実力拮抗の青龍賞、近畿だらけの白虎賞・岸和田宮杯4日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本記念 現地観戦予定です。



岸和田高松宮杯は3日間の予選を終え
東西王座戦に進出の各9名が決定
2連勝で勝ち上がったのは
東は新山・深谷・郡司・吉田拓
西は古性・寺崎



青龍賞メンバー



いや…なんとも豪華なメンバーで
それぞれのラインにタイトルを
獲った・獲らせた絆のある関係が
ズラリと並ぶ組み合わせ
グランドスラマーの演説王・新田が
長欠明けとはいえ6番車という
「東のオールスター」のメンツ



マクルファンの方には申し訳ないですが
これにマクルout→慎太郎inあたりで
バランスの良い超豪華な三分戦が
できたような……



白虎賞メンバー


初日から番組がうまく組んであり
地元・近畿地区に有利な感じは
ありましたし、ここに照準を合わせて
調整してきたと思われる近畿勢は
各レースで気合が入った戦いぶりで
好調ぶりを見せていましたが
……9名中7名までが近畿ですか。

最強タッグの松浦・清水も苦戦
九州勢に至っては3日間で
一着獲った選手がゼロ

まさに近畿のやりたい放題

そんな中で大健闘して王座戦に出た
特別競輪2回目の参加の藤井侑
そして51歳にして特別の準決確定
たいへんお達者な志智さん
中部の二人の健闘が光りますが


藤井侑・志智out→三谷竜・東口in
あたりのメンバーになると
「近畿最強決定戦」みたいな
レースになりそうですね。

全員が準決に進める王座戦ですが
準決は各レース2着+3着1名のみ
決勝に進めるキツキツの勝ち上がり

3着になった選手の優先順位は
「前のレースの格と着順」なので
王座戦の着順が良ければ準決3着でも
決勝に進める…ってことで
ここの着取りも重要ですが
東は地区ごとの絆で
西は近畿の各県の絆で
熱いレースが見込めそうですね。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



パールカップを制したのは
同期の奥井の先行を差し切った
千葉の石井貴子。


過去にはビッグレースでの実績もある
実力者でしたが、3年前のレース中の落車
そして昨年は練習中の落車で骨折し長欠



「骨が折れてもくっつくし
 大丈夫なんですけど。
 心が折れてしまって、
 もう走れないんじゃないかなって
 思った時もあった。
 またこんな日が来るなんて信じられない。」

苦しい時期を乗り越えての大舞台での優勝
これで2020年以来となるグランプリへの
進出も決定となった石井貴子


勝因は…なんといっても奥井の番手を
取りきって追走したこと
準決の勝ち上がりが4着だったため
7番車でしたが、初手で奥井の番手が
手に入り…勝負所では併走でしたが
きっちり取りきってゴール前のチョイ差し



そして、同期の奥井も……3日間
バックを取る自力勝負で、あと一歩で
優勝を取れるところだったんですが
悔しい微差での敗戦



でも、優勝した同期の石井を称える姿は
なんとも清々しいものがありました。



ラインがないガールズは風を受けて
先行する選手が圧倒的に不利
でもそれを覆しての優勝を望んで
3日間自力で戦いバックを取った奥井
石井同様、「苦労が報われる」時が
来てほしいですね。


しかしなぁ…2番車の奥井の番手は
初手で車番が近くの1番車の當銘か
3番車の柳原が取り切ると想定して
予想した方も多いのではないかと
思いますが……これは同期での
「そういうこと」だったんでしょうか。

