ガチ勝負っぽい東西対決・青森全プロ記念2日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

おめでとう、ビッグハート寺崎。


さて…平原引退、のネタで
前日の更新の大半の尺を
使ってしまったわけですが

サボっていた間の記念の結果にも
一応、触れておきましょう。

 

 

 

吉田拓矢のダービー制覇の後
最初の記念開催になった平塚記念は
南関の大将・郡司浩平が優勝。



 

深谷ー郡司ーマクルー岩本の
4車連携で深谷がツッパリ先行して
別線を完封の危なげない優勝で
 

「ホームバンクのマクルとゴール前で
 力勝負ができたのが良かった」

と語る郡司は、松阪・高知・川崎に
続いて早くも今年4回目の記念優勝


現在賞金ランク5位、怪我なく順調に
進めば当所・平塚でのグランプリに
進めそうな有力候補の郡司は
「今後はもちろんGⅠを優勝したいけど
 今日みたいにGⅢの開催でも
 深谷さんだったりSSの立場で
 4番手回ってもらった岩本さんだったり
 その役割を自分も果たさないと。」


南関のトップとして結果を求められつつ
貢献してくれたラインへの恩返しも
考えなければいけない……というのは
難しいミッションだと思われますが
それを果たしてこそ、なんでしょうね。


おめでとう!郡司!

 



なお…

 


 

今回が記念開催のデビューとなった
九州期待のルーキー・阿部英斗クンは
一次予選を捲りで快勝した後に
二次予選で九州の暴君・荒井の前を
任されて、立ち遅れて後方になり



 

慌てて捲りに行ったらネガ永澤の
強烈ブロックを食らってしまい
苦し紛れにバックでインを突いて
先行する山岸の番手の吉澤をシャクって
吉澤を叩き落とし、自らも前の山岸の
後輪にハウスして落車、人気してた
荒井・永澤も巻き込まれて落車…と



やってはいけないことをほぼ全て
やってしまい失格、3連単48万円の
大穴を出してしまう大惨事

まあ、北津留やアフロ山崎も若手の頃に
荒井の前を任されて大失敗したことは
けっこうあるんですが…ここまでは
さすがに見たことがありません。

順当に進めばヤンググランプリの
有力候補である阿部英斗クンですが
果たしてこの大惨事を起こしてしまった
平塚バンクに、年末に戻ってくることが
できるんでしょうか。


★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

続いた宇都宮記念は、今年から
「レジェンド神山雄一郎カップ」
として開催され

 


中野浩一、滝澤正光に続く
3人目の名前を冠した記念に。


今後、冠開催になりそうなのは
村上義弘の向日町記念とか
平原康多の大宮記念

引退したら脇本雄太の福井記念
古性優作の岸和田記念あたりも
そんな感じなのでしょうが…

村上は打診があっても
断りそうな気がしますね。
で、その流れで
「村上さんが断ったのに
 ボクがそうするのは…。」
みたいな流れでワッキーと古性、
そして平原も断ってしまいそうな…
(妄想する養分)


宇都宮のレースの方は大荒れで
準決11Rでは新山と新鋭・森田一郎の
叩き合いで嘉永が捲ってレフト先輩が
ブッチンして嘉永ー小森ー伏見で
決まってしまい36万車券
 

12Rの眞杉はカマシを打った
真鍋をブロックして、差し込んでた
後位の松浦を落車させてしまい失格




偉大な先輩の第一回の冠開催で
主役が失格・欠場の残念な結果に。
まあ…眞杉のヨコを駆使するスタイルは
いつかこういう惨事を起こすとは
思っておりましたが…
なんとも酷いタイミングでしたね。




SSは清水だけ、地元は坂井と神山拓
わりと小粒なメンバーでの決勝を
制したのは、神奈川の小原太樹

 


