第67回小倉競輪祭は
3レース中2レースが落車発生の
事故レースとなってしまった
準決勝を終えて、優勝戦に進出する
9選手が決定

そして年末の平塚グランプリへの
進出を賭けた条件については
すでにタイトルを獲得した
脇本・吉田拓・寺崎・嘉永
獲得賞金で確定した
古性・眞杉・郡司
7名が、決勝戦同着優勝とか
悪質失格による斡旋停止等の
特別な条件がない限り確定
決勝進出者ではすでに権利を
持っている吉田拓・古性以外の
7名の選手の条件は…
荒井・山田英・阿部拓・山田久・渡部
5名は自力で獲るしか無いようで、

賞金ランク10位の松本貴は
自身で獲るか吉田拓・古性の両者の
どちらかが優勝して、決勝の賞金で
ランク9位の深谷を抜けば確定
何着以上…みたいな条件がまだ不明
なんですが、おそらく深谷の賞金を
中間着以上くらいで上回るはず
吉田拓・古性以外が優勝しても
2着なら、南の賞金を上回る可能性が
自身が2着なら、最終日の
深谷・松本貴の賞金を上回る可能性が
あるらしく、優勝以外にも多少チャンス
権利を持っていない7名+南・深谷の
9名にチャンスがあるわけですが
分岐が多過ぎて全部のケースは
割愛いたしますが
南はほぼ確定と言ってよく、他では
少しだけ松本貴が条件有利なんですが
決勝に進出したメンバーを並びを見ると
「そういうこと」案件は無さそうで
自分で獲るしかない、と思っている
そんな感じの皆様のコメント
もちろん吉田拓、古性の二人も
獲ってグランプリに向かいたいと
思っているはず
二次予選で落車しながらも
必死に走り続ける深谷を含め
8名によるサバイバル
果たして決勝で、誰が最後の
ひとつの席を勝ち取ることが
できるんでしょうか。
その一方で、準決勝で敗退した
新山・犬伏・松浦はSSから陥落
犬伏と松浦は繰り上がりのSSでしたが
松浦は残念な負傷欠場が続き
犬伏は「S班の責任」という言葉を
繰り返し使っていたが、重圧に耐えて
来年の権利を勝ち取ることができず
不本意な一年だったでしょう。

新山は…今年も1年間、先行を貫いて
北日本ラインを引っ張り続けた姿勢は
たいへん立派だったと思いますが
ビッグレースでの「あと一歩」が
足りなかったのが残念
すでに陥落していた清水・岩本を含め
捲土重来を待ちましょう。
★★★★★★★★★★★★★★
準決勝振り返り
当ブログ専属解説員(報酬アリ)
灰人さんとの検討と解説で送ります。
10R、レース前
筆者
「犬伏の反省先行があるのかね?」

灰人さん
「ああ、今回は犬伏を認めない俺でも
駆けると思うし、松本貴が軸。」

「犬伏が駆けると、新山との叩き合いが
避けられないってことになるけど…」

「今回の調子を見ると、犬伏のほうが
イマイチな新山に比べると遥かに上。
ラインの援護でなんとか勝ち上がって
きた新山に対し、今回は自信を持って
先行している犬伏の方が強いし
優秀競走で、厳しい相手にも駆ける
リハーサルまで済ましてる。
松本貴のガードはしっかりしてるし
駆けてしまえば単騎の佐々木龍と
南ー村上博の、ヨコがキツくて
面倒な3人が切り替えてくれるから、
犬伏ー松本貴の後ろに3人付いて
5車ラインで先行することになる。
新山にしても北津留にしても
ヨコがまったくできないんで
犬伏が先行すれば『面倒くさい3人』
が敵になるんで、被されて詰まるか
6番手以降になって下げさせられて
捲っても届かない。」

「なるほど…じゃあ、四国ワンツー?」

「う〜ん、そこはちょっと難しくて
直線になったら、南も佐々木龍も
内外のコースを突いて追い込みを
かけて来るだろうし、松本貴も
犬伏を残したい気持ちはあるけど
仕事してシャクられたりしたら
自分が残れない危険もある。
新山とは必ず一度は踏み合うから
犬伏が削られた度合いによって
もう残せない、と判断したら
グッバイ犬伏でタテに踏むと思う。
だから松本貴の軸だけど、相手は
『面倒くさい3人』が中心で
ワンツーには難しいだろうね。』

「新山と北津留は不要?」

「優秀競走で、松井にも眞杉にも
捲られなかった犬伏を
叩き合いで負けたあとの新山や
位置が取れずに最後方の北津留が
けっこうなデンジャーゾーンの
『面倒くさい3人』を乗り越えて
捲れるとは思わないんだよな。」

「なるほど…」
レースは山田英がS取りして
九州ー四国ー近畿ー東北ー佐々木龍の
初手から、新山が赤板で北津留を
斬りに行き、そこに南が追走しようと
したときに…3番手にいた佐々木龍と
接触して、佐々木龍と村上博が落車