昨年の競輪祭の佐藤水菜ー梅川風子の
案件みたいに、隠れラインを読むと
獲れる車券…というのが
これからもあるんでしょうかね。



そして、ベッカム似さん

3日間の予想代行、ありがとうございました。

次はサマーナイトのガールズあたりで

またお力をお貸し下さい。





3日目、超簡単振り返り

チョビ髭松井と失格王・森田
二人のバックでの激闘で両者の番手の
平原とマクルが恵まれた1Rから
かなり激しいサバイバル戦





強かったと思うのは打鐘の外併走から
仕掛けて2車でカマシ先行して
猛追する新田と岩本を抑えて
堂々の逃げ切り1着の眞杉



そしてケンヤのカマシ先行を
7番手から上がり10.8の高速捲りで
捉えて快勝の寺崎


ワッキーは……一走目の惨敗が
八●長じゃないかと思えるくらいの
ライン3車で決める見事な逃走


「体は今の状態をキープできれば
 良い結果に繋がると思う。」
 

……好調、ってことで良いんですかね?

本人としては色々と考えながら
話してるとは思うのですが
この人のコメントは、なんとなく
進次郎の構文みたいに、
何を言いたいのかわからない時が
たまにあるんで……ねぇ。





車券の結果は…
勝負レースと読んでいた9R
清水と三谷竜を置き去りにして
カマシきった藤井侑の2・3着で
購入していましたが……



狙った志智のアタマ、藤井侑3着なのに
2着のゲンちゃんが抜けてドボン。

9万シューでしたか……


これまでの特別で何度も世話になった
ゲンちゃんをヒモからも抜いていたのは
我ながら痛恨の極み、危うく切腹を
してしまうところでした。




そしてパールカップ決勝では
迷った挙げ句に、ベッカム似さんの
予想にあった奥井・石井・柳原・山原
4車ボックス車券を買うも……
3着の尾崎が抜けてハズレ。







この2日間の惨敗によって
一般人であればメンタルが崩壊する程の
心身のダメージを受けておりますが
筆者はJKAから特殊な訓練を受けた
選ばれたエリート養分なので……
もちろん後半も打ちます。




(負けても笑顔を忘れない養分)



二次予選予想

西の一次予選の二走は近畿がメインの
地元番組が組まれてましたが
強い自力が勝ち上がってしまったんで
二次予選の近畿は逆に苦戦しそうな感じ
弱い九州、人数不足の中部を圧倒して
瀬戸内が主役になりそうな番組

一方の東は、バランス良く強い選手が
勝ち上がったので、わりと実力拮抗
ただ南関と北日本は強力な自力が
少ないんで混戦になりそう
 



二年前くらいの全盛期は
奥の手のエグい捲りを出していた
守澤ですが、脚が落ちた近況では
自力を出すのも厳しそう

ここは実質逃げイチの森田が
好きなところから仕掛けられそうで
関東勢にチャンスなんでしょうけど
守澤が中団取りか、いっそのこと
番手に斬り込むか……


関東に強盗に入ったら、
カーッとなりがちな男・吉澤との
危険なマッチアップで激闘必至
岩本が捲り一発で決める

逆に岩本と守澤で中団取り合い…
みたいな展開になれば関東が有利
若き失格王・森田が軸でしょうが
ここは守澤の動きをどう読むか、で
もうちょっと考えます。



 

二次予選は気を使って駆けたらしい
犬伏ーオグリューに対抗するのは
ケンヤーレフト先輩の中部コンビ
二走目はカマシを打ったケンヤですが
このメンバーなら位置を取っての
捲りでしょうね。

で…普通に犬伏が駆けて
中団でケンヤと嘉永がイチャイチャ
ヨコは厳しい嘉永が勝ちそうですが
勝っても犬伏の先行は捲れない

3番手から好調の橋本強が
強襲してくる車券を少々
相手は徳島両者に、レフト先輩

3連単 7=359ー12359

嘉永は仕掛けずに4番手キープを
続けたら準決進めそうだけど
そもそも脚も気持ちも足りない状態の
気がするんだよなぁ……




武藤・小原太・大森と
東の各地区を代表するS取り職人が
共演する、スタートマニアには
たまらないドリームマッチ

ただ、レースの方はこのメンツでは
何があっても逃げないであろう
佐々木悠と菅田のコジ●合戦を
松井がドカンとカマして3番手との間に
車間が大きく開いたらそこで終了、
みたいな単調な感じになりそう

