通勤時間がもっと長ければいいのにと思った本。 -2ページ目

読書中→ クロスファイア(上)/宮部みゆき

クロスファイア(上) (光文社文庫)/宮部 みゆき
¥620
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読書中。

借り物なので、早くよまなきゃー!


サイキックものです。

そういえば、超能力ものを小説で読むのは久しぶりというか、初めてかも?

画像や動画などではなく、文字による超的エネルギーの行使は、こんななのか~

と感心です。

本当に自分の五感で再現・体感できそうな程、具体的でリアル。

マンガや映画でみるのとは違うモノですね。


現代日本が舞台なのですが、己の力で多数の人を殺しても、

全く後悔の念を抱かない女性が、

ある意味斬新です。

しかも、主人公。

だいたい、みんなその力故に苦悩していたりするものなのですが。


まだまだ始まったばかりですが、おもしろい!

明日の通勤電車が楽しみだな~!

▲ あんこを手作りから料理熱再燃中 / 料理本いろいろ

先週、鏡開きの時にぜんざいを実家の母親のように乾燥小豆でイチから作ってみたら、

めっちゃめちゃ美味しい!

あんこだけで何杯もイケてしまうおいしさ。スィーツだよ、これは!


手作り料理っていいわ~と再認識したのでした。


それを機会に、最近料理にこなれてきて、

あまり読まなくなっていた料理本をまた引っ張り出してきて読んでます。


いま読むと、料理初心者の頃は、

「こんなのめんどくさくて作れない~」

と思ってとばしていた料理も、

「全然簡単じゃん。 作ってみよ~」

と思います。


お、私意外と進歩してる?


と実感できるというのも、中々気持ち良いです。


今日のお昼は、

ケンタロウのおいしいごはん基本のABC/ケンタロウ
¥1,365
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より、ひよこ豆のドライカレー&ブロッコリーのマリネ

うまい!

豆がいっぱい入ってるのも、体に良さそうでいいです。

最近流行のマクロビ的な気分にぷちなれます。

やっぱり、カレーには酸っぱい系の口休めは必須だな~最後まで美味しく食べれる秘訣だよね。


そして、デザートには数日前に作っておいたリンゴのワイン煮・ヨーグルトを添えて

満足じゃ~。



以下、再読しておもしろかった本をずらっと。


ケンタロウのフライパンひとつでうれしい一週間! (講談社のお料理BOOK)/ケンタロウ
¥1,470
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一人暮らしを始めた当初、それらしい道具もほとんどなく、

しかも一口コンロの台所で、料理は作れるのか?

という問題に解答をくれた本。

こってり系が食べたいときにはこの本のメニューを作ります。

ベーコンと卵のサンドイッチは最高に美味しいです。

時々ムショーに食べたくなるおいしさ!


100文字レシピ (新潮文庫)/川津 幸子
¥620
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満員電車の中でも読める文庫型レシピ本。

オールフルカラーだから、読みにくさとも無縁です!

なんといっても100文字で一つの料理が出来てしまう、というこのコンセプトは素晴らしい。

(材料名やその分量もコミで100文字ですよ!)

しかも手抜き料理に見えるものは一つもありません。

この本のおかげで随分レパートリーが増えました。

本来家庭料理って簡単で美味しいんだよね、ということを再認識させてくれました。

忙しい私たちの為の本です。


キッチン・ルール―台所の法則/小林 カツ代

¥880
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本来は、本当に料理をしたことがない人向けの本。

カツ代さんのお母さん的口調が心地よくて、時折読みたくなります。

イラストもほのぼの可愛い。

料理家さんには珍しく、割とアバウトOK派なのも、肩の力が抜けてよいです。

この中に載っているしなびた野菜の再生方法は、超使えます。

そのお野菜、捨てる前にちょっとまった!



だれも教えなかった料理のコツ/有元 葉子

¥1,680
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カツ代さんとはある意味対極の有元葉子さんの、お料理一年生本。

でも、A5・290ページ・2段組 でぎっしりと詰まった文字量なので、

本当の一年生は多分読みません。

レシピもあまり載ってないし、この野菜はこう扱う、とかめちゃめちゃ細かいです。

どちらかというと、一通り料理は出来るようになって、もう一度細かく基礎堅めをしたいかな、

という人向きです。

料理道具のうんちくもあるのですが、

これを読んでついにグローバルのペティナイフ買っちゃいました。最高。

良い道具は人を料理に向かわせるな~

トマト缶はどれでもいいんじゃなくて、イタリア産の美味しいモノを選んで買え!

という意見には大いに賛成です。

私のベストトマト缶はカゴメのホールトマト缶。(でた、カゴメ信者!)

