「東北多すぎ問題」の発生・岸和田高松宮杯4日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本記念 現地観戦予定です。



このブログにお越しになる皆様は
既にご存知の方も多いかと思いますが
今月の7日付で、現役選手最年長の
広島の鉄人・佐古雅俊さんが引退され
63歳、43年間の競技生活に
別れを告げました。



筆者が競輪を始めた頃には
特別競輪にも出場していた強豪選手で
1988年のグランプリにも出場
(6着・優勝は井上茂徳さん)
あまり層が厚くなかった広島県の中で
しぶとく突っ込む追込み・マークで
トップ選手の地位を長く続けていましたが


お子様の教育環境のために大阪→徳島と
選手登録地を移し、2012年から
元の登録地である広島に戻ってきて
そこからA級で長く現役を続け、
多数の落車による負傷を乗り越え
還暦過ぎの現役選手として
「広島の鉄人」「競輪界の仙人」
と呼ばれるようになりました。


「長く現役を続けられる秘訣は?」の質問に


「ガールズの開催があるのが楽しみで
 検車場で自転車のことを話したり
 一緒に写真を撮ったりするのが
 モチベーションになっている。」
 
との回答をされており…………
佐古さんといっしょに写真を撮ったり
売店でアイスを奢ってもらったりした
ガールズ選手は多数いるそうで


…………お達者ですねぇ。


現在の広島は松浦がトップとして君臨
佐古さん以来のグランプリ出場を果たし
若手選手も育ってきていますが

佐古さんがバンクに練習に来ると
「あの歳になっても頑張ってるのに
 先に練習を終わるわけにはいかない」

と、若手にピリッと気合が入ってたそうで…
しかしながら、狭心症によって思うように
練習ができなくなってきて…代謝制度で
引退を余儀なくされた佐古さん、
お疲れさまでした。




さて……そんなガールズ好きの
佐古さんが熱い視線を送ったに
違いないと思われる
パールカップの決勝を制し
初代王者に輝いたのは
復活のツヨカワ女王・児玉碧衣。


ホームで一気のカマシを打って
後続を引きちぎっての圧勝。



「やっぱり自分はお金が大好きなので
 こういうGⅠで(優勝賞金が)
 400いくつとなっているのを見ると
 今後のGⅠでもたくさんのお金を
 もらえるんだって
 モチベーションになります。
 賞金の使い道ですか?
 バーキンが欲しいです(笑)!」

相変わらずバカっぽいコメントですが

「お金が大好き」っていう発言を

堂々と言えるメンタルが

この人の一番の強みかも知れませんね。



ホームで踏み込んだ直後に
小林莉子の落車があって後続が
全員フリーズしてしまう僥倖が
ありましたが……勝ち上がりを含め
仕掛けるべき時にきっちり仕掛けて
力を出し切る競走をしましたので
まあ、順当な勝利でしょうね。

おめでとう!ツヨカワ女王・児玉!




3日目振り返り



1Rで久米のブロックの煽りを
モロに食らった嘉永は車体故障で惨敗
九州の勢いが止まったかと思いましたが



3Rで、伊藤旭が涙を流して駆け
伊藤颯ー瓜生が番手捲り発進で
ケンヤとレフトに迫られたものの
伊藤颯が押し切って1着
清水を車体故障させたケンヤが失格で
伊藤颯ー浅井ー瓜生で決着





このメンバーで確定板に2名を
乗っけるとは………

伊藤旭よ、見事な死に駆けだったぞ。


そして5Rでは、松浦の頭脳プレイに
後方に置き去りにされながら
力ずくで捲りあげた北津留の後位から
上がり10.8の鬼脚を見せた
庸平が直線強襲で1着
①①で西王座戦に進む活躍

 



