最近では珍しい「ジカ競り」の
戦いとなった大宮記念を制したのは
群馬の佐々木悠葵。
先行した寺崎をバック捲りで仕留め
番手の武藤をちぎっての完勝で
自身二度目の記念制覇。
コメントでは
「師匠の優勝した大宮記念で
弟子も優勝できて嬉しい」
だそうで…師匠の矢口啓一郎も
大宮記念を優勝しているんですね。
今節は初日・2日目とまったく
自転車が進んでいない様子で
不調と思われたのですが…
「最終日に乗り方を思い出せて
それが一番良かった。
3日目まではやべーなと思っていた。
それが(最終日の)アップで
骨盤の動きとか、乗り方を思い出した。」
関東はSSの眞杉を筆頭に
20代の若手が一番充実している地域
並びの前後をどうするかっていう
問題も出てきそうではありますが
若手が切磋琢磨をしていく中で
タイトルを目指す恵まれた環境
新年の良いスタートを切った
佐々木悠葵には、特別でもチャンスが
ありそうですね。
おめでとう!佐々木悠葵!
しかしなぁ……SNSでは
佐々木朗希のドジャースとの契約で
サイン車券、みたいなご意見を
見ましたが……
ササキーテラサキーササキで約9万
シャレで買って的中した皆様
おめでとうございまず。
佐々木朗希は…まあ、今のところは
わりとどうでもいいや。
勝負のポイントは
・村上博の渾身の前受け
・外競りにこだわって
でも瞬殺のワッキー
・脚を溜めて、ワッキーの
追い上げに乗った佐々木悠
まず、スタートは村上博がダッシュで
1枠の武藤を押さえて近畿が前受け
競られるワッキーの後ろ、という
正直言ってオイシクない位置でも
サボらずにSを取ってやるのは
ベテランなのに良い心がけ
九州の役立たずの年寄りたちは、
ちょっとは村上博を見習え。
そして近畿ー関東ー九州と並び
ワッキーはジカで内競りになるのを
嫌って外に持ち出して佐々木眞と
入れ替わりつつ、赤板で最終的には
外での競りに持ち込み打鐘
後ろ攻めから上昇した嘉永が斬って
寺崎はひと呼吸おいてからダッシュして
最終ホームで主導権、後位の競りは
ほぼ瞬殺で佐々木眞が番手を取って
嘉永が3番手の内に入り…
ワッキーはバックで追い上げようとするも
佐々木眞に阻まれ終了、その追い上げの
勢いをもらって佐々木悠がバック捲り
追走の武藤はクチが開いてしまい
中団にいた徳永に接触してブッチン、
徳永ー嶋田は落車
2センターで捲りきった佐々木悠が
後続を突き放して快勝、2着には
逃げた寺崎が入って3着が佐々木眞。
佐々木悠の勝因はバック手前まで
脚を使わずにいたことでしょうね。
そして自身が「想定通り」と語る
競り負けたワッキーが追い上げるのに
乗った勢いで踏み込んで捲ったのが
抜群のタイミングでしたね。
寺崎は後位の競りには特に気を使わずに
自分のレースで2着、今節はわりと
好調だったと思いますし、自身でも
獲る気での仕掛けだったんでしょうが
佐々木悠の捲りが鋭かったのと
もう脚が一杯になっていた佐々木眞が
なんの牽制もしなかったのでやむなし
そして…ワッキーと佐々木眞の競りは
ほとんど接触のないままワッキー後退
追い上げたのは申し訳程度…で終了
今後も近畿の後輩の番手を回ることは
増えてくのでしょうが、競られる回数も
それに伴って増えていくはず
まあ、反則失格はいけませんが
一度くらいは競りにきた相手を
ブチ落とすくらいの覚悟で競らないと
どんどんナメられて格下の選手でも
競りにきてしまうので……
元・近畿の大将の村上兄も
自力から自在に変わったときには
けっこう競られてた印象がありますが
厳しいヨコの動きを身につけて
番手から多数のタイトルを獲ったんで
ワッキーも悲願のグランドスラム達成
そしてその後もトップクラスを続けるには
そういうスタイルチェンジが
必要なんだろうな、と思います。
車券の結果は……
前回ブログ通りの、嘉永の軸で
購入いたしましたが、惨敗。
佐々木悠のやった動きを嘉永が
やるだろうと想定してましたが
初手で後ろ攻め、打鐘で斬らされて
しばらく泳がされる展開になって
けっこう脚を削られたので…
寺崎後位への飛び付きも狙って
いたんでしょうが、佐々木眞の気迫に
飛びつけずに、内に詰まって終了。
負け戦も少々買いましたが
あまり良いところはなく……
格付けでは「映す価値なし」に
なってしまいそうな筆者は、
今年はまだ万車券を獲ってません。
さて、この次は松阪記念・蒲生氏郷杯
昨年からけっこう因縁のある
古性と郡司の対決なんですが
週末に法事があるので多忙
失格のペナルティで1月は欠場の
眞杉・松浦の復帰戦になりそうな
静岡記念あたりは、メンバー良いので
たぶん準決・決勝は打つと思いますし
ブログ更新予定です。
(信頼度・緑保留)
皆様、おつかれさまでした。
またお越しください。