犬伏は、ひと呼吸おいてから
打鐘前の2角から踏み込んでカマシ
一気に新山を乗り越えて先行
南はなんとか松本貴の後ろに切替え
バックで北津留が凄い勢いで捲って
場内が一気に沸くも…松本貴が
ビチッとブロックして止めて
その後ろから突っ込んでくる山田英


直線勝負で、わずかに山田英が
松本貴を交わして1着、3着には
新山を捨てて追い込んできた
ユキノリが入線。

「う〜ん…
佐々木龍と村上博の落車で
『面倒くさい3人』がトリオ解散
南ひとりになってしまったか…。
山田英もユキノリも、位置が遠くて
3着が精一杯だと思ってたけど
2人分短くなってしまって、南も
追い上げるのに脚を使った分
直線で伸びないとは…。」

「松本貴は、これが決勝なら
犬伏を残さずにアタマを取りに
もっと早く踏んだだろうけど
犬伏を残せそうだったから
ギリギリまで待ってた分、
山田英に差された感じだったな。」

「う〜ん…確かに。
ところでお前、一番嫌いな選手って
ずっとディスり続けてた山田英明に
声援を送ってなかったか?」

「ん…何のことかな?」
11R

「ここはカイヤの先行?」

「いや…
ここは俺が一番嫌いな選手が
先行して、二番目に嫌いな選手が
番手から抜け出してアタマの車券。」

「ええと…一番嫌いなのが郡司は
あなたとは長い付き合いだから
解るけど、二番目は松井ってこと?」
「ああ、松井が番手差し、あるいは
番手捲りで軸。」

「カイヤが先行しないってこと?」

「俺が見たところ、カイヤはダッシュは
あるけど今回は粘りがないし、
ここは自分の逃げイチくらいに
思ってるだろうから、油断がある。
おそらくカイヤが行こうとするところ
位置が欲しいケンヤや嘉永は赤板で
イン斬り合戦してペースを上げて
3番手に入ろうと思って踏み上げる。
カイヤは出切るけど、打鐘で緩めるから
そこをすかさず郡司が叩けば、一気に
出切れるし、3番手には、おそらく
単騎の阿部拓が追走してきてくれる。」

「阿部拓は3番手決め打ち?」

「ああ、今回の阿部拓は脚はないけど
嗅覚は良いと思ってるから、
松浦がブッチンするかもしれない
カイヤのラインや、捲りしかない
ケンヤや嘉永の後ろより、確定板に
上がれそうなのは松井の後ろ、って
決め打ちすると思うんだよな。
だから松井のアタマで、脚はないから
差される心配もない阿部拓の2・3着。」

「郡司の残りは考えない?」

「カイヤの番手にズッポするとか
特別な条件があれば残るかも…だけど
松井にチョイ差しや仕事してガード、
みたいな技術は無いし、ここまで
郡司は松井には世話になってるし
小田原記念でリハーサルもしたし
この並びにしたのは、下手にヨコをして
失格したらGPに行けなくなる郡司が
強敵相手に松井を決勝に送るための
『そういうこと』案件だと思うぜ。」

「なるほど…これは完璧に同意するわ。」
レースではほぼ、灰人さんの読み通り
前受けのケンヤと中団にいた嘉永が
カイヤの上昇を牽制しながら小競り合い
そこを一気にカイヤがダッシュで先行
3番手に嘉永が入って、ペースが緩んだ
打鐘ですかさずダッシュしてカイヤを叩く
郡司ー松井に、3番手を追走する阿部拓
カイヤは叩かれて4番手に下げて
追い上げた嘉永に外併走され苦戦
3角で嘉永が踏み込むと、合わせて
松井が番手捲り…で、そのまま追走の
阿部拓を引き連れて、松井の快勝

3着は嘉永・三谷将・荒井での直線の
踏み合いを制した荒井が入線

「いやぁ…完璧な読み
言った通りの展開だったな。」

「・・・・・・・・・・・。」

「ん?獲ったんだろ?」

「3着に、三番目に嫌いな選手を
入れてなかったわ……。」

「え…荒井が抜けたの?」

「三谷将・嘉永・カイヤは
3着に持ってたのに…三谷将が
カイヤと嘉永の間じゃなくて、
嘉永と荒井の間のコースを踏めば
荒井が膨れて当たってたのに…。」

「そ…そうでしたか。」
12R
灰人さんは意気消沈してしまい
解説不能になった最終レース
初手は取鳥が前受けして
瀬戸内ー近畿ー関東ー東北ー山田庸
赤板で中野慎が前を切ると、古性は
3番手に切り替えて…取鳥は最後方に
交代して、先頭に立った中野慎が
流すところを眞杉が踏み上げるも



油断なく古性がブロック、そして
山田久がキツイ一発を食らわして
眞杉は後退、庸平は内を突くも
山田久に締められて踏み込めず

バックで捲った取鳥は全く進まず
オグリューは切り替えて近畿後位へ
3番手から古性が捲り…ブロックに
行こうとした成田と庸平がハウスして
庸平が落車、巻き込まれたオグリューも
落車して…

