新しい近畿の絆・高知全日本選抜の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

GWの休みが少ない……。


今年初の特別競輪、高知全日本選抜を
制したのは、古性優作。


カマシ先行を打った脇本の番手で
内から飛びつく新田との競りを凌ぎ
昨年に続く2連覇を達成、
年末の立川グランプリの切符を
最速で手に入れました。


レース後は捲りではなく早めの先行で
主導権を獲ってくれたワッキーへの
感謝を伝えるシーンが続き

 






優勝者インタビューでも


「脇本さんはグランドスラムが
 かかっている大会だけど、
 僕にもチャンスある走りをしてくれた」


「脇本さんとは嬉しい思い出と
 悔しい思い出があったけど、
 改めて選手としての格の違いを
 感じました。
 今年は村上義弘さんがおらず、
 近畿の選手としての真価が問われている。
 その中で結果が出て良かったです。」
 
 嬉しい思い出はワッキーとワンツーで
 特別初優勝を遂げた2021年の
 いわき平オールスターの決勝
 悔しい思い出は2018年の同じ
 いわき平のオールスターで、村上兄に
 ワッキーの番手を回してもらいながら
 ちぎれてしまった時のことでしょうか。
 
 
 
こうしてレース後に互いを称え合う姿は
村上兄と博幸・稲垣・市田といった
近畿の盟友たちの間で何度も見てきましたが


これからはワッキー・古性・三谷竜の
新しい近畿の絆を作っていく3人が
互いに獲らせ合って称え合う姿を
見せてくれる、それが村上兄が一番
願っていることではないでしょうか。

見ていてラインの絆や情念を感じる
決勝にふさわしいレースだったと思います。


おめでとう!古性!
そしてありがとう!古性!



レースのポイントは

①前受けした新田

②打鐘2センターでの
 ワッキーのナメカマシ
 
③三谷竜ではなく古性へ
 競りかけた新田

④守澤に勝った三谷竜
 浅井のバック捲り不発

⑤直線で早めに踏む古性
 守澤のエグすぎる中割り

 
 

だいたい最終バックくらいまでは
前回のブログに書いた通りの展開で

新田は予定通りの前受け
ワッキーはS を取ると斬られて
下げさせられて7番手になり
発進のタイミングが遅くなるので
後ろからのナメカマシ


当日は3コーナーから4コーナーに
かけて追い風になる感じで
けっこう強く吹いていたので
そこが仕掛けのタイミング


新田は自ら駆けてワッキーとの
叩き合いでは勝てないので
ワッキーの後位に飛び付き狙い
クチが開きかけた三谷竜のところに
行くのかな………と思いきや
いったん古性に出られかけながら
内から追い上げて番手で競り


 

これを当ブログ専門解説員(無報酬)
灰人さんがレース後に称賛



「和歌山記念で一回完敗したからって
 古性のところに行かずに避けて
 三谷竜と競ったら、競り勝っても
 後ろの守澤や成田のチャンスが
 1車分なくなってしまうから
 あえて古性の内に追い上げたのは
 ラインの先頭の責任を感じた。」
 
…………………なるほど。
心意気は立派だった新田でしたが
古性は万全の態勢で待ち構えて
強盗を返り討ちにするヒットマン


この時に守澤も三谷竜に競り負けたのが
守澤と成田にとっては痛かったですね。
三谷竜をどかしていたら、新田はもう
死に体でしたが直線のあの末脚が
古性に届いていたかも……………。


そしてバックで単騎の浅井が捲りましたが
捲りの効かない高知の特殊バンクでは
なかなか前に車が進まずに不発


直線でワッキーが粘っていて
これは近畿ワンツーがあるかも……と
思ったところで、下がったはずの守澤が
エグいくらいの末脚で中割り追込み


古性も察知して
「後ろから来る気配がしたんで
 最後は思い切って踏ませてもらった。」
これだけ駆けてもらって喰われたら
すべてが無駄になってしまうので
早めの追い込みもやむなし


