激闘となったグランプリを制し
賞金1億4千万円を獲得
2025年の競輪界の頂点に立ったのは、
南関の大将・郡司浩平。

今回は参加選手全員に、自身の
グランプリに臨むテーマを
漢字で書いてもらったそうで
郡司の選んだ漢字は「無」
レース後のコメントは

「テーマ通り、『無』で走れました。
ゴールを駆け抜けてからやっと
グランプリを実感できたと言うくらい
集中できていました。
込み上げるものがあったし
1人ではなかったことを感じました。
1年間、昨年のグランプリから
悔しい思いなどいろいろ思うことが
ありました。
より多く1着を獲ることを目指した中で
最後に集大成が見せられて
よかったと思います。」
「1年間大きなレースで
結果が出せなかったのですが
最後に1番車をもらえ、
かなり有利なレース展開にも
なったので、これで勝てないと
格好がつかなかったですが、
勝ち切れたので、来年は自信を持って
1番車として強みを活かし、
南関東勢としてGⅠ戦線で
皆で活躍できるようにしたいです。」

昨年のグランプリは、自らが
死に駆けしてタイトルを獲らせて
前を任せた●井が謎のヤラずで失速
自身で捲ろうとしたところに
味方のはずの北●から頭突きされ
失速するという悔しすぎるレース
それから1年間、ビッグレースでは
思うような成績を残すことができずに
記念でコツコツ積み上げてきた勝利で
賞金を重ねて出場権を得た郡司
記念優勝回数6回はトップで
勝利数42はS級の全選手中2位
グランプリ出走選手の中では1位
積み上げてきた勝利と自信で
地元の舞台でリベンジ達成
来年1年間は、1番車が確定
グランプリユニフォームの郡司に
さらなる飛躍を期待しましょう。

スタンドからは大きな声援が飛んで
地元の、そして神奈川県からは初の
グランプリウィナーを祝福

おめでとう!郡司!
そして…ありがとう、郡司。
郡司の父・元選手の盛夫さんも
おめでとうございます。

★★★★★★★★★★★★
いつものサテライトに集まった
いつもの輪友の皆様
当ブログ・特別専門解説員
灰人さん

ヤオちゃん

サテライトで顔を合わせた
筆者を含め4人全員の意見が
「優勝するのは郡司」
「ワッキーは眞杉にヤラれる。」
で…4人の意見が一致するのは
けっこう珍しいこと
ただ、軸は郡司でも、買い方や
2〜3着のヒモのチョイス
押さえ車券についてはいろいろと
意見が別れておりましたが…
レースのポイントは
わりと多くて
・Sを取りに行かない関東両者
・郡司の後ろに決め打ちの阿部拓
・強引に斬ろうとしてから
ワッキーに競り込んだ眞杉
・古性の押圧に耐える吉田拓
・ホームで仕掛けた嘉永
・寺崎、最後の力を振り絞るブロック
・3角で寺崎の内に差した古性と眞杉
初手で眞杉が前を取る作戦も
あるのかと思っていましたが
関東両者は前を追わずに
9番車の古性が前を取って
近畿/郡司/阿部拓/関東/嘉永
で初手の隊列が完成

赤板で眞杉が上昇して
前団を斬る勢いで踏み上げるも
寺崎もダッシュして抵抗して打鐘
眞杉は脇本の位置に降りて押し込み
内に詰まった形の脇本は抵抗できず

この時、眞杉の後ろの吉田拓は
内の古性に何度か当たられながら
必死のディフェンスで耐えて並走
後方で郡司ー阿部拓ー嘉永の単騎勢が
脚を溜めて迎えた最終ホームの手前で


最後尾にいた嘉永が踏み込んで
単騎でカマシ捲りを仕掛け
前を一気に飲み込む勢いも…

寺崎が最後の力を振り絞って外に牽制
嘉永の行き足が鈍ったところを
追走していた郡司ー阿部拓が捲り

この時に牽制した寺崎の後輪の内側に
眞杉が前輪を差し込んでしまい、
さら後ろの古性は眞杉の内を差して
古性はインを抜け出そうとするも
寺崎が外帯線の内側まで締めたので
「抜いたら失格」の状態になり…
眞杉と古性はここでジエンド
吉田拓は嘉永に切り替えようとするも
古性との競りで脚を使っていたのか
瞬時には行けずに、郡司ー阿部拓の
後ろに入り、南も切り替えて追走

そのまま郡司が押し切り
阿部拓ー吉田拓が追走の2・3着
灰人さん

「郡司の勝因は、他の選手の動きが
全て郡司にプラスに働いたことだな。
近畿に関東が切り込んで隊列が
短くなったし、ホームで自力で
仕掛けるにはまだ早いか…って
ところで嘉永が先に仕掛けてくれて
いい目標になってくれたし
寺崎が嘉永を牽制した内に入った
眞杉と古性は、寺崎が締めたから
抜いたら失格のイン詰まりだし
メンバー中で一番、脚がない格下の
阿部拓が初手からマークしたんで
抜かれたりシャクられたりする
心配がなく、捲りを仕掛けられたな。」
筆者