捲りきった古性ー山田久がワンツー
3着は立て直して追い込んできた
眞杉の後ろから伸びた吉田拓。
眞杉の踏むタイミングが失敗で
中野慎が流し過ぎたんで、行くのは
やむなし…でしたが、古性と山田久の
デンジャーゾーンで捕まってしまい
それでも最後は立て直して迫ったので
強かったのは眞杉なんですが…
これは古性の作戦勝ち
決勝に進めば兄弟連携だった
庸平の落車は残念でしたし、
二次予選で気迫のブロックを見せた
オグリューの落車も不運でしたが
「落車してからが競輪」の名言を
残しているビッグボス・オグリュー
最終日も出走するんですね。
車券の結果は…
4日目はヌケ地獄で苦しみまして
心が折れそうな時間もありましたが
その苦しみから解放してくれたのは…
ヒデアキ!
場内の勝利者インタビューでも
感謝の声を伝えました。
そして…君もありがとう、
金髪チョビ髭。


厚めには買えませんでしたが
準決の10・11Rを連続して的中
負け戦の1・2レースは場内の抽選会に
並んでいてケンしましたが
3Rから9レースまではネット投票で
購入していて…こんな感じで的中
ウィンチケットのキャンペーンを
軽くクリアして、準決勝は早めに
紙の車券で購入してまして…

いやぁ…競輪って楽しいですね。
(タマタマの的中でドヤる養分)
ベッカム似さんの35万に比べたら
ぜんぜん大したことはないですが
それでも、皆様からのおめコメや
感謝コメ、ありがとうございます。
最後は楽しく終われた現地観戦
交通費や宿泊費を差し引いても
大幅プラスで終わることができました。
灰人さんとカイジくんには御祝儀で
千円を渡して解散
帰宅して風呂に入って、
ビール一杯飲んで、現地観戦は終了
ええ、もちろん、美味いビールでした。

場内は大熱狂で、1万6千人の観客
めちゃめちゃ盛り上がってましたが
準決で落車レースが2つあったのは残念
そして…場内の車券売り場の窓口が
臨時のバイトだと思われる係員の
手際が悪すぎてイライラして
ネットで買い足そうとしても、
場内でみんなして投票してるので
Wi-Fiがなかなかつながらなくて
締め切り直前の買い足しに失敗
特に後半は酷かったのも残念。
それでも…まあ、楽しかったです。
★★★★★★★★★★★★★★★★
さて…決勝予想
連携の実績とラインの絆の両方が
ありそうなのは古性ー山田久のみ
いちおう、ヨシタクと阿部拓は同期で
同班だったらしいんで、仲は良いとは
思いますが…たぶん初連携
松本貴ー荒井、松井ーユキノリは
何度か連携はありますが、
そんな深い仲ではなさそう
山田英も、荒井の3番手を固めずに
単騎ですか…今回のデキでは、
まあそれも当然でしょう。

いやぁ…参りましたね。
この決勝は準決よりも遥かに
誰が駆けるかの難易度が高い。
デキが超抜で、序盤の走りから
優勝候補だと思っていた松本貴には
いちばん仕事せずに容赦なく追込み
行けなきゃすぐに切り替えてしまう
非情の暴君・荒井が付けてしまい

同じくデキが良いと思う山田英は
自力型が出渋りそうな細切れ戦で
単騎でどこに付いたらいいか
難しい

そして筆者が推し続けてるユキノリは
「レース後に郡司さんに
「獲れよ」と言われた。
郡司さんのためにも、
仲間のためにも優勝したい。」
おそらく一番長い距離を踏める
自力型で、でも一番出渋りそうな
松井の番手ですか…
初手も、古性が前受けするか
荒井が行って松本貴か…で
たぶん枠負けのヨシタクが後ろ攻め
92/14/7/38/56
あたりなんでしょうけど、
力関係を抜きにして全員が自分で
獲りたい競走をすると思いますんで
早めからの仕掛けはなく、
レースが始まるのが遅くなりそうで
ペースもなかなか上がらない
位置取りがキツイ古性も
調子がやや上向きとはいえ
自力で圧倒はできない程度の脚
う〜ん…
「迷ったら古性を買っとけ」
という、格言もありますが
やはり、今回のレースぶりを見て
優勝にふさわしい選手は、この人

当ブログの車券の軸は
無表情な男・松本貴治です。
相手は番手の荒井に、展開によって
荒井を始末するかもしれない古性
松井が不発でも突っ込むユキノリ
単騎でも脚はある山田英
3連単 9=1278ー12478
あとは…優勝して欲しい、
ただただ、願望車券でユキノリ
相手は松井、古性、松本貴
3連単 8=139ー13479
点数多くてスイマセン。
オッズも見ていないですが
トリガミがあったら厚めに
購入しますが…たぶん古性が
人気してるんじゃないですかね。
さて…例年、競輪祭の最終日は
スーパー銭湯やサウナに行って
ゆっくりと体の疲れを取って
現地観戦の熱狂から離れて心を沈めて
決勝と一部の負け戦だけ買って
決勝はリアルタイムに観戦して
軽く飲みながら、優勝者、そして
GP最後の出場者が決まるのを見届け
明日からの仕事に復帰するための
準備をする日、と決めています。
さて…皆様、長かったお祭りの
フィナーレを見届けましょう。
ご健闘をお祈りします。
