ちゃんと中はイタリア産のトマトだもーん。

ケチャップもメジャーなブランドの中ではカゴメが一番美味しいと思いますよ。

ナポリタン作ると最高。喫茶店で食べるあのナポリタンの味です。



高山なおみさんののんびり作るおいしい料理 (SSCムック―レタスクラブ)/高山 なおみ

¥1,575
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この本のレシピは、手はかからないけど、煮る時間がとことんかかるモノが多いです。

うちは一口電気コンロなので、ちょっと難しい。場所的にも時間的にも電気代的にも。

豚肉塊をまるごと塩豚にして食べる方法は、豪快かつ美味で、しばらくはまりました。

ココアを入れる際、一度ココアパウダーを煎って香りを高くする方法はとてもいいです。

ショウガを少し入れて、あまーくして飲むと、風邪対策になるとかで、

もの凄く寒かった昨日寝る前にやってみたら、ほんとだ、今日は調子がいいです。



うちの玄米ごはん/高山 なおみ

¥1,680
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正確には玄米ごはんにあう「おかず」の本です。が、白飯でも全然美味しいです。

玄米ごはんには去年に少しトライしてみたけど、うちのヘボ炊飯器じゃ全然美味しくなくて挫折。

やはり圧力釜を買うしかないのかしら…。

野菜や乾物を使って、こんなに美味しそうでボリュームもたっぷりなおかずが作れるんだ~

ってどれも作りたくなります。

おかゆのレシピがたくさんのってるのも、この本が好きな理由です。



クウネルの本 伝言レシピ (クウネルの本)/高橋 みどり

¥1,575
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著者となじみのある著名な料理家さんや料理評論家などが、

これぞという簡単で美味しいレシピを著者に伝言している本。

水切りヨーグルトは美味しいです。

レシピも楽しいですが、著者の台所用具や調味料が公開されているページが楽しいです。

フードスタイリストさんの台所って興味ありますよね。シンプルでとても素敵。



有元葉子のbeans cooking豆/有元 葉子

¥1,680
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お豆って美味しいですよね~

ちょっとストイックな豆本ですが、写真が綺麗で豆料理とは思えない。

いくつか作りましたが、どれも美味しい!

この本のおかげでインゲン豆が好きになりました。

レンズ豆のメニューがもっとたくさん載ってたら最高だったのにな~


時間をかけない本格ごはん、ひとりぶん/有元 葉子
¥1,029
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結構初心者当時、使い倒しました。

鍋一杯に基本となる料理を作り、それをいろんな料理に変えて、日々楽しむレシピ本です。

一人暮らしだと、材料が余って困る、というのが最も大きな課題なわけですが、

缶詰や野菜は、一度こうやって料理にしてしまえば、わりと美味しいままで保存が効くんですね。

とても合理的です。

▲ 虚空を風が吹く / 杉本 苑子

杉本 苑子
虚空を風が吹く


実在の江戸時代頃の歌舞伎役者を主人公にした短編集です。

これってマジっすか、杉本先生!

といった話も目白押しで、どきどきします。


それにしても、みんな血の気が多い!!

江戸時代って泰平の世って歴史の授業で習いましたが、違ったの?


男はちょっとけんかすると簡単に斬ったはったやりはじめるし

女も何かと、後生ですから、と川に身投げしたがります。


ちょっとした吉本新喜劇みたいです。

何回つっこめばこいつら満足するんだ? とつっこみの気持ちです。


ちょっと恥をかかされた、となるとすぐ懐刀でぶすりとしてしまうところに、

ああ、江戸時代って戦国時代の後なんだよね、と実感を覚えました。

命がいくつあっても足らないわ~




▲ ブレイブ・ストーリー(下巻) / 宮部みゆき

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)/宮部 みゆき
¥740
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内容(「BOOK」データベースより)
天空を翔るファイアドラゴン、ジョゾの背に乗って北の帝国に向かうワタルたち。目指すは皇都ソレブリアにそびえる運命の塔。が、うちつづく闘いに傷つき、命を失う仲間もあらわれ…。ミツルとの死闘を制し、ワタルは女神と出会うことができるのか?現世の幸福と幻界の未来。最後に選ぶべきワタルのほんとうの願いとは―。運命に挑んだ少年の壮大なる旅を描いて、勇気と感動の涙をもたらす記念碑的超大作、ついに完結!(C)Amazon