「寺崎は最初っから死に駆け覚悟で
ワッキーは競られるのが解っても
特に対策はしなかったんだろうな。」

「う〜ん、寺崎も歳はワッキーや
古性とそんなに変わらないし
今年はさんざんお務めしてきたし
グランプリをもう獲ったことのある
古性とワッキーに遠慮せずに
赤板で眞杉が斬ってきた時に、
スッと引いて関東の2車を出したら
郡司も嘉永も追い上げるか迷って
すんなり3番手が取れただろうから
捲って優勝できたのになぁ…。」

「まあ…そりゃそうだけど
近畿ってやっぱりそんな地区だし
自分だけってのは許されないよな。」

「たぶん、脚が一番仕上がっていたのは
ヨシタクで、古性に何度も当たられて
外並走しながら耐えて、郡司の捲りに
対応して切り替えて、サラ脚だった
南との踏み合いに勝っての3着だから
よく頑張ったと思うぜ。」

「確かに、古性にけっこう厳しく
ブロックされたんだけど耐えたし
直線もかなり踏んでたんで
脚のデキは良かったんだろうな。
嘉永の捲りに飛びついてれば
アタマ勝負まであっただろうけど
古性に削られたか、前の眞杉が
どう動くか見ちゃったんだろうな。」

「俺は郡司からも買ったけど
眞杉が強盗に入らずに駆けた場合の
ヨシタクと、自分だけ捲りの寺崎の
アタマも買ってたんだよな。
レースを見たらその二人のデキが
良かっただけに、寺崎が捲りに構えて
欲しかったなぁ…。」

「そ…そうでしたか。
寺崎のアタマなんて買ったのね。
全部10万車券でしょ。」

「いや、寺崎ー脇本ー古性だけ
3連単92000円だったかな。
眞杉が斬りに行った時に
『寺崎、引け、引けッ!』って
願ったけど、引かなかったわ。」

「そうでしたか…
阿部拓は単騎宣言したけど
競輪祭で世話になったヨシタクに
遠慮して『郡司に付けます』って
コメントは出さなかったけど
初手からマークの作戦だったのね。」

「う〜ん…俺は、阿部拓はどうみても
他の8人に比べたら脚が遥かに落ちるし
どこに行っていいか解らなくて
ウロウロして脚を使って終了、
と思ったけど…決め打ちかよ。」

「初のグランプリで、あの決め打ちは
さすが嗅覚だけで生きてる男だな。」

「今年の特別競輪を振り返ってみると
嘉永の勝った前橋寛仁親王牌と、
阿部拓の勝った小倉競輪祭は
ワッキー、寺崎、カイヤ、郡司や
深谷あたりのタイトル級の自力の
選手が勝ち上がっていなかったから
決勝の自力選手のレベルが低くて、
そこで上がってきた嘉永と阿部拓は
9人の中じゃあはっきり力が劣ると
思って、ヒモでも買わなかったけど
二人とも持ち味を出して…阿部拓は
嗅覚を活かしての決め打ち成功だし
嘉永も出し惜しみせずに、単騎でも
ホームで仕掛けたのは立派だったな。」

「せやな…でも、嘉永も阿部拓も
ヒモで買わなかったってことは…。」

「郡司から買ったけど外したよ、
言わせるんじゃねぇッ!」

「そ…そうでしたか。」
郡司は灰人さんの解説通り
寺崎と嘉永が出し惜しみ無い
仕掛けをして、眞杉と古性が
インに詰まる僥倖があって
展開が向いて…の優勝でしたが
これまでの出場では、何もできず
終わっていた印象が強かったGPで
積み上げてきた実績と自信を胸に
「無」の境地で戦えたことが
勝利を呼び込んだのかもしれません。

これからは南関の大将だけじゃ無くて
競輪界のトップとして1年間1番車で
走ることになるんですが、郡司なら
立派に務めてくれるでしょう。

スマイルコウタ
「ご機嫌ですね」
グンジー
「ええ、まあ…」

スマイルコウタ
「神山さんと僕が作った
『グランプリに10回以上出て
優勝できなかった選手の会』
に次に入会するのは、郡司クンだと
二人で話していたんですが…」
グンジー
「…………。」
<茶番終了>
さて、車券の結果は…
ブログ予想通り、的中しました。

