連覇を目指すツヨカワ女王、3連覇を目指す怪盗コショー・岸和田高松宮記念杯プロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。




最後の前哨戦となった前橋記念は
ベビーフェイス・小林泰正が
地元勢15年ぶりの優勝。



眞杉の死に駆け気味の先行に乗って
森田ー平原の反撃を振り切り
番手捲りで抜け出し快勝



師匠の潤二さんからの祝福
そして仲間達からの胴上げ…と
「記念は地元」の言葉通りの
なかなか盛り上がった優勝セレモニー

ダービー前あたりから好調が
続いていましたが
やはり眞杉や森田といった
同期の仲間との練習で切磋琢磨して
脚力がアップしたのが大きく
また今回は番手回りで恵まれたと
同期の絆に感謝した小林泰正


 

で……久留米の偉い人からは
苦言があるかもしれませんが
こういうレースでキッチリと
「勝たせる先行」ができるのが
眞杉の信頼できるところ


今回は準決で新田と松井を沈める
活躍を見せた森田もあわせて
今後も期待できそうですね。


一方で、復活した演説王・新田は
開催3勝するも準決で森田ー平原の
連携に敗れてイマイチな復帰戦


でも、慎太郎いわく
「新田が戻ってきてピリッとした。」
だそうで…やはり新田の欠場中は
北日本がイマイチな感じだっただけに
地区の核となる演説王の復帰は
今後の勢力図を変えるはず





そして高松宮記念杯前に
中毒者たちのライフを搾り取ろうとする
昼夜で連続の開催となった
奈良・函館のなんちゃってGⅢ


奈良の方では伏兵・6番車の
大矢崇弘が展開が縺れるところを
単騎での捲り追い込みの一発を決め
S級初優勝、3連単の配当は
495番人気で驚愕の33万円


2着の元砂・3着の松岡辰とともに
小倉競輪祭の出走権を獲得したので
11月の現地観戦の際に
同行する輪友の灰人さんから
「なあ、コイツどこで権利取ったの?」
って聞かれる可能性が大。
ちゃんと覚えておかなきゃ……。


一方でナイターの函館は
九州の数少ない期待の若手
笑顔と歯グキがステキな阿部将大が
大川剛ー坂本坊っちゃんの二段駆けを
しぶとい捲り追い込みで仕留めて優勝



ガールズで優勝した小坂知子と共に

函館のマスコット・りんりんが祝福

高松宮記念杯に出られないのは

残念な阿部将ですが

実力は着実にステップアップ中


筆者はこの期間はまあまあ忙しく
前橋はわりと苦手なバンクなので
手を出すことなく終了

函館では連日のように好脚を見せた
阿部将を応援するも、車券は買わず
主にGⅠの前後に発生する
「競輪賢者モード」
になっておりまして……


半月ほどマジメに過ごしておりました。

 

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

 

 

さて……今年3回目のGⅠとなる
岸和田高松宮記念杯


すでに岐阜全日本選抜を郡司
いわき平ダービーを平原が優勝して
来年のSSを確定させ
賞金では古性・清水がほぼ確定
ダービー2着で賞金を積んだ岩本も
例年であれば安全圏

……ということは、現在のSSから
少なくとも2名は陥落が確定
残りのタイトルやパリ五輪のメダルに
よってさらに陥落者が増えるってことで
SSによるサバイバルの様相もある
年末の静岡GPを巡る戦いを
楽しんでまいりましょう。


高松宮記念杯の特徴はは
勝ち上がりは東西に分かれて
予選はポイント制で2走
東西のポイント上位者9名が
4日目の王座戦に進んで
その後の準決は東西2レースずつ
決勝ではじめて東・西が混合での戦い

よって地区のラインのでの結束や絆が
勝敗や勝ち上がりを左右することになり
ポイント制の予選ゆえに一走目で大敗して

もう見込みがなさそうな自力選手が

二走目で格上の地区の先輩のために

涙を流して死に駆けする

「そういうこと」案件が頻発する
開催でもあります。




で…開催形式なんですが
一昨年までは4日間の日程でしたが
昨年は新設されたガールズのGⅠ
「パールカップ」を組み込んだ
6日間の開催で
1〜3日目の日程は前半戦に
男のほうのシードなしの予選
後半4Rがガールズのパールカップで
児玉碧衣が新設GⅠの女王になりましたが