別地区ながら男気を出した清水の
ホームカマシの番手から早めに
踏み込んで抜け出し、3番手を奪った
阿部拓、捲った坂井を抑えて
自身3回目の記念制覇





徹底先行型が不在だったので
出渋り合戦みたいな戦いに
なるのか…と思っていましたが
食われることを承知の上で駆けた
清水がなかなか立派でしたね。

日頃は南関の渋いサポート役として
きっちりマークの仕事をこなしている
小原は、恵まれた形での優勝でしたが
まずは清水の男気先行に感謝した後に



「南関が盛り上がっているし
 自分もそこに食い込みたい
 気持ちもあったので、
 この優勝をきっかけにして
 上の戦いでも頑張りたいと思います。」

と、意欲を見せたコメント
南関のオイシイところはだいたい
郡司が持っていってしまっていて
マーク・追込型のベテラン選手には
なかなかお宝には手が届かない
現状なんですが…36歳の小原に
チャンスが巡ってくることは
あるでしょうか。




おめでとう!小原!

なお、決勝の車券は嘉永のアタマ流しで
購入しておりまして…インを
コソコソ上昇してムダ脚を使い
捲りに行けずに沈む姿にガッカリ。

抑えは小原のアタマでしたが
2着の阿部拓がヌケていてハズレで
これまたガッカリ。


レジェンド神山の冠大会ってことで
エキシビジョンレース等もあったり
盛り上げようとしてましたが…
眞杉・坂井・長島・神山拓等の
栃木の後輩たちが優勝を逃したのは
神山にとっては残念だったでしょう。


そんな中で、何度も神山に前を任され
一緒に特別の舞台でも連携し活躍した
武田豊樹が開催中に3勝したのは
栃茨のファンにとっては
嬉しいことだったでしょうね。


そして…ちょっとだけ苦言ですが
こんなブログで何度書いても
改善されないのは解っていますが
それでも見る度に書かずにはいられない


 

宇都宮競輪場は、あのホームのカメラで
タテに映す画角をなんとかして下さい。

500バンクで一番の見どころになる
最終ホームの選手の動きが見づらいので
全競輪場のカメラワークの中で
ダントツで酷いと思っています。



★★★★★★★★★★★★★★★★

さて…ようやく話は全プロに

想定した通り、あまりガチ感のない

緩い戦いって感じでしたが…

 

良い競走を続けているな、と思うのは

5Rで快勝した石原颯

 




初日優秀振り返り


10R
前受けした眞杉は、赤板で
チカヨリの上昇を突っ張って
打鐘で犬伏を出して中団取って
バックで捲りに行く、往年の平原の
得意とした戦法を使うも…


犬伏のカカリが良くて苦戦して
なんとか捲りに行くも番手の清水に
合わされ気味になって捲りきれず
勢いをもらった吉田拓が直線伸びて
清水を微差交わして1着
眞杉は3着で関東サンドイッチ車券


前回の宇都宮記念でも思いましたが
清水はだいぶ戻ってきていますね。

眞杉は自身でも語ってましたが
体調がイマイチのような…?


11R
前受けの新山を森田が斬りに行って
突っ張った新山に対して、森田は
4番手の脇本の位置に降りて…
よっしゃこれでワッキーはイン詰まり、
と思った打鐘過ぎに、空気を読まずに
カマしてきた郡司と新山が叩き合いに
なってしまい…ワッキーの捲り頃を演出

 

 



この日最速の上がりタイム10.9で
軽く捲ったワッキーが楽勝
レフト先輩・浅井はちぎれながらも
なんとか2着を確保して
3着は郡司の後ろから伸びた松谷が
菅田に踏み勝って…万車券なのね。

しかし叩きあえば捲られると

解っていて、叩きあう郡司って…






12R
坂井、松本貴、深谷が
赤板から打鐘の間にガリガリと
踏み合ってしまい…
カマシ頃になった寺崎が打鐘4角から
一気に踏み上げてそのまま先行


坂井が捲るも、今日は守護神の古性が
完璧な首相撲でブロックして阻止
直線でも残しに行った古性が
寺崎とワンツーを決めて、3着は
坂井の後ろから伸びた武藤


まあ…仕方ないね、古性だから。


車券の結果は…
1Rで後藤大輝の後ろから庇わずに
コジノスケするヒデノスケのお陰で
的中するも、その後はイマイチ
6Rで取鳥クンのアタマ流しで的中も
優秀競走は全敗、万車券は獲れずに終了


