最強超人の復活優勝・小倉競輪祭の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。


今年最後のGⅠ開催
小倉競輪祭を制したのは
最強超人・脇本雄太。

 


寺崎の先行を早めから番手捲りして
追走する犬伏を退けて優勝
自身8回目のGⅠタイトル獲得。


一昨年にダービー・オールスター・
グランプリを制覇して3億円の賞金を
獲得して「最強」の称号を手にするも

昨年は賞金でグランプリの権利を獲るも
西武園オールスターでの落車の怪我の
影響や腰痛もあって後半は本調子を欠き
タイトルはナシ、今年はチカヨリと
古性の献身によって獲ったGⅡの
取手ウィナーズカップのみ…で
強いがゆえに別線の厳しい抵抗を
受けることが多くて
「みんな僕相手にだけムキになる」
「二段駆けには付き合わない」
みたいな発言がありましたが……


「去年の怪我で今年は苦労する
 1年だったけど、後輩たちのおかげで
 結果を残すことができた。
 それを噛みしめて、
 今後も頑張っていきたいと思います。」



今年一年で、けっこう多かった印象の
寺崎との連携、そしてGPでも連携する
と思われる古性とのタッグ
これまでは圧倒的な「個の力」で
タイトルを獲得してきたワッキーですが
今年は「ラインの力」で近畿の仲間と
戦っていく、その転機となる1年に
なったのかもしれません。


これからは静岡グランプリ

そしてグランドスラムを賭ける

来年の豊橋全日本選抜にむけて

また新たな戦いが始まりますが…

 

おめでとう!ワッキー!




寺崎も、次は獲る競走で戦って
良いのでは……と思います。
寛仁親王牌の古性の優勝では
「貢献した」か微妙でしたが
今回は完全に「寺崎のおかげ」
でワッキーが優勝ですから…。



レースのポイントは

・ダッシュでS取りした荒井

・赤板で切り替えた浅井
・突っ張りも飛び付きも躊躇して

 ホームで捲りにいった犬伏
・ワッキーの1角からの番手捲り
・詰まらなかった1車身差



まず…号砲が鳴ってS取りに行ったのは
菅田と荒井と松浦で、荒井が菅田を制して
犬伏ー松浦ー荒井のラインがが前受け、
中団に菅田ー松谷でその後ろに
近畿ラインの寺崎ー脇本ー村上博、
単騎の浅井は最後尾からのスタート




青板バックで寺崎が上昇すると犬伏も
牽制気味に車を持ち上げて誘導と
距離を取って…浅井はこの時に
内をスルスルと入っていって
東の二人を交わし荒井の後ろへ
寺崎はホーム線を目掛けての
ダッシュで先頭へ


松浦と荒井のコメントでは
「作戦は突っ張りか飛びつき」
だったそうですが、犬伏は
どちらもせずに4番手に入って
寺崎はハイペースの先行


打鐘で犬伏がカマシに行くか……
と思いきや、寺崎がさらにペースを
上げてしまったんで車を下ろし
後続はタイミングをズラされて
脚を削られる結果に。


 

最終ホームで犬伏が捲りに行くと
察知したワッキーは1コーナーから
早めの番手捲りを打ち、村上博は
クチが開いて犬伏が追走する形になり
松浦は3車身くらい開いて追走
 

そのまま1車身差が詰まらずに

ワッキーが押し切り優勝
犬伏が2着、松浦が3着。

ワッキーの勝因は……
もちろん寺崎の献身は大きいですが
構えて捲り勝負にいった犬伏が
ワッキーにとってはラッキーな
「相性がいい敵」だったこと、
でしょうねぇ。

荒井のコメント通りであれば
作戦は「突っ張りか飛びつき」で
そのために荒井と松浦は脚を使って
前受けを取りに行ったんでしょうし
浅井はそれを察知して荒井の後ろに
赤板前に切り替える動きを取って
両面作戦の準備を後続がしていたのに
そこに追従しなかった犬伏は
決勝前のコメントで

 


「獲るつもりでやっているし、
 勝てるように頑張りたい。」

と語った通り、自分の一番得意な捲りで
勝負をかけましたが…


これが新山や北井なら赤板のところで

突っ張りで先行したはずなので
寺崎が下げればワッキーは8番手
眞杉や松浦なら飛びつきで勝負…で
いずれもワッキーが苦戦する展開で
「相性の悪い敵」だったと思いますが、
連日のように苦しい後方の位置から
捲って勝っていたワッキーは
捲り勝負で自分が敵より前の位置からなら
スピードで勝つ自信があったんでしょう。
1センターからの早めの番手捲りで
後ろに犬伏に付かれても勝ったのは
自分の土俵で戦ったから、でしょうね。

「正々堂々の力勝負で獲る」という
犬伏の心意気をディスる気はありませんが
格下が格上に勝とうとするには
「相手の嫌がることをする」のも
必要なのではないかな…と思う
決勝のレースでした。




まあ、負け惜しみなんですけどね。

決勝はブログ予想通りに松浦の軸と
ワッキーのアタマ車券を買いましたが
ワッキーー犬伏は1枚もナシ。
負け戦も、1Rで54歳のトミオが勝って
30万車券、3Rで52歳の志智さんが
勝って3万シュー……みたいなのを見て
もうこりゃムリだと諦めて
残ったライフを決勝にぶち込んで…終了。

 

ああ、ビールが不味い。

コメントで的中されていた
ふくあんさん、GI戦士さん
たいへんおめでとうございます。

 




やはり準決の最終の落車レースで
シラケてしまったためか、例年に比べ
あまり盛り上がらない競輪祭で

「帰ってドラクエします。」って
ふてくされたコメントをした荒井と、
今は同じくらいのテンションです。



さて……GP争いはワッキーの優勝で
まさかの岩本が滑り込みで最後の椅子を
手にすることになりました。

 


いわゆる「桑原さん枠」ってやつで、
ダービーの2着の賞金だけでSSの座を
勝ち取りましたが……親友の和田健は
全く期待されていないところから
大穴を出してGP覇者になったんで、

意外と侮れない存在なのかも……?


 

おそらくラインとしては
北井ー郡司ー岩本
脇本ー古性
眞杉ー平原
新山・清水が単騎
って感じなんでしょうが
これから1ヶ月かけてグランプリを
妄想して参りましょう。

 

しかしなぁ…やっぱりココに

松浦がいないのは寂しいなぁ。




12月は忙しいので更新が
途絶えると思いますが
九州の開催なんで佐世保記念は
準決と決勝くらいは更新するかも…
ですね。

皆様、おつかれさまでした。
またお越しください。