サヨナラタマシイ・熊本記念in久留米初日 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。


いちおう筆者の地元地区の記念開催なので
更新しようと思っていたのですが………
熊本記念in久留米については
最後にオマケ程度に書いているだけです。
ご容赦ください。



ここにいらっしゃる皆様は
もう御存知の通り、近畿の大将
村上義弘が引退を表明。


ここ数年は記念・特別でも
なかなか勝ち星を挙げられず
スピード競輪についていけずブッチン
全盛期を知るファンにとっては
悲しい姿を見る機会が増えてましたが
引退はもう少し先のことだろうと
思っておりました。


向日町記念を欠場して、ラストランは
結果的には9月の松阪F1というのも
なんか寂しい気がしますね。

引退レースは向日町か岸和田で
稲垣が涙を流しながら前で駆けて
ゴールしたあとには博幸や市田やワッキーが
花束を持って敢闘門まで駆けつけて
近畿の仲間たちで胴上げ



鳴り止まない「よしひろ」コールに
号泣しながら挨拶するお兄ちゃん、のように
華々しく締めて欲しかったですが…………


筆者が競輪ファンとして過ごしてきた
わりと長い期間の中で
間違いなく最高のスーパースター
このブログを開始した1年目に
ダービーとグランプリを制覇して
初代の「穴屋の競輪大賞」に
表彰させてもらったのも懐かしい思い出



いつかはこの日が来るだろうとは
思ってましたが……寂しいですね。



若い頃の「先行日本一」で
別線を気迫で潰す自力の戦いから
30代後半辺りからは自在となり
近畿の仲間との絆を感じる番手戦で
数々のドラマチックな勝負を演じ
漢字の「競輪」を体現してきた
お兄ちゃん

勝ったレースで印象に残っているのは
若い頃のはあんまり記憶にないので
やはり2012年の京王閣グランプリ
肋骨の骨折を公表して出走し
大雨の中で深谷の先行を捲って
成田・浅井との直線勝負を制し
単騎で優勝してのガッツポーズ




 

 

あとは2016年の名古屋ダービー
三谷竜ー川村の三番手から
ホームカマシの竹内雄をブロック
3角では新田のカクカク捲りを止め
インを突いた岩津を締め込んで撃退
痺れるくらいの大仕事で川村とワンツー
4回目のダービー制覇





そして、自身の勝利よりも
仲間の優勝に貢献した時の笑顔が
筆者の記憶に残っているお兄ちゃん


 

弟の博幸の前で自力で戦い
ダービーとグランプリを獲らせ
史上初の兄弟でのGP覇者に輝き

 


師匠格だった松本整さんの引退レースで
死に駆けして優勝に導き
レース後にいろいろとJKAへの恨み言を
コメントする松本整さんの横で
顔をグシャグシャにして号泣

 




一緒に苦楽を共にした後輩・稲垣の前で
果敢に死に駆けしたのに優勝させられず
涙を流す稲垣を励まし続けて


 

ようやく特別制覇を果たした
2016年の前橋寛仁親王杯では
優勝して表彰台ですすり泣く稲垣の横で
仏のような慈悲深い笑み


 

 

そして…………
勝ったときも勝たせたときも併せて
一番筆者の心に残っているレースは
前にもブログに何度か書いていますが
2010年の前橋寛仁親王牌


特別初出場で優出したワッキーの番手から
発進し、盟友の市田を特別初優勝に導き
ワンツーを決めた市田と抱き合って喜び
二人でワッキーの健闘を讃える姿は、
絆を感じる漢字の「競輪」を体現する
素晴らしい光景でした。






盟友だったが怪我で引退を余儀なくされた

市田には、ラストランをプロデュースし

最後まで別れを惜しんだお兄ちゃん


こうして振り返るだけでも

往年の姿を思って泣けてきますが

 

 




おつかれさま、そして………
さようなら、魂のスーパースター。
しばらく身体と心を休めてください。
そして、その後は近畿の後輩たちを
温かく見守ってあげてください。




特に、勝っても負けても悲壮な顔の
悩めるワッキーを……………ね。

 

 

 

 

 

……………………全国各地に出没して

お兄ちゃんに熱い声援を飛ばしていた

「ヨシヒロおじさん」は

これからどうされるんでしょうかね。





さて、今年度の九州では

最終の記念開催になる
熊本記念in久留米ですが………


主役を張るはずの中川せいちゃんが
共同通信社杯の落車で故障中
酒も飲めず麦茶で療養中

代役を務めるはずの暴君荒井さんも
体調不良で直前に欠場


 


気合が入ってる熊本の若者たちが
郡司・松浦・守澤と揃ったSSに
立ち向かうという構図

予選からけっこう面白そうですが
ここから各レースの予想や寸評を
書いてる時間がないので
とりあえず打つのは特選のみ


特選
九州 ⑧松岡辰ー②北津留ー④中本
南関 ⑦深谷ー①郡司
東北 ⑨小松崎ー③守澤
混成 ⑤松浦ー⑥村上博



昨年の熊本記念では嘉永ー瓜生を
引っ張って優勝に導き
今年の久留米記念では九州の若手の
献身で優勝した北津留



ここは先頭を買って出た松岡辰が
鼻息荒く先行しそうですが、そこを
叩きに行くのは……深谷ですかね。

深谷が叩きに行った場合、
引けない松岡辰は意地で抵抗して
スピードの違いで深谷が出切っても
郡司は番手捲りを打たないと
思われるので別線の捲りが届く
小松崎よりは前にいそうな松浦が
先に捲りに行って有利


深谷がイモ引いて捲りに構えると
小松崎も松浦も好位置は譲らないので
最後方からになり不発
北津留が器用に番手戦をこなすとは
思えないのですが、中本が操縦して
いいタイミングで発進させればアタマも


う〜ん…………
名古屋共同通信社杯の調子からは
優勝した郡司よりも、脚だけなら
好調だった松浦を買いたいところ

そして守澤は久留米で記念優勝もあり
たとえ小松崎が不発に終わっても
このバンクの一番伸びるところ
イエローラインの内側あたりを
直線強襲する脚と技術がある

ってことで………九州勢には
特選以外で頑張ってもらうってことで
車券の軸は松浦と守澤をミックス


3連単 
35ー356ー13569


北津留は決勝なら競られるかもですが
特選なら松岡辰の後ろで競りになる
ことはないと思うので、
深谷が叩きに来なきゃバック自力発進
ただ中本が上手く操縦しきれるかは不明

このときもヒモは松浦守澤で

 

おさえ 3連単

2ー35ー134569


お兄ちゃんの突然の引退発表
荒井さんの欠場で特選に繰り上がり
松浦の番手が空いている

 


いかにも博幸に流れがあるような
気もしておりますが…
果たしてどうでしょうかね。


決勝が平日なので
多忙な場合は開催後半の更新が
できないかも知れませんので…
その場合はご容赦ください。




皆様のご健闘をお祈りします。