え〜まず、……読者の皆様
更新が大変遅くなって申し訳ございません。
ウィナーズカップの決勝の後に
もともと酷かった花粉症が悪化して
珍しく完全に体調を崩しまして……
毎日倒れそうになりながら黒い組織の
業務に従事しておりまして
帰宅したら酒も飲まず飯も食えず
即就寝、の生活を送っておりました。
今更ながらですが、
雨中の激闘となっったウィナーズカップを
制したのは、Ｓ級Ｓ班・松浦悠士。
ホームから捲りを打った古性の後位を
絶妙なイン突きで脇本から奪取して
直線で差し切り優勝、そして
歓喜のガッツポーズ。
今年は例年の安定感がなく、記念でも
決勝に進めない苦しい戦いが続いた松浦
調子落ちでも斡旋を断らずに参加して
「調子は上がってきています」という
コメントが、自分を鼓舞するための
強がりにしか思えない、そんな時期が
長く続きましたが…今年の初優勝を
ＧⅡの舞台で決められたことで
「苦しい３か月間だったので、
ここで優勝できたのは
ものすごくうれしいですね。」
のコメント、ファンも本人も
ホッとしていると思います。
開催を通しての松浦のレースは
目標に恵まれない中、知略を駆使しての
非常に「らしい」頭脳戦
特選
目標の松本貴が欠場して単騎戦
同じく単騎の新田に終始マークして
最終２角までは最後尾にいながら
新田の捲りに乗って２着
優秀
単騎で、森田ー平原の３番手に位置
打鐘で新田が割り込んできたら
抵抗せずに位置を下げて新田の後位
新田が捲りかけて平原に合わされ
止まったところで内を突いて平原に
切り替えて追い込み２着
準決
目標の犬伏が打鐘４角で郡司に
張り飛ばされて後退してしまうと
すかさず郡司の後位に切替え
自力では動かずに４角で郡司が車を
外に持ち出した一瞬のスキを突いて
内から厳しく当たって郡司を飛ばし
新山ー山田庸の３着
決勝
初手から古性ー脇本の後位を取り
新山の先行を古性が捲り切った３角で
新田が落車して開いたインを見逃さず
スッと内に入って脇本をしゃくって
そのまま直線追い込んで優勝
記念の二次予選あたりでは
ライン先頭のときには先行して
番手の選手に差されてもライン全員で
勝ち上がる、といった戦い方を
見せる松浦ですが、今回は自力は無く
他のメンバーの力や戦法を考慮して
展開を読み切り、道中は最小限の動き
辛抱して好位をキープして勝ち上がり
自力脚ではワッキーや古性、郡司に勝てず
ラインの厚みも新田率いる北日本や
平原中心の関東には及ばず連日の自力戦
それでも知略と技術を駆使して掴んだ勝利
これで賞金ランキングも急上昇で４位
グランプリ出場に向けて弾みを付ける
大きなビッグ制覇だったと思います。
おめでとう！松浦！
このあとの武雄記念にも斡旋があるので
現地観戦が楽しみです。
そして佐藤水菜ちゃんもおめでとう！
あの、後続を引き付けながら駆けて
全員を捻じ伏せて圧倒するような走りは
よほどの力差がないとできないはず
脚力ではガールズ版・ワッキーくらいの
インパクトのある勝利でしたね。
サトミナ
「でも、賞金は松浦さんの１０％
もうちょっと貰ってもいいと
思いませんか？」
策士
「････････････････。」
当日はいつものサテライトの個室で
午前中は輪友の皆様とＷＢＣの準決
メキシコ戦を観戦しつ負け戦勝負
もちろん全員がホークスファンなので
村上のサヨナラヒットで激走して
ホームインした代走・周東に大声援
俊足の大谷を上回る超・韋駄天走りで
ホームインした大谷のすぐ後に
滑り込む背番号９………
世界よ、これが周東だ。
劇的な日本の勝利に大興奮した後は
そのまま競輪に移行しましたが
負け戦ではカイジくんが８万車券を
ゲットしてご満悦
決勝の検討に入ったところで
輪友の皆様からのご意見
「準決の古性の捲りはエグかった。
おそらく一番調子は良いけど
今回は後ろに脇本がついてるから
高知の全日本を獲らせてもらったんで
『連れて行く仕掛け』だろう。」
「新山は新田を連れてメイチに駆ける
でも後ろが狙われることはＧＰで
ヤラれてわかってるから、なんとか
競らさないように仕掛ける。」
「嘉永は準決は早めの仕掛けで
捲りきったけど、この相手に捲りじゃ
位置も取れないし東北は二段駆け
イチかバチかの前々勝負で
古性より嘉永の方が飛びつくかも」
で……展開のだいたいの正解は
ふぬ競・特別顧問の灰人さんのお言葉
「古性はこういう時には
嘉永や松浦の動きに頼らず
人任せにせずに自分で展開を作る男。
先行するのは新山だろうけど、
脇本を背負ってるから番手勝負せず
早めにホームから自力で仕掛けて
東北を潰しに行くはず。」
「………で、枠を見ると脇本が１枠
松浦が２枠だから、初手で松浦は
脇本の後ろにつけて勝負どころで
