競輪を愛するロクデナシの皆様
新年あけましておめでとうございます。
HN・穴屋抜太郎でございます。
(似てません)
新年恒例のガールズ選手の
晴れ着ショット
左から順に、126期の
平子結菜(三重)
普久原美海(栃木)
中島瞳 (埼玉)
だそうで……
126期は、スーパールーキー仲澤春香
以外は今のところ名前と顔が一致する
選手がいない、情弱の筆者でございますが
最近はガールズの新陳代謝が早すぎて
よくしらないまま3〜4期で引退しちゃう
選手が多いように思いますんで…
上記の3人は精進して下さい。
(謎の上から目線)
さて……
2016年に輪友の灰人さんから
そそのかされて始まったこのブログは
今回で9周年を迎えました。
当時のSNSではブログでの
発信が主流だったんですが
Xやnoteでの予想投稿に移り始めて
動画を含めて無料・有料を問わず
多数のコンテンツが発信されて
筆者のようなブログでの投稿は
ずいぶん少数派になってきてまして…
また、年齢によるものでしょうか
以前はあまりなかったミス投稿が
たいへん多くなってしまって
校正、というか読み直しは
いちおうしているのですが
選手の名前や車番の間違い
文章の誤表記が増えてしまい
投稿後に指摘されて修正するたびに
自身の疲れや衰えを感じはじめ
このまま続けてもいいのかな……
と思うこともしばしばあります。
まあ、今さら競輪を辞めることは
ライフか寿命の、どっちかが
尽きるまではたぶん無いでしょうが
このブログがいつまで続くかは
筆者のヤル気次第なので
いつか更新が途切れてしまったら
「そういうこと」だと思って下さい。
いきなり暗い話から始まって
申し訳ございませんでしたが
競輪界の2024年は古性優作が
2回目のGP制覇を遂げて
SNSでは郡司に頭突きした北井が
叩かれまくって終了いたしましたが
当ブログでは2024年に
心に残る活躍をした選手たちを
各部門ごとに分けて
「穴屋の競輪大賞 2024」
にて表彰いたします。
毎年恒例のことなのですが
あくまでも「筆者の心に残った」
活躍をした選手なので、かなりの
偏見があること、ご了承願います。
それでは……
自力選手の部
窓場千加頼
(100期・京都)
GP前には、この部門は
先行で郡司にタイトルを獲らせて
自身も獲らせてもらった北井佑季に
しようと思っておりました。
しかしながら……グランプリでの
北井の失態は許せませんので、除外
力を出し切ったならともかく
ナメくさった仕掛け+郡司への頭突きは
かなり萎えたので………
で、もうひとり候補者がいたんですが
そちらは灰人さんが自身の表彰対象に
したので、ここでは選外にしまして
さらに繰り上がりで考えて……
古性とワッキーに獲らせたチカヨリ
徹底先行を貫きGⅠに4回優出の新山
どちらか……と考え、悩んだあげくに
チカヨリを選出いたしました。
昨年度に急成長を遂げて
佐世保記念で初のGⅢを獲得
ウィナーズカップで初のGⅡ決勝で
ワッキーの前で死に駆けして優勝に導き
オールスターでは初のGⅠ優出で
新山の先行を捲ってあわやの場面を作り
古性に食われたものの2着
もともと高い能力を評価されていて
養成所時代の古性が「目標にしてた」
と語るほどの高いポテンシャルを
持ちながら、性格の優しさのために
なかなか出世できずにいたチカヨリ
30歳を迎えて突然の覚醒
長い距離でも駆けるスタミナと
強烈な捲りのダッシュを併せ持ち
古性やワッキーが前を任せる選手に
成長したチカヨリ
今年はGⅠ獲得の期待がかかります。
自在選手の部
古性優作
(100期・大阪)
もう、この部門に関しては
古性以外の選手は考えられません。
競輪祭を除くGⅠ・GⅡすべてに優出し
オールスターと寛仁親王牌を獲得
静岡グランプリでも完勝
自力でのカマシ・捲りに加え
位置を奪う捌きや追込み
番手を回れば徹底ガードで先行を庇い
ラインの絆を大切にしながらも
瞬時の判断と驚愕のハンドル捌きで
観客に感嘆される卓越した技術と
どんな展開でも諦めない勝負根性
「競輪の完成形」と呼ばれる古性
自身ではダブルグランドスラムが
目標、と語っていますが
2025年はどんな活躍を見せるか
ファンとしても楽しみです。
追込選手の部
小原太樹
読者の皆様としては意外な人選かも
しれませんが、スピード競輪時代に
なってきて純粋な「追込み選手」が
少なくなってくる中、スタート取りや
牽制といった番手の仕事もきっちりと
こなし、3番手を回ったときも
後続への牽制や車間を切っての援護を
きっちりとこなす偉人
目立たない黒子のような仕事を
