相棒不在で目指す地元記念5連覇・防府記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。


徐々に秋も深まりつつあり
九州でも朝夕は冷え込みを感じ始め
秋の風物詩、11月中旬に開幕する
大相撲九州場所に参加する力士の方々を
博多駅周辺で目にするようになりましたが

 


こちらにいらっしゃるロクデナシの皆様は
いかがお過ごしでしょうか。


筆者は昨日の土曜日に、4回目の
コロナワクチン接種をいたしまして………

 


過去3回、いずれも頭痛と倦怠感があり
高熱を発しておりましたので
この週末は黒い組織の業務もお休み
何の予定も入れてませんでしたが


前回までのモデルナから今回は
オミクロン株対応のファイザーに
ワクチンを変えたのが良かったのか
ちょっと腕が痛い程度で他には特に
副反応と思われる症状ナシ




……………………しかたないね、
射って許されたなら、打たなきゃね。
(一般にはオススメしない養分思考)


隣県なのとメンバー面白そうなんで
現地観戦も一瞬考えましたが
防府まで行って遅めの副反応が出たら
シャレにならないので、さすがに自重
よってサテライト自宅で酒ナシの観戦。





防府記念では地元記念5連覇がかかる
清水裕友が順当に優出


現行の4日制の記念になってからは
大宮王こと平原康多が地元の大宮記念を
9回優勝しており、これがおそらく
地元記念の最多優勝かと思いますが
その平原でさえ3連覇(継続中)
その他ではワッキーの福井記念5回
浅井の四日市記念4回制覇

4連覇しているのは清水だけ


選手にとって、生まれ育ったバンクで
今まで支えてくれた多くの人々の前で
戦う地元記念
地元の大歓声に讃えられての優勝は
選手にとって特別なものと思われますが
それを4回連続果たしている清水


現地観戦したことのある輪友の灰人さんが


「もう、防府っていうより
 清水記念って感じの開催。
 スタンドにいる観客はもちろん
 近所から来たっぽい爺や婆までが
 孫の運動会を応援するみたいに
 でっかい声を張り上げて
 『ヒロト〜!頑張れ〜ッ!』
 って声援を送ってる。」
 
と語る、熱狂の応援団に支えられる清水

 


 

この後は、施設改修のために2年間
工事があり開催されないらしい防府で
響き渡る応援を受けて挑む地元5連覇


強敵相手に、頼れる相棒は・松浦は不在の
決勝…………桑原さんの援護を受けて
挑む戦いは果たして?




準決振り返り

10R
地元とSS優遇で大激戦のメンバー
青板バック過ぎに前を斬った新山を
世界のダッシュと黄金のタレを
併せ持つ暴走宇宙人・河端が叩きに行き
引けばいいのに多少踏み合う新山



叩き合いを制したのは河端でしたが

最終ホームから仕掛けた
野原がカマシで出切り、さらに追った
吉田拓がバック過ぎに捲りに行くも
野原の番手の東口が厳しく牽制

 


そのまま直線追い込んで1着、
今開催3連勝で通算400勝達成。



止まりかけた吉田拓の後ろから
内のコースを突いた神山拓が2着
吉田拓は直線で踏み直してなんとか3着、
いい仕掛けだった野原は悔しい4着。


東口は野原を3着までに残しきれば
完璧なレースでしたが………


そして潰し番組に入れられた吉田拓は
気の毒でしたが、よく耐えて3着
河端と叩き合ってしまった新山は
すぐ出して中団に入ってれば自然にタレて
捲れたと思うんですが、吉田拓や野原と
被るのを嫌ったのでしょうか。


11R
青板バックで前を斬った太田竜を
すかさず郡司が叩いて赤板から先行。
打鐘で末木が叩きに来るも、慎太郎が
熟練のブロックでバチッと止めて撃退



 

バックで捲りに行った太田竜は
全然車が進まずに終了し、
赤板から2周先行した郡司をゴール前で
慎太郎がチョイ差し1着

 


3番手の永澤まで決勝に連れ込む
完璧なレースを見せたSS二人。


二次予選は薄氷を踏む思いの4着で
「メンバーが厳しいよ!
 (番組屋の)悪意があるよ!」

と泣きが入ったコメントを残しつつ
なんとか勝ち上がった慎太郎は

二周駆けた郡司を褒めちぎりつつ
「番組に感謝ですね(笑)」
と、ひと晩でアツい手のひら返し


12R
前受けの松浦ー清水を伊藤颯が斬って
赤板から雄太が先行、3番手に伊藤颯が
入るも、内をしゃくりにいった阿部拓と
小競り合い………で迎えた打鐘過ぎ

 


7番手から松浦が発進するも
雄太のカカリも良く、凶悪犯・内藤秀の
牽制も受けてやや苦戦、それでも何とか
捲り切るか………と思った3角手前で
相棒を見捨てて自力捲りを打つ清水


え……? これ、決勝じゃないよね?


