シーサーポーズの挑戦者・取手ウィナーズカップ決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

GWの休みが少ない……。


取手ウィナーズカップは
落車6名、失格2名の
見てるこっちも痛々しくなる
準決3レースを終えて
決勝進出の9名が決定。


ビッグレースの決勝が初めてなのは
3連勝で勝ち上がった窓場千加頼と
気合の入ったレースの伊藤颯馬。


昨年の秋あたりから確変が始まり
競走得点も上がってきた窓場は
以前のインタビューで好調の原因を
聞かれ、同期の古性の活躍を見て
意識改革をしたと語り


「まず、古性さんの勝利への執念と
 いうのを強く感じました。
 現役時代の京都の先輩である
 村上(義弘)さんもそうだったけど
 大きい舞台で結果を出すには
 気持ちが大事になるんだなと。
 脚はもちろん、強いメンタルも
 必要になるんだと思い知りました。」


その村上兄からは以前に


「千加頼は脚力はトップクラスに
 匹敵するモノを持ってるけど
 性格が優しすぎて欲が足りない」

と評されたことがある窓場

準決勝では古性を振り切って1着
3連勝で迎えた初のビッグ決勝の舞台で
脇本・古性に志願をして前回り
果たして気持ちを全面に出したレースで
戦うことができるか



そしてシーサーポーズの伊藤颯馬は
沖縄県登録の選手では初のビッグ決勝


こちらは窓場とは対象的に
気持ちを全面に押し出して戦うスタイル
今回もタテヨコを駆使した自力自在戦で
格上相手にも怯まず戦い決勝へ



「(師匠の)仲松勝太さんに感謝。
 決勝は同期の坂井さんがいるけど
 連携はせずに単騎で。
 単騎戦は3回目だけど、まだよく
 走り方がわかっていないので
 (野田)源さんに走り方を
 教えてもらいます。」


明るい性格と闘志あふれるレースで
若手には厳しめの輪友の皆様からも
好評価をされるシーサーボーイ
嘉永と共に、九州の未来を背負う
期待の若者(筆者認定)である
ソーマくんは、果たして強豪たちに
爪痕を残す戦いができるか

 

 
たぶん、ホントにノダゲンに
聞きに行ったんだろうなぁ……。





ふぬ競・特別解説員(無報酬)


灰人さんによる準決振り返り


10R
赤板で後方から上昇した犬伏ー清水に
併せて坂井ー鈴木ノブも踏み上げ
前受けの松井は5番手に下げて
ホームでカマシに行くも…不発


 

バック過ぎに深谷が自力で捲るも
併せて番手から踏んだ清水が
後続を振り切って押し切りアタマ
 

 

清水マークの形になった坂井が2着
深谷はキック鈴木を微差制して3着。
力尽きた犬伏が4角で鈴木ノブと
絡んで落車し……最初の犠牲者。



灰人さん

「松井はなぁ……突っ張り先行したら
 叩き合いになるリスクもあって
 3着に残れないから、犬伏を出すのは
 仕方ないんだけど、坂井まで出して
 5番手になったのが悪手。
 位置取りの坂井を突っ張って
 逃げるしか無い犬伏を出して
 3番手に入れば、真後ろからの
 捲りだから清水も止めるのに
 苦労するし、アタマまである展開
 だったのに………。」


筆者
「松井の死に駆けは無いと思ったの?」



「そりゃ、松井はこの後のレースで
 北井が残れば、優勝の大チャンス
 優しい深谷は自分だけのレースを
 松井がしても怒らないだろうし
 今の調子落ちの犬伏なら捲れるって
 読みで前受けして下げたんだろうけど
 3番手なら捲れても、5番手からじゃ
 厳しいんだよな。坂井も自力じゃ
 通用しないのが判ってるから
 先行するラインの後ろについて
 あとは直線だけ踏むって作戦しか
 考えてなかっただろうしな。」




「なるほど………。」



「しかし、清水は調子もいいけど
 油断の無い組み立てだったな。
 一つも判断を間違えなかったわ。」


「うん、そこも同意。」


11R
阿部力がSダッシュして東北が前受け
赤板で後方から上昇してきた藤井侑を
新山が突っ張って先行体勢……も

 


 

 