……でもまあ、よくよく考えれば
去年は準優勝だったんだよなぁ。

7Rのヒデノスケは連日の先行を見せて
やっぱり軽傷だったらしい古性の捲りに
屈しましたが、やることはやったんで
良しとしましょう。


東の方では、連日メンバーに恵まれた
郡司が北井の先行をかばって大仕事
連勝で東日本王座に進むとともに
北井を2着に残す完璧なレース


やっぱり「怪我明けの郡司は買い」
の説は、生きていましたか。

同じく怪我明けの平原は
眞杉が先行する展開有利に恵まれ
後続の宿口とワンツーを決めて
なんとか東王座戦に進出。

ゴール前後での宿口との体当たり合戦は

………一体何だったんでしょうかね?


車券の結果は………
3Rで「そういうこと」事案による
九州死に駆け車券を獲りましたが
その後はイマイチ。

勝ち分を徐々に溶かしてしまい

 

 


結局トントンくらいで終了。


まあ、勝負はこれからだから。
(自分に言い聞かせるように)





二次予選予想
各レース上位3名が準決勝に進出


本日から男だけの開催なんで
全レース打とうかと思いましたが
失格者が多数出てしまったんで
午前中の負け戦は補充だらけですね。

 

さすがに上級養分の筆者でも……
二次予選からにしておきましょう。


5R
瀬戸 ④取鳥ー⑦小倉ー②阿竹
小倉 ①北津留ー⑤小川勇
九州 ③嘉永ー⑨荒井
三重 ⑧谷口ー⑥坂口

初手:15/472/93/86

なんと……九州が2つに別れて
ガチ対決なんですね。
まあ、嘉永と荒井は師弟みたいな
関係だったりしますし
番組屋も別線を前提に組んだ感じ

そしてオグリューは


「弟子の阿竹が、どうしてもと
 言うので取鳥の番手」

だそうで……


上記の初手から谷口が斬って
嘉永が斬って取鳥の先行
または初手で前か後ろしか取れない
感じの谷口が前受けして引いて
カマシ先行、いずれの場合も
嘉永が中団、北津留はいったん最後方
そこからカマシか捲り仕掛け


初日には岩谷と叩き合って3着同着
2日目には脇本相手にあわやの場面を
作って逃げ粘った取鳥が好調
嘉永はすんなり4番手なら捲れると
思いますが、無理に早めに行くと
取鳥のカカリ次第ではオグリューの
牽制を食らってピンチ


まあそれでも、オッズ安いけど
九州から買いましょう。

嘉永に残って欲しいんだけど
荒井がいつもの残さずに踏む走りだと
キツイかも……で、軸はやむなく荒井
相手は嘉永、オグリュー、脚溜めて
最後に飛んでくるツルツル


3連単 9ー137ー12347
おさえ 1ー579ー34579


人気の割に九州勢が危ういのではと
思っていますが、かといって
他の車券を買うのは……ねぇ。


※大変申し訳ございません。

 嘉永と荒井の車番を間違えて

 入力していました。

 

 間違って購入された方は

 いないだろうとは思いますが

 どっちにしろハズれていますので

 ご容赦ください。



6R
東北 ④菅田ー⑥飯野ー⑧永澤
栃木 ⑨眞杉ー②神山拓
南関 ①北井ー⑤和田健
埼玉 ③宿口ー⑦武藤



郡司のために駆けた北井
平原のために駆けた眞杉
徹底先行両者で叩き合いがあるか…?

そして二走目では、なぜか道中で
眞杉ー平原の内をシャクったような
形で3番手からイン突きをして
眞杉の前まで出そうになり
ゴール後には平原に体当たりするという
挙動不審な動きが目立った宿口は
眞杉の3番手ではなく自力ですか。

北井と眞杉の動向次第ですが
どっちも実は捲っても強いので
駆けるふりして中団取れば
捲れるのかも……?

