頑張ってきた男、メガネボーイの歓喜・西武園オールスターの結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

おめでとう、ビッグハート寺崎。



西武園オールスターを制したのは
栃木のメガネボーイ・眞杉匠。


吉田拓矢の先行に乗って
バックで番手捲りを決めて
悲願の初タイトルを獲得。

松井宏佑、宮本隼輔、嘉永泰斗など
早くから特進して記念を獲得した
選手がいた113期の中では
温和そうなメガネの風貌もあって
筆者が認知するのも遅くて
そんなに強そうな印象も
なかったんですが………

2年前、GⅠ初挑戦の京王閣ダービーで
いきなりの優出を決めて名前を売り
その後も記念、特別で活躍

温和そうな風貌とは裏腹な気の強さで
強敵相手でも怯まずに全力で立ち向かい
出し惜しみのない競走を続けて
ラインの選手に貢献し続ける姿勢は
いつしか多くのファンの共感を呼び
今日の決勝のレースの中でも
大きな声援となって背中を押し



「頑張ってきた男」が
歓喜のガッツポーズをする
原動力となりました。


2着だった古性優作からも


「眞杉はずっと頑張ってきた選手。
 優勝は心の底からふさわしい。
 次は倒すだけです。」

と、賞賛のコメント

誰もが認めるタイトルホルダーに
なった眞杉のコメントは

 

「ラインのおかげで優勝することが
 できました。感謝しかありません。
 これから関東を引っ張っていきます。」

そして……次の目標を聞かれて
「グランプリは確定しましたけど
 しっかりそこで戦えるように。」
 

 

 


 

 


 前に進む力になるっショ!
 
 
 
 
おめでとう、メガネボーイ。
ありがとう、メガネボーイ。



でも…最後に突っ込んできた古性に
激安車券にされてしまったけどな!!

 




 レースのポイントは
①前受けが取れた平原
②上昇する犬伏を
 気迫で突っ張る吉田拓
③清水、執念の追い上げ
④古性の諦めない中割り



初手で前が取れれば関東作戦は
8割方成功すると思ってましたが
1枠の平原が必死にS取りに行って
関東が前団、その後ろに単騎の古性
清水は犬伏に注文をつけて後ろ中団

赤板前で最後方から犬伏が上昇すると
吉田拓は誘導との車間を開けて
メイチで突っ張る全力先行
犬伏は最後方まで戻されて
大バックを踏んだ松本貴とともに
この時点で実質、勝負の圏外。



ハイペースで駆ける吉田拓に対して
清水はムリヤリに上昇していき
最終2角すぎに前に迫るも
眞杉は満を持しての番手発進

 


清水は平原の横まで追い上げて
肩で押さえつけながら前に出ましたが
そこから先は車が進まず終了
平原は清水と絡んで脚を失くして後退

 



そのまま眞杉は後続をちぎって優勝
サラ脚で追い込む武藤が続くか……
と思いきや、いったん浮かされて
消えたのかと思っていた古性が
えげつない中割り追込で強襲して2着
ホームバンクの武藤が3着。

 




眞杉の勝因は……
なんといっても暴走覚悟で犬伏を
完封する先行を見せた吉田拓の気迫

タイムオーバーの失格は残念でしたが…
そして不調の平原も懸命のガード

眞杉のこれまでのラインに対する献身
そのご褒美を受け取りましたね。


犬伏は、単体の自力だったら
もはやワッキーに続く2番手ですが
ヨコができず組み立てもできずに
力任せに駆けるだけのレースなので
これからは競輪IQを磨いて
もっと幅を広げて欲しいですね。


そして古性は……
解説の村上お兄ちゃんがレース前に


「手負いで単騎の古性ほど
 恐ろしいものはない」

って語ってましたが、


最終バックでいったんは浮かされて
もう終わったと思ったところから
諦めずに2着まで突っ込むとは…。



なんて恐ろしい予言をするんだ、
お兄ちゃん。




車券の結果は……
前回のブログ通りに購入して
もちろん的中しましたが
最初に本線を2枚ずつ買って
眞杉ー古性平原武藤ー平原眞杉武藤を
配分して買い足したんですが、

 

 


眞杉ー平原ー流しがあまりに安かったんで
トリガミを避けるために厚めに買って

その他に武藤古性は裏も返したんで
眞杉ー古性ー武藤は上記含めて合計3枚のみ


タラレバを言ってはいけませんが
古性が来なかったら、2万6千円ついた
眞杉ー武藤ー清水を2枚持ってたんで
ハッピーなエンディングだったのに
古性がド安めにしてしまって…



負け戦も穴車券は獲れず安いとこだけ
6日間のトータルで言うと
ほんのチョイ勝ちで終了でした。


開催トータルで見ると
太田海也や中野慎嗣が新しい風景を見せ
若手先行の戦いが白熱しましたが
やっぱりシャイニングスター賞の
落車と審議が酷かったですね。


吉田拓と眞杉が情念と絆を見せてくれた
競走がなかったら、「つまんない開催」
の感想だったかもしれません。




さて…これでグランプリ進出は
古性優作(全日本選抜・高松宮杯)
山口拳矢(日本選手権)
眞杉 匠(オールスター)
で、賞金で慎太郎と松浦がほぼ確定
ワッキーはしばらく賞金が積めないので
僅差の清水に抜かれると黄信号…ですか。



この後は松戸ナイター記念・向日町記念
そして今年は正月開催じゃない立川記念と
続きますが……今回出場したSSは
新山・平原・慎太郎以外の6名が
落車してますんで、メンバーの
入れ替わりが大きそうですね。


立川記念はメンバー次第で更新
そして9月中旬のGⅡ

 


 

ツッパリファイター新山と
じょっぱりファイター永澤

そして成長しない坂本坊っちゃんが
地元開催に燃える青森共同通信社杯は
たぶん3日間休めるんで更新します。

(信頼度・赤保留)



皆様、6日間おつかれ様でした。
また次の更新にお越しください。