いじられ将太と、急成長チカヨリの挑戦・岸和田宮杯5日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本記念 現地観戦予定です。


岸和田高松宮記念杯は
激しいヨコの動きがあった二次予選と
タテ脚の勝負だった東西王座戦を終え
東西の準決勝進出36名が確定。


SSは松浦とケンヤが脱落して
7名となりましたが
地区ごとの準決に出た人数は

東 北 4名
関 東 9名
南 関 5名

中 部 3名
近 畿 9名
瀬戸内 3名
九 州 3名


ってことで、東は関東、西は近畿が
準決の半数を占めることに。
で…準決勝の勝ち上がりは
各レースの1・2着と3着4名のうち
前走の着順が最上位の1名のみ。


開催の特性上、仕方ないのですが
3車でラインを組んでも2名までしか
決勝に進めない場合もあるので
例年、やたらと厳しいサバイバルになる
傾向のコマ切れ勝負の準決勝

多数を送り込んだばかりに
東の準決では関東が別線
西の準決では近畿が別線
昨日の友は今日の敵…となる
ラインもあるようですね。

今年の成長株である窓場千加頼は
ウィナーズカップの決勝では
脇本の前で死に駆けしましたが


「脇本さんが気を使ってくれた。
 割り切って別線勝負。」

 
西王座戦の出走前の特別選手紹介で
いじられまくった三谷将太と組んで
決勝進出を目指す窓場、
果たして脇本に対してどんな戦いを
挑むのでしょうか。


まだ見ていない方のために……
西王座・特別選手紹介のVTRは
こちらから


https://www.youtube.com/watch?v=TfKqLJfhFMw


いかにも関西人らしいノリの
コント仕立ての選手紹介

流れを作った1番車の古性も

すべてを受けた9番車の三谷将も

さすがです。





厳しいヨコの動きがあった
二次予選振り返り



5R
前受けの森田を斬った岩本が
打鐘で流して後方を牽制すると
上昇して中団で止った守澤が
意を決して岩本を叩いて先行
…で、不意を突かれたのか
3番手の阿部力がちぎれて岩本が
ハマる展開


バックで捲った森田に合わせて
岩本が捲ろうとするも
守澤の番手の渡部幸が牽制して
渡部幸と森田に挟まれた岩本が
今開催初の落車事故。

捲り切った森田がライン3人で
決めましたが……


「油断してしまった」と反省の弁。



6R
赤板で後方から上昇する犬伏を
中団で牽制したケンヤ
前受けの嘉永も抵抗して
斬らせないように牽制し
ゴチャッとなった打鐘過ぎに
犬伏が強引に先行するも
3番手の橋本が強→弱にスイッチを
入れてしまいブッチン



ケンヤは下がってきた橋本と
イチャイチャして仕掛けられず
浅井は辛抱たまらずバックで切替え


3番手から捲ろうとした嘉永は
オグリューの牽制で止まって
犬伏が押し切って完勝



番手のオグリューは嘉永を止めて
力を使い果たして伸びず
外を踏んだノダゲンと内を伸びた
浅井が2・3着で、約6万車券。


ケンヤは嘉永を逃がして中団を
取ろうとしていたみたいですが
このクラスで盤面をコントロール
しようと思ったら、ちゃんと捌ける
ヨコの動きを身に着けないと…ねぇ。


7R
前受けの菅田と、中団の佐々木悠が
後方の松井を牽制して出させない
ガマン比べみたいなレースとなり
しぶしぶ…って感じで菅田が先行


バックで捲った佐々木悠は
成田の厳しいブロックで不発
そのまま直線追い込んだ成田が1着
捲った松井は届かず2着
佐々木悠の後ろから伸びた武藤が3着。


逃げイチの松井が逃げずに

中団取るマン・菅田が

逃されてしまうとは……




8R
前受けの三谷竜を赤板で谷口が
斬ろうとしたところ、前中団にいた
清水が併せて踏んで先頭に立ち
後続を牽制しながらペース駆け


4番手に三谷竜が入り、後方から
バックで捲った谷口は不発
その後ろから伊藤旭が捲るも
3角で桑原のハードブロックが
炸裂して不発

直線で桑原がチョイ差しして
山口ワンツーが決まり
三谷竜が直線伸びて3着。

藤井侑にボロボロにされ
園田の欠場でなんとか二次予選に
繰り上がった清水を
再生させた桑原さんの大仕事


いやぁ…志智さんといい桑原さんといい
本当にお達者ですねぇ。



9R
赤板で前を斬った松坂を
高橋晋が叩いて4車で出切り
後方の関東ラインを牽制するところ…
内をスルスルと進んだ松坂が
慎太郎のインをしゃくって番手競り



やり合うところを小林泰が仕掛け
ペースアップした高橋晋の後位の
慎太郎と松坂が離れたところに
美味しくズッポして……

番手捲りした小林泰を
直線で差し切った宿口が1着
慎太郎はなんとかリカバリーして3着。


しかしまぁ…松坂原人に狙われるとは
慎太郎もナメられたもんですね。


10R
前受けした山田庸が河端を突っ張り
再度河端が踏み込んできたところを
イン粘りして松浦に競り込む山田庸

山本伸が上昇してきて縺れると
山田庸はインをシャクって
河端を飛ばし…車体故障した河端は
ズルズル後退、そのまま駆けた
山田用の番手から伸びた北津留が1着
展開が紛れたところで北津留の後ろに
入った山本伸が2着、3着は荒井で
松浦はリカバリーできず敗退。


