超人と策士が競演する夏祭り・函館サマーナイト決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。



♪キミが いた夏は 遠い夢の中
 空に 消えてった 打ち上げ花火♪


ジッタリンジン「夏祭り」より



https://www.youtube.com/watch?v=BFvdvIFsvPg


筆者あたりの年代が、懐かしく感じる
夏の祭りの歌はコレですかねぇ。
もう少し下の世代の皆様は
Whiteberryのカバーを聞いたって方も
いるのかも………。




さて……サマーナイトは
男女ともに決勝を迎え
ちょっと意外な感じのメンバーも
含まれておりますが
男の方は初優勝を目指す超人ワッキーに
3連覇を目指す松浦、復活を期す平原に
唯一地元地区から勝ち上がった新田
4人のSSが優出

………で、皆様も御存知の通り
ワッキーの番手を松浦が主張して
脇本ー松浦ー山田英の3車ラインで結束


かつてはワッキーの番手が空いてる番組でも
「ファンが求めているのは
 脇本さんと別線で戦って勝つこと」

と、連携をしなかったこともあり
また、近畿ラインを分断したことも多数
最近では今年3月のウィナーズカップで
古性の番手にいたワッキーのインをしゃくり
優勝を掠め盗った策士・松浦が
自身の3連覇がかかるこの決勝で
採った策は「仇敵との和睦」でしたか。



「ここで付くというのは
 僕の中で大きな決断。
 付いたり付かなかったりというのは
 基本的にはないので、
 今後もし脇本さんが1人だったら、
 ライン次第になりますけど、
 付かせてもらうつもりでいます。」
 
 
一方のワッキーは

「松浦くんからは
 『3連覇がかかってるんで
  お願いします』

  って言ってきた。
 前々から付きたいとは言ってて
 このタイミングかぁ、と。」


穴党にとっては別線で闘って欲しい
最高の脚力と最高の競輪頭脳のコラボは
果たしてどんな結果を導くでしょうか。





もう、別線がガチで競ったり6対3の戦いに
持ち込んだりしない限り、戦う前から
勝負がついてるような気もしますが……



自力同士の激しい勝負があった
準決振り返り

ふぬ競・特別顧問(無報酬)


灰人さんの解説で送ります。





10R
後方から北井が上昇して前受けの
新田を斬ったところで……
叩きに行こうとする眞杉に対して
チラチラ後ろを見て、でもペースを
上げない元Jリーガー


「北井の野郎、中団狙いかよッ!」

叩きに来た眞杉をあっさり出して
4番手を取ろうとする北井

 


で……清水がカマシに行って
眞杉と激しい鍔競り合いになるも
平原のアシストもあって叩ききれず
後退する清水

バックで仕掛けた新田のスピードが良く
一気に叩きあった前団を捉えるも

 


眞杉は最後の力を振り絞って
守澤に一発食らわして止めて
そしてインを突こうとした平原も
シメようとする激しい動き…も
新田が押し切り、

 


「もう外を回ったら届かないと思った」
平原ー神山拓が眞杉のインを伸びて
2・3着に入って決勝進出。



筆者


「明らかに一番強い競走をしたのは
 眞杉なんだけどなぁ…
 清水を行かせず守澤を止めて
 ポンコツの平原を決勝に連れてって
 でも自身は4着かぁ………。」
 
 


「まあ、平原がインをしゃくらなきゃ
 眞杉が2・3着で決勝行けてたよな。
 でも、逃げて脚力を使い果たしかけた
 直線であんなヨコの動きをやったら
 ヘタすりゃ自爆して大量落車だから
 内を締めたときに平原に当たらなくて
 良かったな。」

「しかし北井の甘チャン野郎は
 打鐘でチラチラ後ろを見て逃げる気ナシ
 挑戦者のくせに、ナメてんのかよ。
 あそこで思いっきりペースを上げりゃあ
 眞杉が意地になって叩きに来ても
 平原がブッチンしてハマれたのに。
 年寄りルーキーだからって言っても
 あそこで眞杉にイモ引く競走をしてちゃ
 この先もたいしたことはねえな。」


 
 