読了。



圧巻。

その一言に尽きます。


前半、好きだと思えるキャラクターがたくさんでてきて、

生き生きと動いている様子に読者の私もはしゃいでしまったのですが、

中盤以降の容赦のない展開に、息をのみました。


美鶴は、ただ自分の憎しみと望みだけを優先し、ほかの全てを殺戮してでも無視を貫き通し、

それによりその望みは絶たれてしまいます。

ワタルは逆に、憎しみを受け入れ、己個人の望みよりももっと優先しなければならない事があると気が付くと、

そちらを優先する決断をしました。


著者が伝えたいのはこれだったのかな、と思います。


現実を直視しろ。 そして、その状況を変えるには自分が変わるしかない。


それに気づくか気づかないかの違いが、美鶴とワタルの違いでした。

けれど、たったそれだけのことが生死の分かれ目でもあったのです。


それって、多くの人が社会人になってから思い知る事なんだと思うけど、

社会人になっても、いつまでも周りや環境に文句ばかり言って、

自分は何もしようとしない、変わろうとしない人もたくさんいます。

自覚がないネガティブは、何の得も好転も生みません。

むしろ、悪い方向にしかいかない。


あんなに頭がよく、才能に溢れた美鶴が、そんな穴に陥ってしまうなんて思いもしませんでした。

なんでも一人でこなせてしまったが故の落とし穴でした。

希望を叶えてくれる女神に出会うまであと少し、というところまでたどり着いた時の美鶴は、

ただの殺戮者に変貌していた。

いとも簡単に、その辺りにいる人間を、子どもだろうとその親だろうと無差別に殺してしまう。

自分が父に殺された妹を生き返らせてやりたい、という想いでこの世界に来ているのに、

その父と同じ行為を、他の人間達に犯してしまう。

この時に、美鶴は運命を変える資格を失っていたのかもしれません。


現実世界に戻ってきたワタルは、元のワタルよりずっと成長しています。

そのワタルは、的確な判断力で自殺未遂をおかしていた母親を助けることに成功するのです。

女神の力を借りなくとも、大切な人の命を助けることが出来た、運命を変えることができたのです。


ブレイブストーリー。

勇気の物語。


こう書くといかにも子ども向けのような気がしますが、

いつもの自分を変えるって、大人でも勇気がいりますよね。

小さな勇気を毎日振り絞って生きよう、そんな気持ちになりました。


図書館で借りていましたが、購入決定です。



私はこの本おもしろかったんですが、

ファンタジーが好きな人にはイマイチウケが好くないみたいですよね。


本当のファンタジーってどんなの?!

【広辞苑 第六版】を(ちょこっと)読んでみました

広辞苑 第六版 (普通版)/新村 出
¥7,875
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掲載語で色々と報道されていた広辞苑最新版、

ちょこっと引いてみました。


イケメン →

いけ面 … (「いけている」の略「いけ」と顔を表す「面」とをあわせた俗語か。多く片仮名で書く)

        若い男性の顔かたちがすぐれていること。また、そのような男性


チョイ悪 → 掲載なし

ジャニーズ → 掲載なし


イケメンはアリで、チョイ悪は何故無しだった?

どっちも同じくらいマスコミを騒がせた筈だけどな~


それにしても表現がかたい。

いけ面って。

多く片仮名で書くって説明にあるけど、いやいや先生。

オンリーカタカナですよ? 多分。


いけ面なんて雅な表記をしている雑誌や小説、見たことがございません。

恐らく、言葉の説明がしやすいように

カタカナではなく平仮名+漢字にしたんだろうとは思いますが。

それってどう? ありですか?


広辞苑編纂委員会のメンバーの中で、

漢字 → 硬派

ひらがな → ギリ硬派にいれてもいい

カタカナ → 軟派

みたいな差別的意識でもあるのかしら、とか勘ぐりたくなります。

文字の歴史としては、漢字は男文字で平仮名は女文字とかいう流れもあることですし。


それにしても、表記が違うだけでこんなにニュアンスが違ってくるなんて、

本当に日本語って繊細なんですね。


若者発信の言葉に関しては、若干オモシロな空気がありますが、

昔からある言葉に関しては、よくできています。

おかしな例文もついていない(というか例文がついているものが少ない)し、

説明も意外と堅苦しくなく簡潔明瞭、無難なかんじです。

これが広辞苑がキングオブ国語辞典である所以?


しかし、電子辞書全盛の現代にこの重さはある意味凄いです

スケールが我が家にはないので、はかれないのが残念なのですが、

持ち上げるのさえ困難です。

余りに重くて、調べるときに本棚から出すのがおっくうなくらいです。

大地震でこれが本棚からおちてきた、間違いなく致命傷の予感がします。


ぜひ、10年後紙媒体でもう一度発行されることがあれば、

分冊を念頭にいれていただきたいです。

それか、時代に合わせて掲載後の単語の削除とか。

(広辞苑は、一度掲載するとよほどの理由がないかぎりその単語は削除されないという噂)

若干百科事典的な項目がちらほら見受けられるのですが。


たとえば動物の名前とか。

「カピバラ」 とか、広辞苑で調べる人いるのかしら。

カピバラが大好きな私としては嬉しかったけど。

インターネットが発達している現代だし、その辺りはネットに任せちゃっていいんじゃないかな~

正直ネットで検索して画像で見た方が、文字で説明されるよりよほどわかりやすいし。


でも、ウサギの説明は中々ピンポイントついてましたよ。

「繁殖能力はすこぶる高い」

ずばりな上、ちょっと格調高い(笑) 

気に入りました。


そんなこんなで小一時間は広辞苑を引いて楽しめました。

やっぱり日本語っていいですね~