更新とコメ返しが遅れて
たいへん申し訳ございません。
全プロ競技会の結果も確認
しておきたかったので…
雨の中の青森全プロ記念・SPR賞を
制したのはGP王者・古性優作。
前を任せた脇本が眞杉に絡まれ
バックでは勝負圏外か…という所から
イン突きで直線伸びて一気に抜け出し
これでSPR賞3回目の優勝。
今回は自身でも選手生活で初めてという
10日間の休みをとってからの参戦で
自転車も新車を使って臨んだそうで
「帰ってから岸和田(高松宮記念杯競輪)
に向けてガンガンやる感じですかね。」
「今回ぶっつけ本番で乗った
新しい自転車の感覚は、
最近の中ではいい方だと思うので、
練習で煮詰めていき、岸和田で
投入しようかなと思います。」
だそうで…次走の地元・岸和田での
高松宮杯に向けての調整に
いい感触を掴んでいるようですね。
現状は賞金ランク2位で、順当に行けば
平塚グランプリの出場権は確実…というか
すでに当確だと思いますが、
やはり地元の高松宮杯は譲れないところ
タイトルを獲ってのGP出場を果たして
欲しいですね。
おめでとう!古性!
レースのポイントは
・前受けの近畿、後ろ攻めの関東
・寺崎のツッパリ、眞杉のウリウリ
・古性にビビって下げる吉田拓
・後ろが他地区でも仕掛ける清水
・ギリギリまでワッキーに任せて
インに切り込んだ古性
まず…初手の位置は枠なりかと
思ってましたが、清水に中団を取られて
関東3車は後ろ攻めからのスタート
近畿の前受けは当然としても
関東は初手で中団を取って
清水に斬らしてから眞杉が上昇か
寺崎が清水を突っ張ってから
眞杉のカマシ勝負…みたいな展開を
想定していたんですが、筆者にとっては
ココが誤算。
赤板で斬りに行った眞杉を寺崎が
突っ張って先行態勢…から、
眞杉はヨコに変化してワッキーに
張り付いてウリウリと押し込み
番手を奪いに行くも…
吉田拓は古性との並走を避けて
車を下ろしてしまい、眞杉は1人で
近畿に切り込んだ形になって
3番手の古性は楽に追走できる形に。
う〜ん…ヨコ最強の古性に競ったら
外からでは飛ばされて終了、と
なってしまうんで下げたのは
やむなしかもですが…ここで眞杉が
脇本をキメれば、下げた脇本を古性が
拾うので、はまり込むチャンスも
あったと思うんですが…
吉田拓が下げたことによって関東勢は
ライン崩壊。
そこを打鐘4角で踏み込んだ清水が
一気にカマしてバックでは寺崎を捉え
先頭に立ち、寺崎の後ろから眞杉が
踏み込むも車が出ず、脇本も自力で
捲りに行くが並走で削られた分
スピードが乗らずに不発
古性は脇本の動きをギリギリまで
確認しつつ、内に進路を取って
突っ込んでいき…直線で外に持ち出した
松谷を弾いてそのまま先頭に立って1着
古性を追走した浅井が2着に入り
下げてから捲った吉田拓は外を踏んで
前に迫るも、届かずに3着。
古性はどこでワッキーを捨てるかが
難しい判断だったと思いますが
結果からすると「ここしかない」
ところで、コースの判断も内を突く
技術も完璧なタイミング
そして2着の浅井は…結果的には
「近畿の4番手」というよりは
「古性の番手」っていう選択って
感じだったんですかねぇ…。」
前がもつれた時にすかさず仕掛けた
清水の動きはさすがの判断で
他地区が後ろなんで構えてもいい
ところでしたが…出し惜しみなく
仕掛けたのは好調の証拠
昨年の後半辺りから、しばらく
イマイチな時期が続いてましたが
宇都宮記念でも自力で仕掛けて
復調の手応えを掴んだようでしたし
後半戦に期待が持てそうですね。
それに引き換え、吉田拓は…
打鐘で下げてしまったことで
眞杉の頑張りを無駄にして、番手の
武藤の勝負権も奪ってしまったのは
仕方ない判断かもしれませんが
ちょっとガッカリ。
そして寺崎は…昨年のSPR賞では
ワッキーに前を任せて着拾いを
したような気がしましたが…
死に駆けして終了でしたか。
ワッキーにも古性にもさんざん
獲らせてきたんだし、そろそろ
報われても良い気がしますが
いまだに記念すら獲ったことが
無いのは、なんとも不憫な気が。
車券の結果は…吉田拓が打鐘で下げて
寺崎がブン駆けした姿を見て、
もう当たることは無いな、と絶望。
負け戦も安いとこしか獲れずに
まあまあライフが減って終了しました。
コメント欄で的中報告が多数あり
また最近は大穴獲った読者様が
多いようで…皆さん景気が良いですね。
(こそっと舌打ちする養分)
さて、翌日の全プロ競技会では
各種目の結果によって寛仁親王牌の
初日理事長杯のシードが決まり…
ケイリンでは吉田拓矢が優勝して
ケンヤは3連覇ならず
ここで頑張るのかよ…鼻ペチャめ…
1kmタイムトライアルでは
ココに賭けていたっぽい演説王・新田が
前年覇者の菊池岳を押さえて優勝
失格をやりすぎてしまって
しばらく競輪の競走には
出られないのですが…
39歳で優勝ってのは凄いですね。
スプリントは雨谷が昨年敗れた
河端を決勝で下してリベンジの優勝
で…吉田拓、新田、雨谷の3名が
寛仁親王牌の理事長杯にシード
チームスプリントは福井チーム
(寺崎・岸田・内山)が優勝して
岸田はたぶん初のGⅠ出場決定
後期からS級に上がるらしい内山も
初のGⅠ出場が決定
4km個人パーシュートは
ナショナルチームの窪木が優勝して
4kmチームパーシュートの福島チーム
(窪木、佐々木悠、須永、渡辺正)
と併せて2冠だそうで…
この4名も寛仁親王牌の出場権をゲット
最後に、エリミネイションは
こちらもナショナルチームの橋本英也が
前年度の覇者・小林泰正を破って優勝
橋本英也はA級なので出場不可ですが
54歳の内藤宣彦さんが3着に入って
寛仁親王牌の出場権を獲得
お達者ですねぇ…
この辺の「ダレダ枠」「ナゼダ枠」は
きっちり押さえておきましょう。
来年の全プロは筆者のホームバンク
武雄競輪場で開催予定なんで
現地観戦しようと思ってます。
競技を見るのも意外に楽しいかも…?
さて…このあとは
ダービー王・吉田拓矢の凱旋となる
取手記念、そして別府記念と続きますが
忙しいので取手記念はパス
そして別府記念は…現地参戦を計画
していたんですが、ナイター開催なんで
日帰りは厳しいので断念
九州の記念だし、きっと地元の英雄
もうすぐチャレンジの小野さんが
誘導の大任を務めると思いますんで
準決と決勝くらいはブログ更新
しようと思っています。
皆様、お疲れ様でした。
次の更新予定は別府記念の準決
(信頼度・赤保留)
の予定です。