まあ、テキトーに小銭で
打ってだけなんで…やむなし。

(反省する養分)



SPR賞予想
天気は朝から雨で、かなり風が
強いらしく最高気温が14℃
コンディションは悪そうな青森バンク



浅井は4番手を固めるのね…
競技のためにムダ脚を使わずに
追走のみって感じなんでしょうか?


別線も初手は前が欲しいでしょうが
1枠の古性がきっちりSを取り切り
近畿+中部ー関東ー清水松谷の並び

そこから清水が赤板で上昇して
寺崎がメイチのツッパリ先行したら
眞杉の捲りが横に並ぶ前に
ワッキーが番手から発進して
あとは古性が差すか差さないか
本命党バンザイの一番人気決着で
メデタシメデタシ…


なんですが、このシナリオには
疑問点が2つ





眞杉がヨコをやらずに
タテ勝負での戦いに徹したら
4車連携の近畿+中部に勝つのは
まずムリだと思いますが…
平原から関東の未来を託された
眞杉と吉田拓がそれで済ますのか…?


そして、昨年の寛仁親王牌あたりから
ずっとワッキーと古性の優勝に
貢献し続けている、ビッグハート寺崎が
死に駆け覚悟の先行をするのか…?


ってことで…
初手の位置は変わらないと思いますが
赤板で清水が上昇して寺崎が誘導との
車間を開けて突っ張った時に
すかさず眞杉が追い上げてワッキーの
横に張り付いてウリウリと下げさせ
古性と浅井はバックを踏まされて
下げたワッキーを拾う形になれば
関東ラインが寺崎の後ろにはまり込み
自力にチェンジして捲るワッキーを
牽制しつつ眞杉が番手発進


あるいは、清水が寺崎を斬って
そこを眞杉が叩きに行く展開になると
中近ラインは一旦後方に下げて
寺崎の巻き返しに併せて踏み込む
眞杉が、飛び付き含みで勝負

まあ…宇都宮記念で失格して

またここで失格をしたら

長期斡旋停止が濃厚になる

眞杉が自重するってことも

考えられますが

 

このバトル好きの嫌がらせ好きが

黙ってタテ勝負に応じるかって言うと

そんなヤツじゃないしなぁ…



う〜ん…ただ、眞杉の初日の動きは
正直言って重そうで良くなかったので
強風・低温の中で脚を使って
位置を取りに行くと失速しそう
ってことで…


当ブログの軸は、吉田拓矢です。
眞杉がワッキーの位置を攻めた時に
古性と並走になる可能性があるので
その時に捌かれたらジエンドですが
そこさえ乗り越えてしまえば
眞杉が道を作ってくれるので
このメンバーでもチャンスあり

相手は眞杉に、ワッキーが眞杉に
絡まれた時に見捨てれば古性
そして後ろを回る武藤に
混戦で清水が捲りに行けば
勢いをもらって伸びる松谷

3連単 2ー1469ー14679
厚めに 2ー149ー149、
    2=1ー49


押さえ…というか大穴狙いは
眞杉や古性がヨコに動いてしまって
何らかのアクシデントが起こった際に
特に影響を受けそうにない、

ビッグハート寺崎

3連単 7=125ー12458

点数多くてスミマセン。
普通に寺崎が心臓を捧げる先行で
番手捲りのワッキー=古性で
決まったら、そのときはやむなし。


翌日の競技大会も控えているため、
ガチ感の少ない戦いになりがちな
全プロ記念ですが…
今回は近畿の実力トップの3人と
平原引退後の関東の大将を期待される
眞杉・吉田拓のガチ勝負が必至
果たしてどんな戦いになるでしょうか。


皆様のご健闘をお祈りします。