 

結局、古性と三谷竜の中を割った
守澤の末脚は届かずに2着
三谷竜が3着で、駆けたワッキー4着
成田は直線でコースがなくて
おそらく一人だけ脚を余して5着


古性は……初日・2日目の超抜の動きで
優勝できると思っていましたし
ワッキーの早駆けがあったとはいえ
文句なしの勝利

一方のワッキーは、やはり万全の体調では
なかったと思われます。
この後は別府ウィナーズカップの出場が
予定されていますが、やはり走る以上は
白いGPユニフォームに相応しい
結果を求められる身ですから
できるだけ体調を戻して欲しいですね。


演説王・新田については前述の灰人さんの
コメントの通り、勝ち上がりも含め
ラインのために走る「漢字の競輪」を
するようになったなぁと思います。


そして、車券は買わなかったけど
密かに注目していた香川先生は
新田と吉澤と浅井を抜いて6着。


「想定内の展開。まぁ(吉澤)純平君も
 仕掛けてくれたんで。」
想定内の展開で、最善を尽くした結果が
そこだった、っていうことでしょうか。
これからも諦めない姿を見せて
戦って欲しいですね。


車券の結果は…………
前回ブログ予想に書いたとおりに
古性のアタマ固定で獲ったんですが
残念なことに3枚だけ。





最初にブログに書いた目をネットで
300円ずつ購入して、その後に
輪友の皆様との検討の結果…………
 

古性の軸は全員が当然買ったんですが
新田が飛びついた時に、古性は新田を
捌いてそのままワッキーを差すけど
その後ろの守澤と三谷竜の競りは
どっちが勝つか微妙なところで

①守澤が勝ったとき
 古性=守澤ー成田脇本
 この時だけは守澤アタマも必要
②三谷竜が勝ったとき
 古性ー三谷竜ー脇本成田

 この時はワッキー3着が安いので厚め


って感じに考えて、サテライトで
紙の車券で上記の追加を買ったんですが
守澤と三谷竜が2・3着で
両立は買い足さなかったんですよね。
そこ以外の展開はだいたい正解なのに
競り負けた守澤があんな脚でくるとは…

展開を考えすぎて追加を買ったのが失敗。

 




負け戦もそこそこ獲ったんですが
サンドイッチ車券が多発で
まとめて取り込んだところがなく
決勝も買い足し分が不発に終わって
4日間トータルでは、次回別府の
ウィナーズカップに行く交通費と

飯代が浮いたくらいの収支で終了



灰人さん、カイジくん、ヤオちゃんと
いつものサテライトの輪友の皆様も
全員獲ったんだけど…厚めに買えずに
余計な車券に散財してチョイ勝ち終了。

全体の感想としては、高知はやっぱり
特殊なバンクでスジとサンドイッチを

買うのが正解だったな…ってことと
選手ではやはり体調イマイチなのか

なんの存在感もなかった松浦と

ずっとチグハグな判断をしていた郡司

実力者二人の不振が気になりましたね。

 

 

そして……輝きがあったのは犬伏

最終日に押さえ先行で深谷を完封して

勝ったのは自信になったでしょう。

ウィナーズカップは特選シードで

出場できるでしょうから

トップクラスとのガチ勝負が

楽しみな存在になりましたね。




さて…………この後は大垣記念
松山のナイター記念と続きますが
けっこう多忙になりそうなのと
GⅠの後なので古性やワッキーを含め
主力選手がサボりそうなので
準決や決勝は買うと思いますが
ブログの更新するかは微妙
メンバーによってはサボるかも……。
(信頼度・青保留)


 

3月18日〜21日の
別府ウィナーズカップは
おそらく準決の日に現地参戦予定
ここと4月の武雄記念に向けて
ネタとライフを貯めておくつもりです。


皆様、4日間のお付き合い
たいへんおつかれ様でした。
またの更新にお越しください。