落車と失格に萎える日々・前橋寛仁親王牌プロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。


前橋寛仁親王牌の3日目
10/22に、向日町競輪場で
先日、引退会見をした村上義弘の
引退報告会があるようですね。



向日町記念では熱狂的なファンに
囲まれて、声援に応えるお兄ちゃんの
インタビューに大きな歓声が響き
ファンとの絆の強さを感じさせる
光景を何度も見ておりましたが……


これで見納めかと思うと寂しいですね。



かつては何度も廃止の危機にさらされた
向日町競輪場の存続がされているのは
ひとえに村上兄弟や稲垣のスターたちが
スタンドを沸かせる競走をして
希望の火ををともし続けてきたからに
違いありません。


選考されていた寛仁親王牌は
当然のことながら欠場ですが
筆者なりのお兄ちゃんへのお別れとして
当日は1Rからサテライトに行って
輪友の皆様とお兄ちゃんの思い出話を
語りながら、最終レースまで打って
想いをつのらせる近畿勢やベテランたちを
応援したいと思っております。





さて……
2=9肉車券の松阪記念は
SS3名が準決で敗退する波乱
決勝では皿屋ー浅井ー坂口と並んだ
地元勢が人気しておりましたが


中二病なタイトルのコラムを執筆する

レフト先輩・浅井はあろうことか
打鐘で出渋った皿屋の後輪に接触し
前輪を払われて落車する惨劇



 

三谷竜の捲りに乗って
直線差し切った山田久が
1ヶ月の斡旋停止後の場所で
1月の高松記念以来となる
今年2回目の記念優勝



「(三谷)竜生と決められたのが
 何より良かった。斡旋停止中は
 練習するしかなかったが
 いきなり結果が出てくれた。」


村上弟と練習している山田久は
お兄ちゃんに嬉しい報告ができますね。



おめでとう!久徳!
そしてありがとう!久徳!


大将であった村上兄の引退に際して
近畿勢には背中を押すものがある……
と、前回ブログに書いた通り
山田久もやってくれるだろうと
小銭でアタマ流しを買ってました。
(後出し御無礼)







そして松山で開催された
なんちゃってGⅢ・道後温泉争奪杯は
大本命・ワッキーが欠場


二次予選で地元の哲男がしょーもない
失格で欠場となってしまい
もはや打つ気にさえなりませんでしたが

 

 



決勝では神奈川・88期の福田知也が
根田の先行をフルに利用して
直線抜け出してGⅢ初優勝


福田
「ラインの力のお陰です。」



根田
「バナナが食べたい。」

 




おめでとう!福田!
宇都宮の雷神コスプレみたいな

風貌になった山原さくらちゃんも、

おめでとう!


しかしまあ、松阪も松山も

落車と失格の目立つ開催でしたね。

 


まあ、落車や失格も競輪の一部だとは

思っているのですが…………

しょーもない技量不足が原因だと

なんか虚しくなりますね。

前橋も落車が多い競輪場なんですが

絶望しないことを願っております。








さて………今年ラス2の特別競輪
前橋寛仁親王杯





前橋バンクはカントの切り立った
周長335m、直線46.7m
スピードが出すぎちゃう超高速短走路
風の影響がないので自力がタレにくく
逃げたラインが押し切って
ライン3車で決まって低配当……が
決まりやすい場ではあるんですが


先行有利が頭に刷り込まれているので
早めからの叩き合い勃発で
脚溜める自力型のの漁夫の利捲りだったり
トップクラスの集まる特別競輪では
スピードが上がりすぎての落車や
膨れたインを突く追い込みがあったりで
展開上は予想が難しい穴車券を
演出してしまうことも多数


…………正直言って、寛仁親王牌は
ガチガチかクソ穴、みたいな前橋より
直線が長くて追い込み有利の弥彦の方が
1〜5万くらいの中穴が狙いやすいんで
好みなんですが、まあ仕方ないですよね。

スピード競輪についていけない年寄りは
高速ダッシュの自力型にブッチンするので
軸にはしないのがセオリー








特注選手は高速バンク向きの
ダッシュタイプである寺崎と坂井、
アフロ山崎を挙げておきましょう。



昔は、特別競輪でも一大勢力を
築いていた地元の群馬勢ですが
今回の出場は佐々木悠・小林泰の
二人だけとは……寂しいですね。


かつては特別に近い男と言われた
サーカス団長はもう復活しないのかな?



そして寛仁親王牌といえば
全プロでの上位入着選手が種目を問わず
選出されてしまう選考基準で
エリミネーションや4kmパーシュート
といった、競輪とはあまり関連のない
長距離種目のスペシャリストである
小林潤二さんや舛井幹雄さん、
渡辺正光や成松春樹といった


 

日頃はほぼ記念にも斡旋されない
「こいつ誰や?」と出走表を見て
首を傾げてしまうダレダ枠の選手が
出てしまう開催なんですが
ここ3年コロナの影響で全プロが
開催されていないので、ダレダ枠のない
おなじみの顔ぶれが斡旋


よってトラック種目の上位入着者の
シードがないため、初日の特選
理事長杯は昨年のグランプリと
全く同じメンバーでの番組



 

平原はどうするんでしょうかね。
またグランプリと同じように
吉田拓ー宿口ー平原で並ぶんでしょうか。




なんかまた宿口の熱意に負けて

前を回しそうな悪寒が……………

 





さて………平塚グランプリへは
今回と競輪祭の2回の特別を残すのみ
すでに決定しているワッキーと古性
そして賞金で確定の松浦と慎太郎
その下の郡司、平原あたりまでは
安全圏でしょうが、この寛仁親王牌で
出場を決めるのは誰でしょうか。





皆様、4日間のお付き合い
よろしくお願いします。