山田庸のライン先頭を、けっこう
怪しく思っていたんですが
まさか松浦に競るとは。
武雄記念で兄弟揃って何度も
松浦の世話になっているのに
なんとも恩知らずな……。


松浦よ、もう九州の忖度番組に

乗ってやる必要は無いと思うぞ。



11R
深谷がS取って南関が前受け
中団が関東で後方が東北
赤板では新山も眞杉も前を斬りに
行かずに、北井が徐々にペースを
上げて、打鐘でメイチに駆ける先行

眞杉はホーム過ぎに仕掛けるも
車が伸びずに不発、後方から新山が
捲り上げるも深谷が番手発進


そのまま深谷ー郡司ーマクルで決着
別線はなす術なく完封でしたが
眞杉も新山も無理しませんでしたね。
4車ラインで前受けをした時点で
勝負あり…って感じでしょうか。


12R
後ろ攻めから斬った藤井侑を
さらに斬った古性が先頭に立ち
打鐘前から寺崎がメイチの先行




古性はホームで捲り発進して
脇本はバックから番手捲りで応戦
このときに三谷将のクチが開いて
脇本の後ろに古性が追い上げ


結局、番手捲りの脇本が1着
追い上げた古性が2着
後方から捲ってきた窓場が3着。


決勝で連携するかもしれない
ワッキーに気を使った走りで
でもきっちり見せ場を作った
古性が盤面をコントロール

南・三谷将・山田久が
寺崎ーワッキーと古性の組み立てた
スピードレースに対応できずに
沈む中、ついていった窓場は
なかなかの脚ですね。


 

表彰式では例年のとおりに

名輪会の会長・井上茂徳さんが

かなり怪しい手つきで

チャンピオンジャージを着せかけ




ワッキーも流石にいい笑顔。


車券の結果は…
2日続けての全敗。

ブログの予想以外にも

チョイチョイ打ったんですが
もう、お恥ずかしいくらいの

ハズレを続けまして……


「退職代行モームリ」に連絡して
競輪界から引退させてもらおうかと
思うくらいの惨敗続きですが


 

たぶん、ひと晩寝たら忘れてるでしょう。



準決予想
天気は曇りで風は少々


神奈川の並びが北井ー松井ではなく
松井ー北井なんですね。
昨年の宮杯の準決では北井が前で連携して
新山に叩かれて主導権は取れずも
ホームで北井を捨てて切り替えた松井が
自力にチェンジして1着…という
データがあり


2着権利のここは2人揃って、というより
まずは北井の優出、次の11レースでの
深谷や郡司が上がってくれば南関から
優勝者が出る確率が高くなる…


「そういうこと」案件と認定


車番通りの初手なら小林泰が斬って
松井の先行、新田は位置取って捲り
眞杉は7番手に置かれるのは避けたいので
前々に踏んで位置取りするか
松井のペース次第ではカマすのかも


このクラスのメンバーで、北井の番手捲りは
見たことがないのでタイミング良く行けるか
微妙ですし、シャクられたりする可能性も
あるんで全面的に信頼とはいきませんが
まあ、ヤルんでしょう。

全体の流れを考えると
ライン3人の眞杉は北井を潰しに行き
小林泰は北井の後ろを取りに行きそうで
新田は位置取りか捲りか流れ次第


人気は割れると思いますが
北井からなら相手は小林泰か新田
眞杉が潰したときには新田の捲り

3連単 3=246ー2467
おさえ 6ー245ー24578


これが3着権利だったら
眞杉と北井の両立もあるかも…
とは思いますが、唯一の3車ラインと
「そういうこと」案件のラインでは
2着権利では両立することはなさそう
潰し合いして下さい。



一次予選の2走では明らかに不調に見えた
清水ですが、桑原さんのブロックもあって
二次予選では先行して2着で準決進出
そして今回は好調と思える犬伏の番手


叩き合いを避ける傾向にあるワッキーは
無理に先行にはいかないと思いますが
果たしてチャレンジャーの立場の窓場が
犬伏と叩き合い上等で駆けるのか

そして暴君・荒井は北津留をちゃんと
操縦できるのか……?


