脱落した弟、競られる兄・武雄記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本競輪 7/20より再開!




 

昭彦さん
「ついに決勝、庸平は残念だけど
 英明には地元の思いを背負って
 頑張ってもらいたいですねぇ。」

茂徳さん
「うん・・・・まあそうだけど
 マキビちゃんとか
 未来ちゃんとか美咲ちゃんは
 どこに行ったの?」

昭彦さん
「あの娘たちは日曜日だけの
 特別ゲストなんで、もう
 帰っちゃいましたよ。」


茂徳さん
「えぇ・・・・・・・・・・・」


昭彦さん
「いやいや、なんでそんな
 ガチで凹んでるですか?」
 



トークショーやスタジオ解説に
若い女性がいるときの
茂徳さんのねっとり目線と笑顔は
武雄記念の中継の風物詩。


今は釣り好きなお爺ちゃんで
若い娘にニヤニヤしてる姿を
見かけることが多い茂徳さんですが


現役時代は「鬼脚」と呼ばれ
あまりに厳しくえげつない
タテヨコの動きでタイトル量産
オールドファンからは
「あいつはどっからでも
 突っ込んでくるから、決勝に
 いると買わなきゃしょうがない」 
と愚痴られるほどの強さで
GP3回、GⅠ9回を制覇して
記念はなんと110回の優勝

特別の決勝の出走前インタビューで
「私のアタマから買って下さい。
 儲かりますよ。」

とコメントしたことがあると
聞いております。




しかしまあ、この3人がいて
言いたい放題のトークができるなら
そりゃ楽しそうだよなぁ。




さて……九州勢が英明を除き
全滅してしまった準決勝の振り返り

10R
赤板で川口→磯島の順に斬って
そこをラッパー岡崎が叩いて
打鐘で先行態勢……も、すかさず
巻き返したソーマくんがカマシ先行
3番手で続こうとしたナダル隅田は
ラッパー岡崎に捌かれてイナショーに

止めを刺されて行方不明




 

九州ー大阪ー東北ー中部の順となり
捲ってきた川口を併せながら
タテに踏んだ山田英が
追撃するイナショーを抑えて1着
直線で伸びた大槻が3着。



毎日のように地元を付けて
果敢に先行したソーマくんは
たいへん立派な気合でした。

嘉永よ、見てたか?
で……負け戦でも地元勢の介護が
待ってるのはたいへん不憫。


11R
ヒデノスケ→坂本貴の順に前を斬り
打鐘で志田が叩いて先行態勢に
入るところ、すかさず巻き返した
深谷が一気に出切って…




浅井は神山拓を捌いて
志田を深谷の番手に迎え入れる
ファインプレイで、最終ホームは
深谷ー志田ー浅井の並びで通過



後方になったヒデノスケも
中団にいる坂本貴も仕掛けられず
好ペースで押し切った深谷が1着
並んだままの2着志田、3着浅井。



これはもう、深谷が強かったのと
浅井が上手かったとしか言えない
決着でしたね。
志田はバックで捲りに行くチャンスが
あったような気もしますが……
合わされたら飛ぶんで、やむなし。



12R
赤板過ぎに橋本瑠が前受けの清水を斬り
打鐘で7番手からドカンとカマす根田
立ち遅れ気味になった清水は
ホームから踏み込んでバックでは
前に迫るも、阿部力に牽制されて苦戦



 

清水の後ろの庸平は、内外どちらか
迷ってから踏んだせいか、
前2日間のような鬼脚は出せず
 

結局、阿部力が根田を差して1着
清水は苦しみながらなんとか3着。



「ここ数年、ずっと一緒に練習している
 岩本さんのダービーの走りを見て
 自分にも火がついた。」

だそうで…来年のSSに手が届きそうな
岩本を見ると、そりゃお人好しの根田も
「俺だって」でしょうね。


清水は……仕掛けのタイミングも
イマイチだった気はしますが
二次予選に続きモコモコした捲りで
自転車が進んでいない印象
調子落ちなんでしょうか。




本日は朝から仕事をしてまして
ちょっと遅めの昼飯の時間に
スマホで投票してたら、

 


