さて…今年初のGⅠレース
岐阜全日本選抜の始まりですが
その前に前哨戦の記念を少々
いわき平記念では
優勝候補だった近畿の二人が脱落
ワッキーは二次予選で落車して
古性は準決で捲りが決まらず4着
ワッキーは頭を打ったみたいですが
大丈夫なんですかね?
地元・東北勢3人vs九州4人の
戦いになった決勝戦は
新山の先行を利した演説王・新田が
相変わらず見ててヒヤヒヤする
微妙なタイミングの番手捲りで
後続を振り切り、地元記念初優勝。
全体的にクソ荒れな開催でしたが
決勝も2着にほぼ最低人気の
窓場が飛び込んで、本命の新田の
アタマだったのに10万車券
「4日間番手戦だったのは初めて。
後輩、先輩のおかげです。」
新田は単に「ラインで決める」
ための番手捲りがヘタクソなのか
それとも後続にチャンスを与えない
ために、あえてあの仕掛けなのか…。
続く静岡記念では
多数、準決まで進んだ南関勢が
意外に苦戦してしまい
決勝に上がったのは郡司ー深谷の
南関最強タッグと、準決で二人の
オコボレを頂いた佐藤壮のみ。
で…決勝では寺崎を突っ張って
先行した郡司の4番手から
バックで捲りに行った清水が
番手から踏み込んだ深谷との
マッチレースを制して優勝。
「勝った瞬間、スタンドから
ブーイングが聞こえた。」
と語る清水、これで年明けから
記念優勝2回、決勝2着1回と
好調を維持して全日本選抜へ
新車の踏みごたえが良いらしく
「自転車様々です。」と語る清水
SSに返り咲いたとはいえ
昨年は悔しい競走があったはず
年明けからの好調のウラには
その悔しさをバネにした意識改革が
あるのかもしれません。
それから……ザコのくせに
オコボレ拾いで決勝に乗って
決勝の発走前にクリップバンドが外れて
スタートを遅らせちゃった
佐藤壮は、深く反省して下さい。
お兄さんとの約束だよッ!
さて…話は岐阜に進みまして
岐阜競輪場での直近のビッグレースは
皆様も記憶に新しいかもしれない
ケンヤが単騎追い込みで優勝した
2021年のGⅡ共同通信社杯
そしてGⅠの開催は2011年の
第54回オールスター以来で……
その時に優勝したのは、
レフト先輩・浅井康太なんですね。。
もう13年前なんですが
けっこうイキった風貌ですね。
そして……このときの決勝2着は
ケンヤのパパ・山口幸二。
決勝メンバーの9名は
東北 友和ー慎太郎ー伏見
愛知 深谷ー山内卓
中部 浅井ー山口幸
同期 長塚ー合志
13年前の開催なんですが
いまだにトップクラスにいる
慎太郎・深谷・浅井は凄いですね。
さて…岐阜競輪場は直線59,3m
けっこう長目の400バンク
カントが32°とややキツめ
冬場は伊吹おろしと呼ばれる
北西からの強風が吹きやすく
日によって、また時間帯によって
風の向きが微妙に変わるので
自力型の仕掛け所が難しい傾向
バンクの中に大きな池があり
冬場にバンクが凍りつかないよう
ポンプを使って温水を撒けるそうで…
夏場にはアヒルの遊び場になって
過去に加藤慎平がここで優勝したとき
池に投げ込まれたことがあったような。
特注選手は………
あまり風を苦にしない自力型なら
強風バンクの小松島の犬伏
前走でF1とはいえ驚愕の
ツッパリ先行で優勝した好調の北井
好調に思える追い込み型の選手は
ネガティブファイター・永澤と
ここ3場所、記念を含む3連続優勝の
九州の暴君・荒井崇博あたりですかね。
主役の活躍が期待される
ケンヤですが…
ケンヤ後輩
「こういう開催だと、普通は
地元のSSは優遇番組を
組んでもらえるんですよね?」
レフト先輩
「中部の参加選手で脚質『逃』は
お前よりもかなり格下で年長の
谷口と皿屋さんしかいないから
たぶん優遇されないぞ。」
ケンヤ後輩
「ええ……だって九州の特別では
他地区の強い逃げ屋の番手に
九州の選手をつける忖度番組が
あるじゃないですか。」
レフト先輩
「う〜ん…でもまあ、そもそも
お前に他地区の若手先行を
付けるってことはないだろうし
中部の斡旋メンバーは他地区より
極端に少ないから、せいぜい
『後ろに二人つけてくれる』とか
『叩き合い必至のメンバーで
捲り追込みがしやすくなる』
あたりが精一杯の優遇かなぁ。
そして…オレは静岡記念で
自爆落車して怪我明けだから、
連携しても力になれないかも
しれないぞ。」
ケンヤ後輩
「まあ、ボクは後ろに誰が付いても
やることは変わらないんで。」
レフト先輩
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
特選の想定番組を見る限り
誰にも付けてもらえずに
単騎になりそうなケンヤですが
地元SSとして迎える開催で
どんな競走を見せるでしょうか。
筆者は初日・2日目は仕事ですが
3日目と決勝は休みでガッツリと
打てそうです。
ブログも4日間更新予定
今年初の特別競輪、選手たちも
気合いが入っていると思いますが
車券を購入する側も、しっかり
スタートダッシュを決めたいですね。
皆様のご健闘をお祈りします。