いずれにしても、挙動不審な宿口と
余り物を詰め合わせたような東北を
率いるチョビ髭に信用がないので
買いづらいですねぇ。


7R
近畿 ⑤三谷竜ー⑥南ー②椎木尾
瀬戸 ④松本貴ー⑨橋本ー①柏野元首相
九州 ⑧松本秀ー③山田英
単騎 ⑦ノダゲン


一走目は逃げ切りで大穴を演出
二走目は古性相手に果敢に駆けて
捲られても5着に残ったヒデノスケ


今回は積極的に迷いなく仕掛けて
コジノスケと呼ばれてた頃から
心を入れ替えたのでしょうか。

ここも捲りしか無い三谷竜
ボーッとしてる松本貴相手なら
主導権を取れそうですが………

う〜ん、ヒデノスケには頑張って
欲しいですが、番手の持ってない兄が
どうも買いづらいので…

二走目に同県の隅田に付けずに
阿竹ー久米の3番手という謎の選択で
でもなぜか3着に入った柏野元首相の
展開に恵まれる不思議な力を信じて
2〜3着流しを買うか、考え中。


8R
東北 ②新山ー⑦小松崎ー④渡部ー⑧大森
茨城 ①吉田拓ー⑨吉澤ー⑥武田
南関 ⑤マクルー③岡村

初手:2748/196/53

107期の同期対決ですが
4車ラインなんで前取ってツッパリ先行が
今日こそ成功しそうな新山に対し
吉田拓がどんな手を打つか……

一走目は平原のためにしぶしぶ駆けて
二走目はあえて郡司のところに競らずに
3番手の東をロックオンして中間着狙い
見るたびにコジ●競走のレパートリーを
増やし続ける鼻ペチャ
同県3人ラインとはいえ死に駆けはナシ
巨体の小松崎を競ってどかすのは厳しく
渡部ー大森のところあたりをシャクって
狙うんでしょうか。

マクルにも何の期待もできそうにないので
普通に新山=小松崎を買えばお金が増える
そんなレースだと思いますが、
なにか悪魔の一手があるんでしょうかね。


9R
近畿 ⑨古性ー①村上博ー⑤村田
九州 ④岩谷ー③井上ー⑥瓜生
中国 ⑧隅田ー⑦岩津ー②桑原

初手:915/872/436


岩谷が駆けて中団から古性が捲り
井上の牽制を軽く弾き返して
近畿ワンツー

または

隅田が逃げるふりして中団取り
岩谷が駆けて後方に置かれる古性
でもホームすぎからのカマシ捲りで
7番手からまとめて面倒見ちゃって
近畿ワンツー

まあ、どっちの展開でも
3着が誰になるかくらいの違いしか
無い気がしますが、一走目は岩谷の
先行で中本の「浅井払い」を食らって
落車した古性

テンホー岩谷には準決まで残って
欲しいので、井上か瓜生が自爆覚悟の
「お達者でブロック」を近畿相手に
ぶちかまして欲しいんですが………










無理だよなぁ。


10R
東北 ④一成ー①守澤ー⑧竹内智ー⑥友和
関東 ⑦長島ー⑤諸橋ー③恩田
南関 ②深谷ー⑨内藤秀

初手:4186/29/753

一走目は後方から伸びたものの
二走目は車体故障で凡走
守澤の調子はイマイチ掴めませんが
ここは数にモノを言わせて展開有利

深谷が意地で先行するかっていうと
そこまでの気迫は無いと思いますんで
前取った一成が斬りに来たラインを
突っ張って、踏んだり止めたりしつつ
のらりくらりと先行

ただ、長島も深谷も捲りを仕掛ければ
守澤のヨコくらいまでは来ると思うんで
そこでまだ頸椎がくっついてない男の
デンジャーブロックが出るかどうか…
ってことなんでしょうかね。