ふぬ競・特別解説員の灰人さんから
ラインが来てまして……




マジかこいつ…今年はやめようとか
言いながら、仕事がてら武雄まで
行ったのかよ……。







そのちょっと後に、久々の
見ると寿命が縮みかねない
悪魔の画像




恐怖新聞が送られてきました。







負け戦の8Rで、佐々木悠が失格して
24万付いた車券を獲ったそうで…
 

 

 

 

「はい、武雄温泉で一泊まで
 視野に入れてます笑」

のあたりで、スマホを叩きつけたい
衝動に駆られましたが
なんとか理性を保って仕事に戻りました。


 

おめでとうございます、灰人さん。
(吐き捨てるように)



こういうときに灰人さんに張り合って
準決で大穴狙いしてやろう……

とか考えると、たいていは
ドツボにハマってしまうことは
長い養分生活の中で理解してるので
準決は小銭勝負でしたが……



カスリもせずにライフが減って
ストレスがMAXに溜まりました。





お達者なブロックの人

「決勝は清水君の番手。
 初日も連係させて貰ったし、
 決勝だけ別なのは
 スジが違うかなと思うので。
 英明さんの地元で申し訳ないと
 いう気持ちももちろんあるが、
 しっかり勝負したい。」

まあ、深谷ー根田の並びなら
根田を狙うのもアリだけど
深谷が番手回りじゃそこで競っても
美味しくないって事なんでしょうね。
初日に連携したから地元相手でも
スジを通すっていうのは
イナショーらしいところ



夏が苦手な男
「準決は地元の二人に申し訳なかった。

 後ろで競られるのは
 自力選手として光栄なこと」

やはり、持ってない兄
「準決で庸平を連れ込んでくれれば
 競られるのは俺じゃなくて
 庸平だったのに・・・・・。」

夏が苦手な男

「ところで、作戦会議は

 どっちとすれば良いんですかね?」

枠なりの初手なら清水が前受けで
その後ろに根田率いる南関東北ライン
最後尾に志田ー浅井なんでしょうが
後ろ攻めをしたくない中部が
S取りに動くのかも。


で…根田が先行してそこに志田が
カマシで襲いかかって
清水はタイミングを見ながら捲り、
みたいな展開なんでしょうかね。

ヨコができる清水は自在に動いて
位置取りしたり深谷のところに
斬り込んだり…も単騎なら
やったかも知れませんが
後ろが競りじゃあ動きづらい

村上兄が現役の頃に作った掟に
「後ろが競りのときは
 競ってる二人に失礼のないように
 先行するか捲りでも早目の仕掛け」

ってのがあるんですが
昔気質っぽい性格の清水は、
お兄ちゃんの言葉通り、自在よりも
自力よりの動きを選択しそう


ってことで……
普通にレースが展開したら
普通に深谷の優勝
以前のような甘さが少なくなり
決勝なら番手から早めに踏んで
援護よりも勝ちを優先
阿部力も根田のお陰で決勝に
上がれたので、直線までは援護優先

でもそこは安いんだよなぁ。

レースが「普通」に進まないとしたら
清水がヨコの動きを見せたり
根田を突っ張って志田を出す、
みたいな動きをしたり…でしょうか。
それでも深谷だけは届きそう

 


車券の軸は深谷、相手は阿部力と
志田の頑張り次第でレフト先輩


3連単 2=89ー14689


配当安いんで点数絞ります。

筆者の宿敵・英明は……
競りがガツガツのド突き合いじゃなくて
タイミングを図っての踏み出し勝負なら
ワンチャンあるかもしれませんが
イナショーと初手からのジカ競りじゃあ
良くて両者リングアウト

でもまあ、地元の記念で競られるって
ことはナメられてるってことなんで
ガツガツにやり合って欲しいですね。
どうせ車券の対象にはしないんで
中途半端に折り合って脚を溜める、
みたいなことだけはご勘弁。

ここで競られたお返しに
山田兄弟が岸和田の高松宮杯で
稲川とか南とか古性に

リベンジマッチを挑んだら
ちょっとは見直すんですが……

 


佐賀vs大阪の仁義なき戦い、
みたいなことは無いでしょうね。

さて……灰人さんの24万車券を
見せつけられてしまったので
小額の勝ちでは虚しくなるような
そんな開催になってしまいましたが

懲りない筆者はリベンジマッチを誓って
とりあえず負け戦も穴狙いで打ちます。


皆様のご健闘をお祈りします。