さて…
競輪界の本年度を総括する3日間
静岡グランプリの開幕
初日のメインはヤンググランプリ
昨年優勝の太田海也が今年も登場
連覇に挑むカイヤの対抗格は
ナショナルのライバルでもある
中野慎詞なんでしょうが…
優勝候補の二人と
まあ、扱いに違いがあっても当然で
正直言って特別競輪で活躍した姿は
思い出せないモブキャラ7名
まあ、九州のファンなら記念や特別で
とにかくバックを取る走りをする
後藤大輝を応援したり
富山の読者・らいちゃん人形さんが
地元の期待を寄せる村田祐樹や
名前の画数がすごい纐纈洸翔など
地元のファンなら顔と名前が一致する
そんな程度の選手はいますが
全国区でオリンピック選手の
カイヤとシンジを相手にして
勝つ姿はちょっと思い浮かばず
まあしかし、ナショナルの二人の
ワンツー車券はクソ安いオッズなんで
なんとかモブキャラの7名の
下剋上に期待を寄せたいですが…
まあでも、必死に考えても
そんな一撃必殺の作戦が
あるわけ無いんだよなぁ……
モブキャラ7人で連携する、みたいな
こともなさそうで、カイヤにもシンジにも
ラインができるみたいですし
できもしない番手飛び付きなんかやって
失敗した日には施行者からメチャクチャ
怒られそうだし……
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ヤンググランプリの
過去10年くらいのレースの優勝は
概ね下記の3パターン
①他の選手に比べて
圧倒的な個の力を持っていた
昨年の太田海也、過去で言えば松井宏佑や
深谷知広あたりがコレに該当しまして
単なる脚力だけで他を圧倒していて
「力づくで勝った」って決着
②献身してくれる後輩や友人がいた
一昨年の菊池岳仁ー吉田有希や
その前年の小原佑太ー高橋晋也あたりが
わかりやすいですが、前を回った選手の
献身で展開恵まれて優勝、というパターン
メンバーの実力拮抗の場合は二段駆けや
前がメイチで駆けたときの番手差しが
有利なのは必然
③イチかバチかのイン突きや番手奪取
過去の覇者では渡邊雄太や太田竜馬、
近藤龍徳あたりがこのパターンに
該当するんですが、ほぼ全員が先行捲りの
自力選手であるヤンググランプリでは
インが開いたり、番手選手が前の動きに
追走が遅れたり…ということがあるので
脚を溜めてのイン強襲や番手泥棒が
バチッと嵌っての決着もアリ
あとは…特殊なケースですが
「ボーっとしていたら展開向いた」
みたいな決着もあるのですが
近年は概ね上記の3パターン
今回は自力宣言をしている
「2強」の力が抜けているので
上記のパターンとはちょっと違った
決着になるのかも……?
昨年の勢力は
輪友の皆様の中野慎詞の評価は
「脚力はあるけど競輪を知らない」
「勝ち上がりで味方をちぎって
満足しちゃう残念な子」
って感じで
太田海也 >>>北井>>犬伏・中野
(あとは名前を出すまでもないザコ)
くらいの差があったんで問題なく
カイヤを本命にしたんですが
今年は競輪祭や大垣記念を見る限り
「競輪の戦い方」を覚えた中野慎詞が
急成長してきた感じで
太田海也=中野慎詞 >>>>モブ7名
くらいの感じで、枠も中野慎詞が1枠
太田海也を後ろにおいてコントロール
することが可能な枠順で
競輪祭で苦汁を飲まされた眞杉や古性の
ようなヨコがきつい意地悪なメンバーは
不在、大垣記念の決勝で完敗した
松浦のような競輪頭脳の持ち主はナシ……
爪痕を残すためにとにかく先行を
考えている後藤大と村田祐を叩き合わせて
静岡の必勝パターンである2角の下りを
使って一気に捲りきればカイヤに勝てる
と考えると、筆者の本命は①中野慎詞です。
そして…サイン車券
前回のブログで何回も書きましたが
先日、引退会見をした神山雄一郎は
61期でグランプリ出場16回
特別競輪タイトルは16回獲得
これでもかと1・6の数字が出てくるので
ヒモは追走の⑥大川剛中心に、単騎の⑧山口
番手の⑨纐纈と⑦東矢、安いけどカイヤ
筆者の住む県の選手なんで⑤後藤
差すよりもブッチンが怖いんですが
配当良いはずなので差し目も少々
3連単 1ー6=25789(厚め)
おさえ 1=6ー25789
大川の追走があまりにもヘタクソで
ブッチンしてしまった場合を考慮して
イチかバチか内に突っ込めそうな
纐纈と山口をヒモに
3連単 1ー89=257
本家の黒競に比べると
ちょっと根拠の薄いサイン車券なんですが
……ご勘弁を。
纐纈くんにはちょっとだけ期待。
で……
これは史上初めてではないかと
思われますが、YGPのメンバーは
全員が今回で最後の出場の121期で
一期下の123期からは、ひとりも
選出されていないんですよね。
125期には既にS級特進を決めた
森田一郎をはじめとして逸材が多く
127期にも早期卒業を決めた
市田の息子・龍生都クンがいますんで
来年は一気にSに特進してきそう
もしかすると123期はヤンググランプリに
出ることさえ叶わない「谷間の世代」
と呼ばれることになるのかも……?
頑張れ、121期のモブキャラ7名より
今は遥か格下の123期の若者たちよ。
さて、今年の競輪のクライマックスの
3日間を楽しんで参りましょう。
皆様のご健闘をお祈りします。