長島が先に仕掛けて叩き合って
深谷が脚溜めて捲れば届くような気が
するんですが……保留。


西王座戦・白虎賞
近畿 ①脇本ー⑦稲川ー⑧東口
瀬戸 ②犬伏ー⑨松浦ー④香川先生
九州 ⑥伊藤颯ー③山田庸
単騎 ⑤浅井


初手:178/63/5/294

ダービーの決勝に続いて
四国同士の犬伏の番手を譲る香川先生
しかしまぁ……ここでもギリギリの
9番目で勝ち上がってくるあたり

本当に意地汚くてしぶといオッサンだなぁ。
(褒め言葉)


もうここは、犬伏とワッキーが
叩き合い覚悟でやり合うのか
それとも犬伏先行、ワッキー後方の
競走になるのか……

どうせ全員準優の権利がある
花相撲なんですが、準決は2着権利で
3着は4レースの中から一人だけ
王座戦の着順上位者が選ばれて
3着が全員二次予選から勝ち上がった
場合のみ、二次予選の着順上位者が
決勝進出……となるので
ここで勝つと準決はほぼ、3着権利

………後方でサイクリングをして
レース後にいろいろと後付の言い訳で
「犬伏くんと全力で戦うのは
 まだココじゃないと思った。」

みたいなことをコメントしそうな
ワッキーがどうも信用ならないんで
松浦=犬伏を買おうかと思いましたが
そっちもけっこう人気なんですね。


打鐘から最終バックあたりまで
丸々1周くらいワッキーと犬伏が
やりあったら捲れるのかも……
妄想というか願望というか欲望で
カネドブ覚悟の九州ドリーム車券



庸平のアタマに、ヒモは伊藤颯に
レフト先輩、イナショーの後ろから
インコースに入っていく東口

3連単 3=568ー456789

良い子の皆さんは、ワッキーの捲りか
松浦=犬伏を買って
意地の汚い皆さんは、香川先生の
3着固定流しを買うと良いと思うよ。
(暗黒微笑)



東王座戦
東北 ⑤新田ー⑦慎太郎ー⑨成田ー②和田圭
関東 ⑧坂井ー①平原ー⑥杉森
神奈 ④松井ー③郡司

初手:5792/816/43

ここも東北が4名ですか。
しかし駆けそうなのはチョビ髭の松井
いろいろ小細工をしてその3番手を
取りそうなのは演説王・新田

輪友のヤオちゃんが


「今年の新田は個の力が落ちたけど
『競輪』ができるようになってきた」
と語るように、勝ち上がりでは
番手の仕事を信じて長い距離を踏み
喰われてもラインで決める競走が
増えてきている印象の演説王

イケメン小悪党・坂井はこれが決勝なら
郡司のところに飛びついたり、中団に
こだわる競走もするかも…ですが
平原をつけての優秀競走なら
一度は動いて見せ場を作るはず


そして、3走連続で同県のウマ付き
展開は一番有利と思われる郡司は
2車なのと、ここで番手捲りまでして
アタマを取りに行くのか…が微妙
練習仲間の松井と準決でも同乗する
可能性は高いので、見捨ててアタマより
かばって共倒れを選択するかも?

う〜ん……郡司や平原、新田から
買ってもオッズが割れてるんで
そこそこオイシイとは思いますが
新田はある程度好位置を取って
仕掛けることができるはず

あえて穴狙いで、3番手の成田から
相手は慎太郎、郡司、平原

3連単 9=137ー123567
    9ー7−5と7−9−5厚め

    
二次予選と東王座戦のメンバーを見て
東はやたらと東北が多いなぁ……と
思っていましたが、参加している
18人中15人が勝ち上がったのね。

高齢化が進む東北ですが
数に物を言わせて勝ち上がれば
準決ではまた長いラインを組んで
「前受けツッパリ死に駆け作戦」
が炸裂しそうな感じ


九州は今のところ庸平とソーマが
準決確定……お願いですから
西の準決2レースで、両方ちゃんと
ラインが組まれる程度には
勝ち上がってください。



皆様のご健闘をお祈りします。