多数のおめコメ、感謝コメを頂き
ありがとうございます。
負け戦でもまずまずの結果で
7Rで市田の息子が単騎先行で
武田亮に食われてのマンシューと
9Rで兼本が吉田弟と髭原人・中西の
叩き合い捲ってのマンシューを
まとめて獲ってライフ充実
ただ…残念なことに
ブログ予想分を1枚ずつ買ったあとに
2着に阿部拓と古性にした車券を
さらに1枚追加して…
押さえの眞杉=古性流しを勝って
その後に厚めに追加したのは古性絡み
郡司=古性ー南・阿部拓・吉田・眞杉
郡司ー阿部拓・眞杉ー古性
あたりで…各5枚ずつ追加した
上記の組み合わせで来ていたら
10万超えの大勝ちだったんですが
的中したのは2枚だけで
厚張りしたところは当たらず終了
まあ…それでも
前の2日間、全敗だった分も捲って
GPシリーズ全体でも勝ちまして
さらにウィンチケットから
10000円の的中を3回の
キャンペーンクリアでの

ボーナスポイントが1万7千円
追加されまして…


まあ、来年に向けてのライフも充実
良い年越しになりました。
メンバー4人中、灰人さんを除く
3人が的中したんですが
ヤオちゃんは2車単を10枚
カイジくんは3連単を1枚だった
そうで…負け戦を含めても全員が
10万円超えの大勝ち、とはいかず
今年も忘年会はワリカンの支払い
忘年会では、今年のMVPについて
検討しましたが…意外に決め手がなく
難航しまして、

「心に残ったレースをした選手って
今年はあんまり、コレってのが
無いんだよなぁ…ガールズなら
サトミナなんだろうけど…」

「個人的には、競輪祭で寺崎の捲りを
スーパーブロックで止めて
寛仁親王牌でも決勝に進んだ
オグリューさんだな。」
灰人さんからは、今年一番の
心に残った選手の発表があって
それは次の更新で表彰しますが
酷かった選手として

「ヤンググランプリで3車ラインの
先頭で、先輩二人を連れて
何度も自力で仕掛けるチャンスが
あったのに、後ろをゴミにして
自分だけ着拾いした森田一郎クンは
ありゃ…酷かったな。
俺の愛する森田優弥と同じ
『埼玉の森田』だから、目に炎を
浮かべての、気合いの死に駆けを
すると思ったのに。」
また、来年の現地観戦についても
いろいろと話がありましたが
2月の熊本全日本選抜については

「う〜ん…去年の熊本記念に行った時
スタンドは席数がすごく少なくて
有料の特観席に入らないと見るのが
けっこう苦痛だったし、
特観席に入るのには朝8時から
並ばないといけなかったし…
とりあえず行くとは思うけど
準決か決勝の日帰りかなぁ…。」

「観客席も少ないし、2月で寒いから
狭い建物の中もめちゃくちゃ混むし
車券売り場も少ないし、前でジジイが
マークシートの書き間違いをしたら
イライラしながら待たなきゃいけない、
ってのが苦痛なんだよなぁ…
とりあえずカイジくんの地元だから
ウマい飯とあったかい風呂は
実家に頼んで用意しとけよ。」

「マジで……?」
3月にも防府でウィナーズカップが
ありますが、

「レースを見るだけなら
防府は333バンクで展開が
コロコロ変わって面白いんで
オススメだけどなぁ…
改装されてから行った感じだと
ホームに無料の座席はないし
大人数が詰めかけてきたら
けっこう苦痛かもなぁ…
もう、どこの競輪場も現場より
ネットで買う人が多いから
座席には金をかけてないんだよな。」

「俺達はキャパが広くて場内が
わりと快適な小倉ドームでの
競輪祭を毎年現地観戦してるから、
そこを基準にすると田舎の場で
座席がなくて車券が買いづらくて…
みたいなマイナスがあると
ちょっとキツイなぁ…。」

「ただなぁ…防府の記念に
行った時の『清水裕友劇場』は
ちょっと凄い空間だったよ。
そのへんにいる婆さんや爺さんが
運動会に出る孫を応援するみたいに
『ヒロト〜ッ、頑張れ〜ッ!!』
って、全力で声を張り上げて
清水に声援を送ってるから、
なんか清水以外を応援しちゃ
いけない、みたいな雰囲気。
あれは一見の価値あり、だな。」
4月の武雄記念は決勝が平日で
ちょっと行くのが難しそうなんで
5月の全プロに行くか…って検討中
11月の競輪祭に行くのはもちろん
熊本と防府は結論を見送り…
みたいな感じで、忘年会は終了
さて…もう少しで年明けですが
今年も多くの皆様にお越しいただき
いいねやコメントを頂き
ありがとうございました。

良いお年を…
来年1回目の更新は、恒例の
「穴屋の競輪大賞」発表の
予定です。
今年一年、お疲れ様でした。
また来年、当ブログにお越し下さい。




