さて………全プロから中4日の
強行日程で開催の大垣記念は
ダービー制覇の凱旋レースとなる
地元のケンヤが準決で落車し脱落
松浦も怪物化した犬伏のカマシに
ブッチンして準決敗退という波乱の中
雨中の決勝を制したのは、単騎ながら
バックから中団捲りを打って
本命だった犬伏を封じ込めた
レフト先輩・浅井康太。


「今の中部は層が薄いんですけど、
強い気持ちを持って仕掛ければ
強い相手にも勝てると
身をもって感じました。
次の高松宮記念杯もしっかりと
準備して頑張ります。」
ワッキーが強くなったときみたいな
覚醒を見せはじめている犬伏を相手に
自力で勝ったのは大きいですね。

これで32回目の記念制覇だそうで…
おめでとう、浅井!
そしてその後の向日町開催の
なんちゃってGⅢでは
地元・近畿勢が人気を背負って
次々と敗退する波乱続き
決勝の解説に呼ばれていた
村上兄が不甲斐ない後輩たちに
渋い渋い顔をする中で

静岡の簗田一輝がGⅢ初優勝
朝倉の死に駆けを番手捲りした
黒沢を、直線の追込みで捕らえきり
配当は3連単13万円の大穴決着。
かつては頭脳を使った自在戦と
先輩の前では度胸の良い先行を見せ
特別競輪にも登場して活躍
数年前までは輪友の皆様からの評価も
非常に高く、将来を嘱望されましたが
ゲリラ戦で別線への斬り込みを続け
ムチャな捌きを繰り返した結果
何度も落車・失格・大怪我を繰り返し
ここ3年ほどは完全に低迷
復活の狼煙を上げるGⅢ優勝に
「直線はなかなか車が進まずに
『脚が三角に回る』っていう
言葉の意味がわかった。」
かつてはビッグマウスと言われ
強気なコメントも多かったのですが
今後の目標を聞かれて

「今は強気なことは言えないので
次の一戦に向けて、ひとつひとつ
頑張っていくだけです。」
「不甲斐ない時期も応援してくれた
ファンの皆様に感謝しています。」
記念初優出だった5年前の名古屋記念
師匠同士が大の仲良しだった
同県の渡邊雄太の前で死に駆けをして
優勝を獲らせてから、長い月日が経ち
ようやく自身で掴み取ったGⅢ

まだ万全とは言えない体調でしょうが
出場権を掴んだ競輪祭での戦いを
楽しみにしております。
おめでとう!簗田!
しかしながら…筆者は黒い組織の業務が
ここしばらく非常に多忙だったのと
高松宮杯前のここで、カスメンバーのGⅢに
散財してしまうのが惜しくなって
チキってしまい、
全プロ記念以降はまったく投票を
しておりませんので、偉そうなことを
書いておりますが…上記2つの開催は
いちおう夜にダイジェストを見た
という程度、車券は買っていません。

さて……書きたい競輪のトピックは
まだまだ、たくさんあるんですが
とりあえず本題の岸和田高松宮杯へ。

岸和田は直線56.7m
2年前に改修して塗り直してからは
スピードが出やすい形状となって
ホーム向かい・バックで追いの
風が吹き抜けることが多く
カマシ・捲りが決まりやすい
400バンク。
筆者が行ったことのある競輪場では
小倉ドーム・伊東温泉と並び
スタンドから香ばしいヤジが響き渡る
「三大ガラの悪い競輪場」の一角を占めます。
かつての大津びわ湖での開催時も
「雨の宮杯」と呼ばれていたように
梅雨時の開催なので天気予報の
チェックは必須
そして……今年から開催形式が変更
6日制になって最初の3日間は
東西に別れた予選が8Rあって
ガールズのGⅠ「パールカップ」が
後半4Rになるという新しい試み
東西に分かれていること以外は
競輪祭のような開催形態ですが
筆者のようにガールズに詳しくなく
打つ機会も少ない者にとっては
メインレースがガールズになるのは
ちょっと残念な変更ですかね。
ガールズは最強のサトミナが不出場で
現在の賞金ランキング上位を占めるのは
1位久米詩と2位坂口楓華と、けっこう
勢力図が変わってきているようですね。


当ブログのガールズ顧問(無報酬)
ブログ主よりも読者様の信頼度が高い
ベッカム似さんから、きっと渾身の
神予想が頂けるとは思っておりますが

今回は初の開催形態ですし
最初の3日間は仕事で多忙なのが確定済み
おそらくまともに打てそうにないので
ガールズは決勝のみベッカム似さんに
ノラせていただく予定です。
男の方の注目選手は……
西は後続をちぎり続ける進撃で
怪物化の進む犬伏湧也
九州の未来を託されるイケメン
成長著しい嘉永泰斗
そして4ヶ月の斡旋停止から
復活して前走の別府F1で完全優勝
みんな大好きツルツル北津留翼

東の方はここから復帰するらしい
平原・郡司・守澤の3人の調子が
ちょっと読みづらいので伏兵中心
層の厚い関東で番組に恵まれそうな
ナマクラな男・佐々木悠葵
大垣記念の動きが良かった
ウルトラソウル渡邊雄太
そして落車から復帰してきた
穴男・渡部幸訓を挙げておきます。
昼間の6日間制の開催となると
最終日までお帰りせずに残る選手は
5走することになりますんで
消耗の激しい先行タイプの選手は
レース前後のアップやケアといった
体調管理が難しいと思われますし
直前に大雨があった地域では
調整不足で臨む選手も多いのでは…?
ってことで、予選の間は選手の調子を
しっかり見極める期間なんでしょうね。
そして……東西に分かれての開催だと
地区別対抗の色合いが濃くなって
意地の張り合いや過度の牽制によって
レースが壊れることが多くなるのが
展開予想をする上では難しい要素
特に準決勝は東西それぞれ2レースで
合計4レースが実施されますが
各レースの上位2名と、3着1名のみが
決勝に勝ち上がれる狭き門
昨年も準決→決勝は同じ形式でしたが
4レース中3レースが落車レース
なかなかの大惨事だったので……。

この予選形式だと、一走目に落車や
失格でお帰りが出ると二走目は欠車の
レースが組まれてしまうので……ね。
熱い戦いはファンの願いですが
アツくなりすぎてレースが壊れることが
無いように願っております。
ブログは前半の3日間くらいは
けっこう手抜きになりそうですが
いちおう開催中は更新予定です。
皆様のご健闘をお祈りします。