外で抵抗し続けた藤井侑が叩き切って
ホームで出切り、そこをすかさず
森田がカマシ気味に仕掛けるも


 

2角の出切ったところで内に斜行した
森田の後輪が「浅井払い」の形で
藤井侑の前輪を払って落車させてしまい
巻き込まれた眞杉も落車して
肩から落ちてバンクに叩きつけられ

皿屋も藤井に乗り上げて落車



森田を追ってそのまま捲り切った窓場が
追走の古性を振り切って3連勝
落車を避けて伸びた河端が3着に。




「新山は突っ張り先行と決めてて

 前受けしたんだろうけど
 藤井があまりにもガチで抵抗したから
 最後は諦めて車を下げたな。」


「いやぁ……藤井のヤル気が
 凄かったわ。」


「藤井が出切ったところで
 すかさず行った森田は、いつもの
 後手を踏まない走りだったけど
 あの降り方をしたのはなぁ……
 眞杉もせっかく復調してきて
 優秀競走は良いレースだったのに
 また大怪我したんじゃねえか?」


「確かにな…森田ファンとしては
 心が痛むレースじゃないの?」



「心は痛んだけど、俺はこのレース
 3万シュー獲ったから、まあ良いや。
 新山はちょっと頭がおかしい時が
 あるから、藤井相手でもガチで引かずに
 やり合うと思ったし、どっちが勝っても
 森田は後手踏まず仕掛けると思ったから
 勝った方と叩きあって脚が削られて
 脚が余ってるのは近畿の二人と河端だけ。
 窓場は2日間見ても好調だったし
 河端も動きは良かったからな。」


 
「…………オメデトウゴザイマス。」
(AIによる自動音声)




12R
号砲と同時に新田康と山田英がダッシュ
Sは南関勢で九州ー瀬戸内ー近畿の初手
そのまま赤板を迎えても誰も動かず
打鐘で誘導を外した北井が徐々に踏んで
最終ホーム過ぎ辺りからメイチで先行


 

バックで4番手から伊藤颯が捲りに行くも
北井の踏み直しと松谷の牽制でなかなか
出切れないまま、4角で捲ろうとした
佐々木豪が外に車を出した山田英と
大外を捲ってきたワッキーに挟まれて
落車、松浦も絡んでしまい落車




結局、大外をブチ抜いたワッキーが
北井を捉えて1着、北井が粘って2着
伊藤颯は3着で決勝進出




松浦は自身と佐々木豪の自転車が

落車で絡まって外せないために

2人分の自転車を担いで携入する

珍しい光景が。

 

 

 



「松浦は初手で失敗したな。
 南関に前受けさせて4番手を取る
 つもりで北井を出そうとしたら
 外枠の新田康が行っちゃって
 九州に4番手を取らせちゃったか。」



「ああ、北井の先行の4番手なら
 松浦も勝負になったと思うけど
 6番手で前がギリギリまで動かない
 佐々木豪じゃ厳しいね。」




「しかしなぁ……北井がメイチで
 踏んだのはホーム過ぎだったから
 さすがに届かないと思ったけど
 ソーマくんや佐々木豪が動いて
 多少隊列が短くなったとはいえ
 アレでもワッキーは届くのかよ。」


「松谷が絶好に見えたんだけど
 あれで4着は悔しいね。」




「う〜ん、ココは俺も松谷の軸で
 買ったけど、松谷としては北井も
 残して決勝に行かなきゃって
 必死に仕事することを考えると
 持つ位置から仕掛けて踏み直せる
 北井の方を軸にするべきだったか。」

 
車券の結果は……
昼頃からいつものサテライトで
灰人さんの能書きを聞きながら
打っておりましたが


取鳥クンに慎太郎の絡みで勝負した

8Rで、3番手で小競り合いした佐藤和を
思いっきり押し上げた取鳥クンが
後続を全部落車させてしまう大惨事

 

 


中川は一回転して叩きつけられ
渡部哲は金網まで吹っ飛んで……




サテライトの爺様達もドン引き


準決は10Rで万シュー獲ったものの
3着が深谷でなくキック鈴木だったら
4万シューだったのに…微差で値切られ
11と12Rはカスリもせずに
トータルではチョイ負けで終了し