  
「しかしまぁ……2万もつくのかよ。
 それだけみんなの頭の中に
 『守澤はちぎれない』『平原不調』
 が刷り込まれていたってことかね。」


 

「せやな。」


 
 11R
1番車の山田英がSを取りかけて
上昇してきた新山に譲る動きがあり
結局、東北が前受けの隊列
後方から佐々木悠が上昇してきた赤板で
新山が誘導との車間を斬りはじめ……


「マジかッ!突っ張るのかよッ!」



逃げイチなのに突っ張り先行する新山
そして最後方になった古性がホームで
カマシに行って…意外にカカッてない
新山の先行をあっさり捉えるも

 

 


一人だけ脚を使ってなかった松浦が
古性ー稲毛に続こうとした深谷に
一発食らわして飛ばして俊敏に切り替え
その勢いで古性ー稲毛を捲り切り
そのまま押し切って快勝


山田英はフラフラしてた稲毛の
内を突いてしゃくり2着
後方から伸びた佐々木悠が3着。




「う〜ん………新山は前受けか
 前中団あたりを取って、別線に
 イン斬り合戦をさせて先行したら
 3着以内に入れたと思うし
 番組屋もそういう意図で組んだと
 思うんだけどなぁ………
 
 先行にプライドがあるのは解るけど
 このメンバーならいったん佐々木悠を
 突っ張っても、松浦と古性の最後方に
 なった方がカマしてくるから
 突っ張り先行は悪手なんだよなぁ…。
 新山って、タマに頭のおかしい
 競走をしちゃうんだけど

 地元で優遇番組が組まれた
 ココでやっちゃうのかよ………。」


 


「ここもスジで決まったのに2万
 まあ、古性と新山が売れてて松浦は
 人気で言えば3番目だったから
 そんなもんかな。
 古性は稲毛が付けてるから無理しても
 出切る競走をしたけど、絶好調の頃に
 比べたらちょっと調子落ちで、
 逆に松浦は上がってきてるんだろうな。」
 
 
12R
このレースの前に灰人さんから


「初日は青板で新山を押さえにいった
 菊池は逃げる気マンマンっぽいし
 格上の先輩を連れてる松井も
 早めに仕掛ける理由はあるから
 やっぱり叩き合いでペースが上がって
 ワッキーの捲り頃になるな。」


 


「じゃあ、松井と菊池の叩き合い?」



「いや、犬伏は枠が悪くて香川も
 取りに入ってやらないから、
 菊池が駆けたときにワッキーや松井より
 後ろにいたらもう叩かなきゃ仕方ない。
 逆に松井は郡司が2枠で位置取りして
 初手で最後方になることはないから
 叩き合いを捲るような展開もアリ。
 菊池と犬伏の叩き合いなのかも。」


 


 「でもまあ、ワッキーがひと捲りで
  南がブッチンすると考えれば
  ヒモを考えると吉田拓の後ろか
  郡司の後ろから脚溜めて自力を出す
  ケンヤでしょ。」
  


 「確かにケンヤなんだけど
  吉田拓も番手捲りが許されるんでアリ
  高松宮杯の経緯からも郡司は簡単に
  松井を番手捲りはしないから
  郡司2着はちょっと厳しいかな……
  意外と松井の3着残りもあるかもな。」
  
 
このレースも、いったん前受けをした
ワッキーに対して菊池岳が交渉して
前に入れてもらい、単騎のケンヤは
そこに続いてワッキーは前中団


「こりゃ、菊池が突っ張るから
 犬伏が抵抗したら叩き合い。」




 

赤板で最後方になった犬伏が
上昇してきたときに、誘導と車間を斬って
メイチで突っ張る菊池
そこを犬伏がムリヤリに叩こうとした時に
香川先生は切れて、踏み上げた松井が
犬伏の番手に収まり……犬伏はなんとか
菊池の抵抗をねじ伏せるも
 