インをシャクって脇本を飛ばす。
ただ、脇本はヨコが弱すぎるから
厳しく当たってコケたら大変。
雨走路だし、タイミングを見て
スッと軽く飛ばしに行かないと…。
で、守澤はどこにいても直線が長い
別府なら３着以内には必須。」
そんな感じで、筆者も九州応援車券を
買った後に松浦のアタマ車券を追加で
押さえたんですが…ワッキー２着が抜け。
「古性がワッキーに勝たせる競走を
するはずで、オッズもオイシイ。
これはボーナスステージの配当」
と、ワッキー＝松浦のオモテウラから
購入して的中した、輪友ヤオちゃんの
ご意見に、ノレなかったことを後悔。
ワッキーのあのヤル気のない準決の
走りを見ただけに、松浦に一発喰らえば
戦意喪失だと思ったんですが……
最終日は惨敗で、別府で稼いできた
ライフを中洲に落として終了。
しかしまあ、ライン先頭は全員やること
やったし良いレースだったと思います。
嘉永はＳ班相手にたいした抵抗もできずに
九州両者は見せ場なく終了しましたが、
残念ながらＳ班の６名とはまだまだ
個の力で差があって……準決みたいに
展開を味方にできなかったので
また次のビッグに向けて精進して下さい。
松浦も古性も、今の嘉永の年齢の頃には
必死に上位の壁に向かって戦い続けて
そこから這い上がったんですから……ね。
開催全体を通じてですが
五分戦みたいなコマギレレースが
多かったのは、選考方法が自力選手に
偏りやすいのでやむなしですが
やっぱり三分戦が展開読みやすく
ラインの絆を感じられるので、
準決みたいにムリヤリにコマギレを
作った感のある番組は違和感ありますね。
九州忖度番組については、小倉競輪祭で
毎年のように見させられているので
またかよ……くらいの感想ですが
他地区同士の連携を多くして
「斬新な番組」とみせかけて実は
九州忖度をごまかすため、ってのが
ありありと分かるんで……ねぇ。
そして………失格の判定の基準ですが
決勝の古性がアウトで、準決での
郡司や平原がセーフだったのは
なんか納得いかない感じですね。
灰人さんがよく語る
「田舎の場は補充を呼ぶのが大変だし
欠車レースは売上が悪くなるから
３日目までは失格の基準が甘々で
最終日は高額賞金をケチりたいから
怪しいところは全部アウトにする。」
みたいな感じなんでしょうかね。
まあ、浅井のケンヤに対する斜行失格は
誰がどう見ても失格判定でしょうけど。
あれはもう、ケンヤに生涯連携を
拒否されても仕方のない悪行
ケンヤは２走連続の不運の落車、
息子が大怪我したかもしれないのに
その後も中継でコメントしている
ヤマコウの心情はお察しいたします。
当ブログでもよくネタにしていた
レフトーケンヤ劇場は当面の間
自粛しなきゃいけませんね。
最後に、現地観戦して感じたことですが
観客席から選手へのヤジや声援が酷くて
聞いてて笑えない、単なる罵声みたいな
ヤジが目立った気がしますね。
もちろん金を賭けてるバクチの駒なんで
若手が思い切って駆けなかったり
レースを壊すようなラフプレイや
あっさり番手を取られるような選手には
「ヤメちまえ」「●ね」「コ●キ」
などの罵詈雑言を浴びせることは
筆者にも、もちろんありますが
あくまでも、レース後のことです。
発走前や周回中に悪口としか思えない
聞き苦しい汚い言葉を怒鳴り続ける
集団がいたのは残念ですね。
まあ、何を言おうが本人達の勝手ですが
応援している選手には声援を
良いレースをした選手には称賛を
車券を獲らせてくれた選手には
「ありがとーッ！」の声をかけるのが
選手、そして競輪のファンだと思いますし
その方がレースを楽しめるでしょう。
３日目の坂井のレースでの罵声を聞いて
周りの子供達や女性ファンが
ドン引きしているのを見て、
ああ、松浦がTwitterで発信してたのは
こういうことなんだな、と納得しました。
さて……長文になってしまいましたが
この後は玉野記念・四日市ＢＮＲ・
高知記念・小田原記念とＧⅢが続き
筆者のホームバンク・武雄記念
そして５月のＧＷには平塚ダービーと
続いてまいりますが
ＷＢＣの準決や決勝の激闘を観たあとに
プロ野球の緊張感のないオープン戦や
甲子園の高校野球を見ても、イマイチ
盛り上がってこないのと同じで
ＧⅡの現地観戦をしてきた後に
７車立てのＦ１や記念の予選や負け戦を
見ても…つまんないですね。
まだ体調がイマイチ良くないのと
年度替わりで黒い組織にシステムの
変更などがあって多忙なので
しばらく更新は不定期になりますが
武雄記念で現地観戦しますんで
そこからダービーまでは連続で更新
するつもりです。
皆様、おつかれ様でした。
しばらく不定期更新になりますが
またお越しください。