今年は微妙に変わって
初日は5〜8Rがパールカップの予選
2日目はパールカップの5〜6Rが
負け戦で11〜12Rに準決勝
3日目は5〜7Rが負け戦で12Rに決勝


見づらかったらスイマセンが
番組表はこんな感じ


で……4日目以降は昨年と同じ
4日目には東西の王座戦があって
5日目には東西の準決勝が各2レース
6日目に決勝


女子競輪王座と組み込んでいる
似たような形式の小倉競輪祭は
初日に予選4レースが後半にあって
2日目・3日目の負け戦は1〜2R
準決と負け戦の特選+決勝が11〜12R
みたいな感じで男の方の8R分は
連続で打つことができるのですが


「間にガールズを挟む」というのは
売上にどう影響するんでしょうかね。
筆者の輪友の皆様は、ガールズのレース
特に負け戦はほとんど打ちませんが
ちょうどお昼の時間なんで、その間は
「もぐもぐタイム」で昼飯の時間に
なりそうな気もします。



 

で……筆者は初日から3日目までは
業務が忙しいので、まともに打てません。
2連覇を目指すツヨカワ女王・児玉碧衣が
ダントツ人気になりそうな
パールカップについては、いつものように
当ブログのガールズ特別解説員である
ベッカム似さんからコメント欄に
予想を頂ければ、気分とライフ次第で
ノリ打ちの予定です。



神算鬼謀の渾身の予想と、詐術師のような
能書きが降臨するのをお待ちしております。






岸和田バンクは直線56.7mと
ほぼ標準の長さの400走路
基本的にはスピードの出やすい
高速バンクで、海岸が近いので

海風によってコンディションが左右され
風の強い日は2角の下りを使った捲りが
決まりやすい


そして…全国屈指の
たいへんキツくて香ばしい
ヤジが飛ぶ競輪場でもあります。


筆者のホームである小倉競輪場も
けっこうキツメ゙のヤジが飛ぶのですが
現地観戦で岸和田に行ったときには
関西弁なんで余計にそう感じるのか
岸和田がやや上かなぁ、という印象でした。

 



特注選手は……現在2連覇中で
地元・岸和田の古性優作が今回も
ダントツの優勝候補


番手の仕事や自在戦を巧みにこなす
輪界随一のバランスやハンドル捌きと
スピード抜群の捲り
勝ち上がりは自力なら1周のカマシで
ラインを連れ込むオールラウンダー
そしていざとなったら別線の番手を

鮮やかな手口で奪いとる
「怪盗コショー」に華麗に変身


昨年は初日に落車しながら

地元の責任感で走り続け優勝

表彰式では涙を見せた古性ですが



強くなるため努力研鑽を惜しまず
高みを目指す姿勢は素晴らしく
ワッキーがイマイチな現況では

地元の大声援を背に3連覇を目指す
近畿の大将格

ただ……おそらく番組的にも
地元優遇をされると思いますんで
勝ち上がりではガチガチの本命で組まれ
車券的な妙味は少なそう


その他では、今年の年初から
ミラクルパワー先行で魅せる根田空史

 


同期で練習仲間の岩本がダービーで
大活躍を見せたのが刺激になり
意識が変わったと語る根田
南関は自力の層が厚いだけに
割りを食った番組にされそうですが
それだけに穴で狙えそう


そして中部の参加選手では数少ない
先行の決まり手を持つ藤井侑吾


ウィナーズカップで負傷して
鎖骨を折って長欠していたものの
復帰場所からの調子は上々

中部はただでさえ先行が少ないので
予選ではレフト浅井とかケンヤあたりの
格上と組まされておいしく使われそうな
気もしますが……先行争いを辞さない
ハートの強さもあるだけに面白い存在

この他にも前橋記念で優勝した小林泰正

近況は力をつけている窓場千加頼も

注目したいところではありますが

過剰に人気になりそうな気がするんで

どうかなぁ…って感じですかね。
 

 

初日から4日目あたりまでは

仕事が忙しいんでガッツリとは

打てそうにありませんので

パールカップの方はベッカム似さんに

丸投げして、男の方も予選は1日あたり

2〜3レースくらいの予想ですが

ブログは6日間更新する予定です。

 

 

長丁場なんで最初に一発獲って

楽になりたいところですが…

皆様のご健闘をお祈りします。

初日の予想は別記事で更新します。