勝ちにいった戸郷似の男・高知全プロ記念の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本記念 現地観戦予定です。



競馬のダービーを制したのは
56歳の横山典が騎乗した
9番人気のダノンデサイル

失礼ながら……横山典って
まだ現役で騎乗してたんですね。
最年長のダービージョッキー
だそうで…お達者ですねぇ。


競艇の多摩川オールスターでは
23歳の定松勇樹クンが
デビュー5年目にしてSG優勝の偉業


師匠の峰竜太と抱き合って号泣
なかなか美しい師弟の絆


そして……メンバー豪華で賞金安い
全プロ記念を制したのは、清水裕友


犬伏のカマシ先行にのって3角から
自力で踏み出し、荒井と寺崎の
追撃を封じての完勝。


今年は年初から好調を持続し
ビッグレースでも勝ち上がりでは
しっかり自力を出しており
番手での捌きも的確


「とりあえず勝ち切れて
 ホッとしました。
 今年は勝てそうで勝ちきれない
 ことも多かった。
 力不足を感じることもあったけど
 一番人気になっていたし
 勝ち切れて良かった。」

そして、今後について
「今年のGⅠは残り4つ。
 賞金ではなくタイトルを獲れるように
 頑張りたいですね。」

すでに賞金でのGPは、ほぼ確定と
言って良い状況だと思われますが
ここ数年、トップクラスを続ける
清水にファンが求めるのはGⅠ制覇。
意外にもタイトルは4年前の
全日本選抜の1回だけ
最強タッグの相棒である松浦の調子が
イマイチ上がらない中で
地区のトップとしての責任も
求められるも清水、残り4つのGⅠの
戦いに期待が集まります。

おめでとう!清水!

レースのポイントは

・前受けしなかった瀬戸内
・叩き合いを避けた寺崎
・仕掛けに迷った深谷
・荒井、渾身の中割り



まず、前受けしたのは深谷で
ツッパリ先行と思われた瀬戸内は
松浦が前受けできなかったのか
あえてしなかったのか、初手中団
最後方に近畿両者。


初日みたいに犬伏が突っ張って
駆けるのかと思っていたんですが
これはけっこうな想定外。


打鐘で寺崎が斬りに行き
深谷が出させたところを
後方から犬伏のダッシュカマシ…で
寺崎はあまり抵抗せずあっさりと
4番手に引き、単騎の荒井は
近畿の後ろの6番手で最終バック


3コーナー手前で荒井がインを突いて
脇本をシャクって前に踏み込み
寺崎は2センターで捲り追込み気味に
外を踏み、その動きに合わされる
形になった深谷はコースがなく伸びず



番手から踏み込んだ清水が直線で
後続を突き放して完勝
続いた松浦は伸びを欠いて
2着は中のコースを突いた荒井
3着は捲り追込み気味の寺崎。
9万車券でしたか・・・・・

勝った清水は展開も脚も含めて
完勝といっていい内容でしたが
健闘したのは暴君・荒井。



瀬戸内が前受けで死に駆け…みたいな
初手の隊列なら決め打ちで松浦の
後ろにつけたと思いますが
展開上、福井両者の後ろに
行かざるを得なかったので
けっこう不利な位置でしたが
絶妙のタイミングで脇本をどかし
その後の直線で寺崎に当たって
伸びた動きも巧みな捌き

今年は前半から落車続きで
アンチの皆様のメシウマの素材に
なっていた荒井ですが、
ちょっと復活の兆しがあるのかも。


そして深谷は…前受けしないで
中団・中団の立ち回りをしたほうが
叩き合いを誘いやすい構成で
寺崎も犬伏も軽く小突いたら引く
ヨコの弱さなんで、併走上等で
位置を取りに行ったほうが
良かったような気もしますが…
まあ、そこはやむなしでしょうか。


最後に寺崎のあの中団取りですが
コメントでは

「脇本さんからは
『先行だけではなく、そろそろ勝ちに
 こだわるレースをしていってほしい』
 と言われていた。
 でも、ちょっと中途半端でした。
 脇本さんを付けてする競走では
 なかったし、内容が…。
 もっと内容も重視していかないと。」




う〜ん……筆者は死に駆けを想定して
車券を買っていたんで残念ですが

若手が先輩を付けたら何が何でも
心を燃やして先行しないといけない、
とは思っておりません。

同県のSSであるワッキーを付けても
「自分で勝ちに行く競走」を
しても良いかとは思います・・・・・が
ただ、位置を取りに行くとヨコの捌きが
できないワッキーは当然のように狙われて
ラインとしては機能しませんし

今回みたいに賞金が安くて、
でもメンツがなかなか豪華
今後のGⅠでも戦うことになる相手なら
ここで死に駆けを見せてワッキーを完勝
させれば、次回に特別の準決や決勝など
もっと高目の競走で同じような
メンバー構成になったときに
今度こそ位置取って捲りに構えて
勝つ競走をすればいいのに……



しかも、それを口に出して反省するって
競輪頭脳が松浦や清水、眞杉あたりから
してみればずいぶん低いと思いますし
「こいつバカだなぁ」
って感想ですね。


・・・・・ええ、もちろん負け惜しみです。




負け戦からそこそこ拾ってまして
配当は安いとこながら悪くない収支で
最終を迎えたのですが、
清水アタマからぶち込んで
2着荒井も持っておりましたが
3着寺崎はアリマセン。

ぶち込んだ分だけ負けました。

3日目にあった競技大会の優勝者は
ケイリン…………山口拳矢
1000m独走…菊池岳仁
スプリント………河端朋之
で、この3人は寛仁親王牌で
初日の理事長杯に乗ることが決定



ケンヤは2連覇ですか…
やはり、単騎での戦いで「隠れる」のが
巧いんでしょうねぇ。


そして1000m独走では
久しぶりに見た演説王・新田


懲役が明けて前橋記念から
復帰するみたいですね。


そしてその他は
チームスプリント…徳島
(太田竜馬、島川将貴、久米康平)
4kmチームパーシュート…福岡
(角令央奈・橋本陸・上野恭哉・原井博斗)
4km個人パーシュート…近谷涼
エリミネイション…………小林泰正


太田竜馬は現状なら寛仁親王牌に
一般選考で選ばれる成績ではなかったと
思いますので、良かったねって感じですか。

4kmパーシュートの皆様は、後期S級に
いれば寛仁親王牌に出場できますが
どうなんでしょうかね。


そして、最近の寛仁親王牌の風物詩
師弟ワンツーを決めて称え合う
小林泰正と潤二さん



50歳にして、前橋に来る泰正の同期と
一緒に練習しているらしい潤二さん、
素晴らしいですねぇ。


さて……この次は前橋記念
演説王・新田の復帰場所ですが
ブログの更新はパス


そして今年3回目のGⅠ
今回から開催方式が変更になる
高松宮記念杯&パールカップ


祝日がない6日間開催になって、
評判が悪い準決勝4個はそのまま
なんとなく「改悪」のような
気がしてなりませんが……
週末は休みの予定なので
とりあえず準決・決勝は打ちますし
ブログも6日間更新です。

皆様お疲れ様でした。
次回は高松宮記念杯初日に
更新する予定です。