松井=小原で良さそうですが
ちょっと罠がないか考えます。




この開催を通じてはイマイチで
連日、藤井侑にボコられて惨敗
メンタル崩壊してそうな清水が
人気を背負うので…

ここもカモではないかと思いますが
ただ、人格者である同県の桑原さんが
つけるので気合は入るのかも……?
お達者なトミオを付けて谷口が先行態勢
そこを清水がカマシに行くか…って
感じで進みそうですが、果たして清水が
桑原さんの大仕事で蘇るか


ごちゃごちゃな展開になったら
動きの良い伊藤旭が捌いて捲って
九州にもチャンスの気がしますが
番手が筆者の宿敵・山田英なので
…………どうしよっかなぁ。




連日、深谷や北井に当てられて
厳しいレースだったブッチャー高橋晋
でもここは、4車ラインの先頭で
小林泰さえ潰してしまえば…ってメンツ

前受けして引いてカマシ一発で
4車出切れば、小林泰も簡単には捲れない
東北で良いような気がしますが……

初日は番手競りしただけで脚を使い果たし
2走目は一発でどかされる失態を演じた
3年前の覇者・宿口が、また笑わせて
くれるでしょうか。




九州の並びが謎で
北津留ー山田庸ー荒井ではなく
山田庸ー北津留ー荒井になってるのは
無慈悲な暴君・荒井が
「北津留が先頭なら俺が番手」
みたいな圧をかけたんでしょうか…?

ここは暴走宇宙人・河端の
実質逃げイチみたいなメンバーですが
庸平の気持ち次第で変わりそう

果たして「そういうこと」が
あるのか……?

じゃ……ないと思うんですがねぇ。



今の松浦が人気になった場合は
期待値に見合わないので九州車券
北津留のアタマから

3連単 9=27ー全
厚めに 2=9ー13467


行かない庸平にキレてしまった暴君が
内をシャクってライン崩壊…みたいな
ことだけはご勘弁


青龍賞





深谷と郡司に任された北井は
先行一本でしょうけど…
東北と関東が対抗するのか


自力型は6日間で5走するので
後半戦に向けて疲れを溜めるのは
避けたいところですが……
賢い眞杉は叩き合いを避けて
戦局をコントロールする動きを
する場合もありますが
勝負所では仕掛けそう

新山はこれまでの傾向から
スタートで前受けが取れれば
2対4の戦いでもツッパリ先行
後ろに新田がつけるのに
引いて捲りの戦いはできないはず

叩きあったら簡単に番手捲りは
打たない深谷よりも
眞杉を捨てても許される吉田拓からで
相手は平原と深谷に、立て直して
インを突いたりしかねない演説王

3連単 4=136ー13569

頼むぞ鼻ペチャ、ここは遠慮せず
勝たしてもらえるメンツのはずだ。






近畿選手権みたいなメンツで
村上お兄ちゃんと内林あたりに
解説をお願いしたい一戦


チャレンジャーの藤井侑は先行一本
じゃあ誰が叩きに行くかって言うと
高知全プロでワッキーを番手につけて
位置取りの競走をしてしまって
反省をしていた寺崎でしょう。

ただ、この2日間の動きを見る限り
藤井も寺崎も好調で長引く叩き合い
そこを捲るのが古性…でしょうね。

相手は南と、叩き合いには参加しない
窓場と山田久も入れて

3連単 1=347ー3479

3日目を終えて、九州勢は
近畿にボコられ続けて
ノダゲンと北津留の2着が最高で
まだ地区として1着が無い状態

まあ、負け戦の一発くらいは
あるとは思っていますが
準決に誰も進めない…っていうのは
さすがに悲しいので…
頑張れ、ツルツルの二人。


 

皆様のご健闘をお祈りします。