それぞれの責任感・武雄記念の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本競輪 7/20より再開!


筆者のホームバンク・武雄競輪場の
開設74周年記念を制したのは
S級S班・深谷知広。



目標の根田の番手に割り込まれながら
自力のバック捲りで前団を捉え
ライン3人で確定板を独占。

マイクの音声がうまく入らなかった

トラブルがあったらしい
優勝インタビューでは、前を任せた
根田と後ろを固めた東北勢に感謝し
 


「S班として優勝がないのは
 気にかけていた。うれしいけど、
 その先に必要な優勝がある。
 そこをしっかり目指していきたい。」

昨年のグランプリでは好位置からの
捲りで獲ったか…と思ったゴール前で
松浦の強襲を喰らい惜しい2着

今年のグランプリはホーム登録の
静岡競輪場で開催
「その先に必要な優勝」は
残り4つとなったGⅠを制して
GPの舞台に立つこと、でしょう。

デビュー時から怪童と呼ばれ、
GⅠ制覇の最年少記録を塗り替えた
深谷が、最後にGⅠを制したのは
10年前の寛仁親王牌。
ナショナル挑戦、静岡への移籍など
10年の間に色々と環境が変化し
その中で、現在の深谷には
静岡、そして南関のトップとしての
責任感を感じる発言が多くなった
気がします。

郡司が出場を決め、岩本が手の届きそうな
ところまで来ている静岡GP
その舞台に立つ、という目標も

ホームバンクのトップ選手としての
責任感から来るものでしょうか。


おめでとう!深谷!
そしてちょっとだけ、ありがとう!

 



レースのポイントは
・前受けを選択した南関東北
・早めに先行した清水、瞬殺の山田英
・根田の番手→清水の番手へ
 山田英の謎の奮闘
・力づくで捲りきった深谷



まず、号砲が鳴って阿部力がダッシュ
S取りして南関東北が前受け
「前を取って引いてカマシの
 作戦だった。」そうで、
その方が根田の持ち味が生きるとの
判断だったんでしょう。

東北南関ー競りー中部の初手から
赤板で志田が前を斬って、
やや突っ張りかけた根田が引くと
打鐘で清水が巻き返して先頭に。


 

清水後位の競りは、踏み出した瞬間に
山田英がちぎれてイナショーが取り切り
そのまま清水がペースに入れて先行
ちぎれた山田英は大槻に絡んで
その後に内をシャクって深谷の
内に入って根田の番手に割り込み。



ホームで根田と志田が踏み込んで
捲ろうとするも、清水が突っ張りきって
捲らせず、そのドサクサで内に入った
山田英は捲りを牽制したイナショーを
インからシャクって…いつの間にか
気がつけば清水の番手に。



2角過ぎで自力に転じた深谷は
煽りを受けながらも一気に捲りきり
そのまま直線で後続を突き放し1着
ちぎれ気味になりながら阿部力2着
大槻もなんとか追走して3着。



深谷の勝因は…まあ、二次予選と

準決の圧巻の先行押し切りを見たら
脚の違いで勝てるとは思いましたが
根田が清水の先行にガチで抵抗して
道を作ってくれたから、ですね。
根田は捲りでも勝負になる展開
だったと思いますが、深谷の前を回る
責任感からの早目の仕掛け


そして清水の早目の先行は・・・


「英さんにも稲川さんにも
 けっこうお世話になっているので
 感情を押し殺して自分のレースに
 徹したが、難しかった。」
と語っていましたが、やはり
「後ろの競ってる二人に対して
 失礼がないように駆ける」
っていう村上兄イズムでしょうか。
ホームで根田と志田の抵抗を
振り切ったあたりで脚を使い果たし
深谷の捲りを許したのは
まあ、仕方ないでしょう。

準決で庇ってくれた浅井のために
早めに仕掛けた志田、
志願の前回りで叩き合い覚悟で
やはり早めに仕掛けた根田


今回は自力選手の「責任感」を
感じる決勝だったと思います。


地元の山田英はなぁ……


清水の踏み出しで瞬殺でちぎれて
深谷の内に入って割り込んだ
打鐘のあたりで、深谷の1・2着の
車券しか買ってなかった筆者は
ブチ切れそうになりましたが



結果、展開のアヤもありましたが
清水の番手を取り返しましたし


あのまま根田の番手にいて
清水のところに追い上げなかったり
深谷が負けたり山田英が着拾いで
確定板に載ったり……があったら
読者の皆様がドン引きするくらいの
罵詈雑言を浴びせていたと思いますが
無事に深谷が勝って車券も獲ったので

 


今回は無罪といたします。
勝ちゃあ良いんだよ、勝ちゃあ。
(勝てば競輪道は気にしない養分)

最終日は後半戦の負け戦と決勝を
仕事の前にネットで投票して
おりましたが……

9Rで3日間、地元勢の奴隷のように
働いたソーマくんのアタマで的中
10Rではお人好しの北津留が駆けて
今回は絶好調の金ヶ江の差し切り
ズブズブまで購入
11Rではヒデノスケが頑張りすぎて
最後に島川の強襲を食らう庸平


そのあたりが配当やっすいながら
厚めのところがコツコツと的中して
決勝も低配当ながら厚めに獲ったんで

今回の開催のトータルでは
3日目までは重症だったのが…
チャラくらいまでライフが回復

しかしながら、今回は3日目の
灰人さんの24万ショックが大きく



「へ〜、そんな安い車券獲って
 満足しちゃうんだね。

 真の穴党の俺には、理解できないわ。
 仮にも『穴屋』を名乗ってるのに
 恥ずかしくないの?」


って、次に会ったとき煽られることと
24万車券のドヤ自慢をされるのが
確定なので(信頼度・全回転リーチ)
少しも満足できずに終了。



東口よ、どうやら車券戦術では
「コツコツは勝つコツ」

じゃ無いみたいだよ。




さて……この次は函館記念五稜郭杯


メンバーはSSが5名で
新山・慎太郎・眞杉・ケンヤ・古性に
特選メンバーが郡司・守澤・松井・東口

 




・・・・・なかなか豪華じゃないか。

しかしながら、最終日以外は仕事で
ナイターなんでブログ更新は難しそう
ちょいちょい買うとは思いますが
更新はサボります。


その後は高知での全プロ
演説王・新田が復帰するらしい
前橋記念と続きますが
全プロはメンバー豪華なんで
更新予定です。


皆様おつかれ様でした。
またお越しください。