初手は瀬戸内が前受けでしょうが
後方を嫌えば九州両者が取りに行くかも
で…ワッキーはどんな初手でも
打鐘あたりではいったん後方に下げて
カマシか捲り

犬伏の先行でしょうけど
問題はワッキーよりも前にいそうな
窓場の仕掛けどころ

ホームで仕掛けて叩き合いなら
ワッキーか北津留の捲りが届く
バックでの遅めの仕掛けだと
清水の牽制で不発になった場合は
捲るワッキーの邪魔になりそう

う〜ん……ここはひと捻りして
窓場に乗る三谷将の2〜3着
メンバー中、脚だけでいえば下位なんで
アタマはさすがに難しいでしょうが
窓場の動きに乗って突っ込んだり
不発に終わっても志智さんのところに
強引に降りて捌いたりもできそう


アタマは清水・窓場・ワッキーで
負傷明けの南はワッキーの高速捲りに
ブッチンするリスクがあるんで…

3連単 159ー3=145789

頼むぞ、いじられ将太。
決勝に進んで、また特別選手紹介で
笑いをさらってくれ。




3連勝の深谷が前回りの南関が
3車ラインで圧倒的に人気でしょうが
別線に付け入るスキがあるのか…?

初手の並びが車番通りで
東北ー南関ー茨城ー埼玉の順だと
新山は前受けをしても突っ張り先行は
ちょっと難しく、森田を突っ張って
深谷が3番手では組立てとして悪手で
初手の並び次第では突っ張りはなさそう

で…森田が斬って吉田拓が追走
関東は斬り合わずに4車並んで
南関か東北が来るのを待つ形になって
深谷のカマシが来て3車で出切ったら
もうそこでジエンドな感じ


普通に南関3車が強いんで
深谷=郡司で仕方ないのかとは
思いますが……悪魔の一手があるなら
吉田拓か森田が、郡司の位置に
押し込み強盗に入る展開

これまでも「自分が甘かった」と
反省しつつ、怪盗コショーに
何度もお宝を盗まれている郡司


事故点パンパンでお寺行きの常連の
若き失格王・森田と、
昨年に3ヶ月の懲役を食らった
吉田拓なんで、ヤル度胸があるかって
いうと微妙ですが…2着権利のここで
タテ勝負で勝ち目のない相手なら…


ってことで、競ってしまえば
東王座戦で北井ー深谷の二段駆けに
いいところまで迫った新山の捲り
新田が離れたくらいの強烈な出足で
もつれた前団をひと捲り

相手は成田・吉田拓・粘れば深谷

3連単 1=378ー356789

あとは吉田拓のアタマで

3連単 3=67ー156789

点数多くてスミマセン。
普通に深谷=郡司で決まったら
仕方ないと諦めましょう。



 

桑原さんの扱いが酷いな…
志智さんと入れ替えて
10Rを犬伏ー清水ー桑原
12Rを藤井侑ー浅井ー志智

これでスッキリするはずなんだけど

それでは強力になりすぎるんで
近畿を勝たせたい番組屋の
強い忖度が働いたのでしょうか。




藤井侑が先行態勢に入って
そこにノダゲンか桑原さんが追走
三谷竜は中団を取って
寺崎は前受けから引いてカマシ発進


寺崎の調子が良さそうなんで
普通に古性のアタマだと思いますし
藤井侑は必死に抵抗するでしょうが
それでも寺崎が出切ったらそこで終了

普通に古性の軸で良いと思いますが
どちらかというと地脚系の山田久が
寺崎の超絶ダッシュについていけるか

そして…古性としては10Rで
優出した西の選手がわかってるんで
あとは寺崎を残すか山田久を残すか
……みたいな選択も可能なのかも。

普通に古性の軸ですが
切替えてウマを捨てる達人の浅井に
2・3着に入ってもらいましょう。
浅井の後ろに誰が入るかわからないんで
オッズ見て配分を決めます。

3連単 5ー2=全
おさえ 5ー37ー134678


今回注目の藤井侑ですが
西王座戦は前に出たところを
古性に斬られて終了
何もできずに終了でしたが
その分、疲労を溜めずに済んだので
ある程度は抵抗するでしょう。

悪魔の一手があるとしたら
年に2〜3回炸裂する「浅井払い」
後続から捲ってくる選手の前輪を
後輪で薙ぎ払うブロックが
寺崎にぶち当たった時

もう、そんなアクシデントがない限り
古性が勝つように組まれた番組です。


さて…本日はいつものサテライトで
当ブログの特別解説員・灰人さんの
ありがたい能書きと、先日の武雄記念の
24万車券のドヤを聞いてあげる予定



 

ライフはかなりボロボロですが
まあ、準決当てればなんとかなるでしょ
(反省ナシ)

皆様のご健闘をお祈りします。