清水ー桑原が抜け出して地元ワンツーも
後位に切り替えた園田が3着
松浦はまだ脚が残っていた感があるのに
番手捲りされ、それでもなんとか4着。





いやぁ………今までの松浦と清水の
関係から、決勝なら地元ワンツーのために
番手捲りしても許されると思いますが
ここまで優遇された地元番組で
まだ脚が残ってそうな松浦を庇わずに
番手捲りするとは…………。





昨年の防府記念の準決勝でも、
バックで捲りに行った町田を
まだ脚が残っていそうな状況で
インをしゃくって捲りを打った
清水ですが、





GPの賞金かかってるからって、
地元の記念だからって、何やっても
許されるってもんじゃねぇだろ、
このメンヘラ小僧。


3年くらい前のダービーの直前に
「特別の決勝で(松浦と)
 ワンツーを決めるのが理想。」

と語っていた頃を思うと、

記念の準決で番手捲りする姿を
たいへん寂しく感じました。




さて……決勝

地元+①清水ー⑧桑原ー⑦園田
東混 ⑤郡司ー③慎太郎ー④永澤
栃茨 ②吉田拓ー⑨神山拓
単騎 ⑥東口


仮に園田と松浦が入れ替わってれば
清水に◎の印を打ってもいいメンバー

でも頼れる相棒を見捨てたんで
ダッシュにはチギレがち、ヨコの仕事は
気が向いた時にしかしない、
直線はガチで踏んでくるジャック園田が
3番手でライン参加……


初手は清水が前をとって
187/29/6/534
そこから郡司が斬って、ペースが
上がらなければ吉田拓がさらに斬って
清水が打鐘からカマシ先行……みたいな
感じになるんでしょうかね。
あるいは郡司と吉田拓のどっちかを
逃して捲り勝負なんでしょうか。



展開は清水のハラひとつで


①地元で見せ場は必ず作りたい
 桑原さんにもチャンスを与えるべく
 カマシ先行でハナを切る


②松浦にあそこまでやってしまったので
 なんとしても優勝しなければいけない
 自分だけ届く捲りで勝負


どっちなんでしょうかねぇ………。


①だとすると、郡司と吉田拓
4番手を取ったほうが捲れそう
ただ、けっこう厳しい牽制をする桑原が
共倒れ覚悟で捨て身の「お達者でブロック」
を食らわす可能性があり、また清水自身が
やむなくブロックに行く可能性もあり
3角あたりで大混戦が発生


混戦で内を突けるのは慎太郎、
333でも直線強襲できる防府なら
絶好調の東口、道中何もしないで
直線だけジャックさんになる園田
桑原が3人ぐらい道連れにすれば
清水も連下くらいには

3連単 3ー1567ー12567

郡司が牽制されても捲りきり
その後ろにブロックが命中

3連単 5ー1267ー12367



②だと鼻ペチャも郡司も後ろに優勝
させるほどの義理や献身はないので
逃げたくない3ラインでの出渋り合戦

 


打鐘あたりで順番が来たラインが
先行するってことなんでしょう。

ただ、最近は以前に比べて
アンポンタンな仕掛けをしなくなって
お利口さんになった印象がある
郡司がタイミングよく先行する気が…

そして慎太郎も郡司が逃げれば
よほどいいタイミングで捲らない限り
鼻ペチャもメンヘラもシャットアウト
じょっぱりファイター永澤は
あまり余計なことをすると慎太郎に
怒られるのでじっと内を締める


でも多分、郡司=慎太郎は激安
そして上の①の予想ともあまり
変わらない気がするんで………
こっちは流しを抑えで少々

悪魔の一手は……なんでしょうかね。
郡司と清水が引くに引けない位置で
叩きあってしまって吉田拓ひと捲り
吉田拓ー神山拓ー園田匠の
タクタクタク車券が炸裂……
いやちょっと待って、落ち着いて。


この後、2年間の改修工事で休止前に
地元5連覇を決めておきたい清水は


メンヘラ加減が、いかがでしょうかねぇ。

昨年の準決では、松浦が脱落しても
町田を殺しても、まだ宮本が残っていて
ほぼ逃げイチだった宮本のカマシで
優勝できましたが、今回はSS先頭の
2ラインを相手に自力勝負で果たして
どう戦うのか………


先日の京王閣記念が
「ドキッ!関東だらけの決勝戦」
坂井の捲りを牽制する平原の
インを突いての宿口の優勝

 




けっこう見栄えの悪い戦いだったので
(個人の感想です)
最後に皆が「幸せる」結末を
お待ちしております。

 




皆様のご健闘をお祈りします。