11Rの3万シューを含め
そこそこ獲ったらしい灰人さんの
ドヤ顔に見送られて終了



さて決勝……の前に、最後になるらしい
ガールズコレクション


まだ選手が少なかった初期ガールズは
一発勝負のガルコレが男の開催の
間借りをするような感じで
組まれていましたが、昨年からは
ガールズG1が体系化されてきたので
役割を終えた…ってことなんで
「発展的な最終回」って感じですか。


ちなみに2013年5月の高松
初代のガルコレ王者は
現在も現役の中村由香里
 

高松記念の2日目11Rに開催
されていたんですね。





しかしまぁ……メンバー見ると難解
ナショナル最強・GGP王者の
佐藤水菜はパリ五輪を目指し不参加で
ツヨカワ女王・児玉碧衣は腰痛の
欠場明けで状態が不安
前走の別府では予選2走は1周駆けで
ゴール前で格下に食われ
決勝では包まれて仕掛けられず
今回も登場の石井寛子に完敗


現在のガールズの賞金王は

出場してない小林莉子で
現在2位で出場選手中最上位は

坂口楓華なんですが、
ビッグの優勝は未経験
一発勝負ゆえに選手の調子も
コメントを信じて良いものか……と
微妙な感じ



こんな時は……いや、こんな時こそ
当ブログのガールズ特別顧問

ベッカム似さんの神予想が
降臨すると信じております。
(いつもの投げっぱなし)

ってことで、コメントに予想を
頂ければマル乗り予定です。
ご無理のない範囲での予想を
お待ちしております。

もし来なかったら

意地悪小悪魔・石井寛子から

児玉抜きで流しますかね。




さて決勝
天気は晴れで風は少々




1枠がある近畿は前受けして
2枠の中国両者はその後ろ
窓場は北井がヤワに押さえてくれば
突っ張り、ダッシュで斬りに来れば
いったん下げてからの早目のカマシ


いずれにしても、ビッグ初優出で
SS2人に志願の前回りをして
バックも取れずに終了しました、
では許されないと思いますので



チカヨリは「そういうこと」案件
だろうと思うんですがね……。
ただコメントでは
「自分が先頭で自力自在」
で、自在ってフレーズが入ってるのが
ちょっと引っかかる


そこに北井がどう立ち向かうかですが
こっちはSSの深谷が番手とはいえ
死に駆けとまでは考えなさそう
今回も初日と2日目は強引に主導権を
取りに来る別線の自力に対して、
無理せず引いて捲りに構えるレース


清水はレースの流れを見ながら
自力の一発をどこかで繰り出すって
感じになりそうで、理想は北井ー深谷を
出して3番手からの捲り
窓場に発進されてワッキーが番手から
踏み込んで古性が徹底ガード、となると
4番手から捲っても届かないので
近畿と南関の叩き合いを誘いたい


単騎の2人はヨコもできるので
捌いて好位置を取りに行って捲りか
自力では捲れないと思えば
ワッキーや深谷の位置を攻めることも
考えているのかも。

まあ、普通に考えれば
ワッキー=古性から流せば
それで良いのでしょうが……でも……







いろいろ巡り巡った末に
当ブログの本命は、清水裕友です。


 

北井がいったん先行体勢に入って
近畿3名を出して捲りに構えれば
もうそこでオシマイだと思いますが
おそらく単騎の二人も含めて他の6名は
近畿3名を意識したレースになり
6対3みたいな戦いになるはず……
いや、なることにしよう。

今回は初日から3日目で全てのレースで
仕掛けるべきところできっちり仕掛けて
力を出し切る競走をしている清水に
どこかでワンチャンスが来るはず
いや、来る。(根拠ない断定)

相手は番手の河端、北井の番手から
踏み込む深谷、前が不発でも
リカバリーして突っ込む古性

3連単 2=367ー34567 


おさえは、みんな大好き近畿の絆

3連単 1ー7ー3456


準決は3レースとも落車が発生の
大惨事が発生しましたが……
決勝は落車・失格の漢字の決まり手が
つかない戦いで終わって欲しいですね。
そして九州の未来を背負う

沖縄のシーサーボーイにも

見せ場があることを願っております。

 



皆様のご健闘をお祈りします。