ワッキーがひと捲りで、バンクレコード
10.6の高速でぶっちぎり快勝

「すぐに2着キープに切り替えた」
と語るケンヤが南を軽く牽制して
後続を抑えつつ2着に入り
犬伏の番手で脚を溜めてた松井が、
郡司と吉田拓を押さえて3着。


ワッキー


「バンクレコードはたまたま。
 余裕はないですね。」
 
だそうで……まあ、この人の
通常運行のコメントですね。



車券の結果は……
ガールズの終わった4Rから打って
この日の負け戦は九州ビッグウェーブ

前日に落車した園田が2着に入り
伊藤旭が中割追い込みで10万シュー
北津留は高速捲りで中本とワンツー
ノダゲンは単騎でも捲り切ってアタマ
アフロ山崎は堂々の押し切りライン独占
嘉永は昨日の動きから一変の捲り


九州から車券を買ってりゃ儲かる
そんな一日だったのに………

九州のファンには

ボーナスステージみたいな

結果だったのに………………

 

 


高めのところは全部外してしまい
獲ったところはド安めばかりで
ぜんぜん儲かりませんでした。

 

 


ああ、九州人として情けない。

 

 

 

準決も全滅寸前でしたが

12Rで灰人さんから

「松井が恵まれる展開もあるぞ」

と言われ、ブログ予想にはなかった

⑤松井3着を1枚だけ入れたんで

かろうじて決勝も打てます。




厚めに買ったところには

もちろんありませんが…………
ありがとう、灰人さん。

 


(ギリギリのマンシュー1枚で

 急に前向きになってしまう養分)





11Rガールズ決勝

①児玉碧衣(福岡)
②野口論実可(大分)
③石井寛子(東京)
④吉川美穂(和歌山)
⑤山原さくら(高知)
⑥久米詩(静岡)
⑦小林莉子(東京)

 

 





500勝を達成した児玉碧衣が
連日危なげない勝ち上がりで
おそらく圧倒的な人気
対抗は同じく連勝で勝ち上がった
石井寛子と山原さくら
パールカップの頃に比べると
調子落ちに見える久米詩は
それでも自力で勝負……


みたいな感じですが、いつもの通り
決勝は当ブログのガールズ顧問
ベッカム似さんに丸ノリします。



「優勝は児玉」と初日の予想で
コメントしていたので、
おそらく軸は児玉だと思いますが
2着には自力勝負を諦めて
児玉にジカ付けでマークに徹する
野口や小林あたりでヒモ穴狙い
……と、「予想の予想」を
してみました。


コメントが来なかったら

上記を買いましょうかね。






12R決勝予想
和睦 ①脇本ー②松浦ー⑤山田英
関東 ④佐々木悠ー⑨平原ー⑥神山拓
単騎 ③新田、⑦松井、⑧ケンヤ


初手:125/3/7/8/496





スマイル
「………何か作戦はあるのか?」

ナマクラ小僧
「犬伏くんの練習方法を取り入れて
 体調がすごく良いです。」

スマイル
「…………その練習方法、
 俺にも教えてくれるか?」
 
ナマクラ小僧
「犬伏くんの大師匠の小倉さんから
 『これ以上人には教えるなよ』って

  言われたんでダメです。」

スマイル
「………………………………… 。」

まあ、関東は枠負けで前が取れずに
赤板で単騎を引き連れて斬るんでしょうが
ペースがぜんぜん上がらずに
ワッキーのカマシが飛んでくる
そこで何とかして佐々木悠が
飛びつけるかって言うと
スピードがぜんぜん違うんで
……………無理でしょうね。


単騎の誰かがヤケクソでカマしたり
松浦のところに競りかけても



ってことで、悪魔の一手も
今のところ考えつかないんで、
普通にワッキー=松浦です。
ワッキーの3番手は捲りだと
付けづらいので、持ってない兄が

切れたときの、好調に見える

新田とケンヤを3着候補にして
 
 
 3連単 1=2ー358

あとはオッズ見て

ネットで皆様の予想を見て

なんか思いついたら
追記しますが…………




6日間開催の特別が続いたせいか
3日間はあっさり過ぎる感じですが
バンクの中の夏祭りは
超人と策士のコラボによって
固い決着となりそうですが
果たして波乱があるのか……………

 

今日はサテライトには行かずに

自宅でビールと枝豆を準備して

のんびり観戦です。

 



皆様のご健闘をお祈りします。