクサンドルデュマ
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内容（「BOOK」データベースより）
無実の罪で、14年間も監獄に閉じこめられた青年ダンテス…。モンテ・クリスト伯に生まれかわり、いま華麗なる復しゅうが始まる。
(C)Amazon
長い正月休み、十分な時間がある今しかない！ と思い立って全巻再読破を実行中です。 復讐劇とサクセスストーリーの知的エンタテイメント大作の名作ですが、
私が好きなのは、岩波文庫でいうならば、２巻の途中までです。 大金持ちになって１４年ぶりに返ってきて主人公ダンテスが知るのは、 多くの知人の自分への裏切りとその果ての成功、そして、 善人で愛すべき人たちの死や絶望です。 復讐へ取りかかる前に、ダンテスは愛すべき人々へ正体を隠したまま感謝を表します。 借金により自殺へと追い込まれていた一家を、絶妙の演出で助けるのですが、
そのシーンが２巻半ば、そこまでが一番スリリングでおもしろいと思います。 （１巻は、牢屋の隣人たる司祭様に、ダンテスと一緒に魅了されてます）

ここでおわりでもいいくらいです。私的に。
ここまでは、何回読んでもあっという間に読めます。
正直、「モンテ・クリスト伯」を名乗り初めてからのダンテスは、
知的は知的だけど、ぶっちゃけ成金じゃね？
と、眉をひそめたくなる事がよくあるんですよね。
（何となく、それが作者の実生活が透けて見える感じが微妙な気分になるのかも）
お金はもっと大切に使って！！　と何度叫びそうになったことか。小庶民のさけび。
それに、どう考えても、正義のヒーローではない。 ある奴隷を王様の処刑から助けます（舌・目・首の順に斬られる刑）が、
口がきけない奴隷が欲しかったから、って、
舌が斬られるのを見計らって助けなくてもいいよね？
ひどいよ！

まあ、本人も自分でダークヒーローを語ってますので、
正義と慈善に満ちた行為をするはずもないんでしょうけど。
ある意味、徹底的な利益主義者で、現実主義者です。

やっぱり、復讐に目をぎらぎらさせてるモンテクリスト伯より、
感謝の気持ちを持ってるダンテスの方が好きだな～
常人では考えもつかないような無駄遣いをしてくれる伯爵も好きですよ。
次はどんな無駄遣いを？！　と、気になって仕方がありません。

３巻まで読み終わったので、あと半分今日中に読み終えるつもりです。
伯爵の手のひらで転がされて、すっかりめろめろになってるアルベールに、
母のようにはらはらしてます…
単純な子なんだから！気をつけてー！

ちょっと前に賞もとったというアニメも気になってます。
近所のレンタルビデオ屋においてないんですよね～悔しい！

巌窟王第1巻

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こころのおとりおき棚　2008年１月3日

ＴＢＳの　「新春超歴史ミステリー古代ローマ1000年史！！空前の巨大帝国全解明スペシャル」
に、まんまと載せられて、おとりおき棚に追加。 【寛容】の精神って凄いわ～！
天才にはなれないけど、寛容なら明日からでも出来そう。 目指すよ！
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫/塩野七生
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ちなみに、番組中たくさんの人物が紹介されたけど、一番人間的に魅力だったのは、
ローマの人間達ではなく、敵国の天才将軍、ハンニバル。

現在の軍の戦術授業でも必ず講義があるという、有名な戦術もすごいけど、なにより
３０頭以上の軍用象さん連れてのアルプス山脈超えは、びっくりしたよ。
義経の一ノ谷の戦いを超えたよ。
世界は広いわ～