こなし続けたご褒美が
寛仁親王牌の決勝戦2着の結果
実は3回GⅠの決勝に進んでおり
3着・3着・2着とすべて確定板に
載っている……という実績もあり
同県の松谷とともに、躍進する
神奈川勢を縁の下で支え続ける存在
この部門はけっこう迷ったんですが
今回は渋い仕事を評価して、小原で。
新人選手の部
後藤大輝
(121期・福岡)
はい、この部門に関しては実績無視
完全に筆者の趣味で選んでおります。
ナショナルのエースでパリ五輪に出た
太田海也や中野慎詞を、いまさら
新人とするのもいかがなものかと
思いますし、ヤンググランプリを獲った
纐纈もただイン突いただけでしたし…で
123期はいまだにほとんど知らず
125期はヤマちゃんの息子がルールを
よく知らない北津留の匂いがして
ビッグマン・藤井優希はけっこうリトル
そのくらいの知識しかなく……
なので、常にバックを取ろうと
先行にこだわりを見せ続ける
筆者の住む県の期待の星・後藤大輝を
新人選手として表彰いたします。
「古性さんのところに出稽古に
行かせてもらって勉強になった。」
と、熱心な努力研鑽が実を結ぶ日を
九州のファンとしてお待ちしております。
この画像がグランプリを的中する
キッカケとなりましたんで…
今年は、この二人の前で駆けるくらいの
出世を果たして欲しいですね。
ベテラン選手の部
平原康多
(87期・埼玉)
ダービー以外は落車と失格が続いて
特に何をしたって感じもないんですが
平塚ダービーのときに限って
往年の力が蘇ったかのような追込みで
番組にも恵まれて決勝進出
そして吉田拓と武藤の献身によって
もう終わったかと思われたところからの
ダービー制覇、SSへの返り咲き
何度かこのブログにも書いておりますが
これは脚力云々ではなく、これまでの
選手生活で培った経験と競輪道を
若手に教え続けた、平原の人柄への
競輪の神様からのご褒美
眞杉、坂井、森田、佐々木悠、吉田兄弟
小林泰をはじめとする関東の若手たちが
これからさらに成長し続けたら
もう1回くらいはGPに乗るチャンスが
あるのかも……?
筆者自身は特に昨年の平原に思い入れは
無いんですが、平塚ダービーでは
連日穴狙いで儲けさせてもらったので…
その御礼みたいなものです。
ベストレース
平塚オールスター
準決勝11R
https://wm.st.keirin.jp/wm-keirin35/20240817-35-05-11-01-00.mp4
北井ー郡司の強力な南関ラインと
松浦を相手にチカヨリが果敢に先行
番手の古性が、外の北井を牽制する
フリをして、松浦の中割りを
呼び込んでから内に叩き込むという
強烈な番手の仕事を見せたシーンは
同期の二人の絆を感じさせ
心に残るものでした。
この二人は決勝でも連携して
新山の先行を捲ったチカヨリを
差した②古性が優勝、⑦チカヨリ準優勝
ここから後半戦の古性の躍進が始まり
逆に前半戦は好調だった神奈川両者の
勢いが止まる分岐点だったような……
そんな気がする激闘でしたので
決勝につながった準決勝をチョイス
そして……ガールズ特別解説員として
コメント予想を頂いたベッカム似さんより
ガールズ部門
ベッカム似賞
石井寛子
(104期・東京)
ナショナル勢やツヨカワ女王・児玉
坂口や尾方の台頭によって特別競輪では
なかなか勝ち上がることができずに
かつての小悪魔女王も、もう厳しいのかな…
と思わせるような敗戦もありながら
ヒラ開催でコツコツと優勝を積み重ねて
GPの権利を獲得
GPではサトミナのゴニョゴニョ…もあり
入れてやった坂口のカマシ先行を差し切り
強敵相手に見事な優勝
「応援してくれている人達の
気持ちに応えられたのが嬉しい」
という謙虚なコメントでしたが
勝てない日々を乗り越えての優勝は
やはり嬉しいものだったでしょう。
来年はナショナル引退の太田りゆ
そしてスーパールーキー仲澤春香が
グランプリ戦線に絡んでくるでしょうが
円熟の勝負師としての戦いも
見せて欲しいと思います。
昨年はガールズ最多の600勝を達成
果たしてどこまで伸ばせるでしょうか。
そして1年間、特別専門解説員として
多くのネタや能書きをいただき
筆者に10万車券的中の恐怖新聞を
多数届けてきた灰人さんからは
改心したこの男が推薦されました。
灰人賞
佐々木悠葵
推薦者コメント
「コイツはS級に上がったあたりから
後ろに誰がついても出渋って
自分だけ捲りのコスい競走
こりゃ大きな舞台じゃ戦えないな…
と思ってたら、この夏あたりから
人が変わったように早めから
駆けるようになってきた。」
「それも、何も考えずにただただ
バカ駆けするんじゃなくて
『ここは食われてもラインで決める』
『格上相手だけど今後のために
負けても本線を潰してバック取る』
って、相手や今後のことを考えて
頭を使ってレースをしてるし、捲りも
先行を基本にした上での選択肢として
使っている感じだから、信頼できる。」
「やっぱり同県の小林泰が特別で優出
したり、年下の眞杉がSSになって
刺激を受けて…自分の持ち味を
どう活かすか、考えたんだろうな。」
というのが推薦の理由だそうですが
共同通信社杯の負け戦で、佐々木悠が
カイヤー松浦のラインを逃げて潰して
山賀ー吉澤ー松浦の20万車券を
獲ったのに貢献したから…という
理由もあるそうです。
佐々木悠葵自身も
「このままじゃダメになる」と
考えて改めたそうなんですが
競走スタイルを改めるってことは
自転車のセッティングや乗り方や
練習方法も全部変える必要があって
単に改心したってだけじゃなくて
町田に先行用の自転車のセッティングを
教えてもらったり、前橋に来る
関東の若手たちに乗り方を教えて
もらったり…という工夫があっての
スタイルチェンジ成功
寛仁親王牌では優出してあわや……の
シーンを作っておりましたが
今年はそれ以上を期待しましょう。
そして大賞は………
「えっ?僕なんですか?」
………違います。
心に残る競走は多かったですが
もうちょっと精進して下さい。
「あ、僕なんだね。」
………違います。
レジェンドとして競輪界に貢献され
先日引退されましたが
個人的にはブログ開設以来、一度も
あなたから車券を買ってはいないし
心に残ったレースも無いので
「功労賞」とかも、あげません。
いや……あまりに輪友の皆様が
「もうこいつで仕方ないだろ」って
あるひとりを推すのと、灰人さんから
「タイトルやGPを獲ったからって
誰もが選ぶヤツをMVPにするのは
ちょっと安直じゃねぇか?
それは誰でもできる本命狙いだぞ」
と言われたので、色々と考えましたが
まあ……仕方ないです。
筆者の心に残る競走をした選手…
穴屋の競輪大賞
はい、昨年の活躍は言うまでもなく
鍛え上げられた脚力での自力に加え
驚愕するハンドル捌きによる自在戦
番手を奪う怪盗とラインを守る守護神
両方を併せ持つ万能戦士
チカヨリやワッキー、寺崎とは
絆を感じる場面もたくさん見せてもらい
高松宮杯の白虎賞インタビューでは
関西人らしい笑いも見せてもらい
インタビューを見ても深みがあり
前年までの姿から成長した感がありました。
平塚オールスターのファン投票1位に
初選出された際のコメント
「強ければGⅠのタイトルは獲れると
思うんですけど、オールスターの
ファン投票の1位はそれ以上に
難しいものだと思いますし、
自分らしくやってきたことが
認められたのかなと、本当に嬉しいです。」
「1つ1つ積み重ねた自分のレースを
評価していただいたんだと思いますし、
もっと隙のない選手を目指して、
つきすすめていって、
もっともっと安心して
買ってもらえる選手になりたいです。」
日本で一番「認められる」選手になった今も
精進を怠らずアップデートし続ける古性が
2回目のGPユニフォームでどんな競走を
見せてくれるのかが楽しみです。
上記の表彰選手たちには
オールスターのファン投票で1票いれます。
さて…昨年も、筆者の住む九州からは
タイトルホルダーもSSも出ませんで
阿部将大がGⅢを3回優勝しましたが
得点最上位は46歳の暴君・荒井
ソーマくんとアフロには
そろそろ、もうひと皮剥けて
ソーマくんには記念優勝、アフロには
タイトルを期待したいですねぇ。
君たちは、もうちょっと遠慮しようね。
筆者の本年の現地観戦予定は
4月中旬の武雄記念と
11月下旬の小倉競輪祭は確定
あとはヒマがあったら九州の記念に
行こうかな……程度ですかね。
正月の打ち初めは立川記念の
特選にする予定だったんですが
グランプリでやらかしちゃった
北井と郡司が同乗するメンバーで
あとは清水・平原・荒井・ケンヤ
村上博・吉田拓・永澤ですか……
4日は黒い組織の業務始めで
決勝の7日も平日で業務があって
打つとは思いますが、多忙なのと
イマイチそそられないメンバー
……おそらく更新はサボります。
昨年同様、九州の記念と特別競輪は
いちおう更新する予定ですが
それ以外は気が向いたら……という
スタンスは今年も変わりませんので
あまり期待されずにお待ち下さい。
義理と人情と小さな闇を感じる
この「競輪」という小博打を愛する
ちょっと変わった読者の皆様の
新年のご健闘をお祈りします。