九州直撃の台風のせいで
皆様にはご心配をおかけしました。
幸いにして筆者の住む街には
大した被害はなかったのですが
各地でいろんな爪痕が残ったようで
罹災された方々が、早く元の生活を
取り戻せますよう願っております。
さて……………
天候も配当も大荒れの共同通信社杯を
制したのは、南関の大将・郡司浩平。
打鐘からの先行で後続の縺れを誘い
そのまま押し切って1着
2019年の松阪に続き2回目の
共同通信社杯制覇を
4連勝の完全優勝で決めました。
今年は記念では安定した成績ながら
ビッグ戦線では調子イマイチ
脚力上位でも勝負どころの組み立てに
失敗して力を出しきれずに
レースを終えることが多く
3年続けたSSの座にも黄信号の
状況で迎えた今開催でしたが
優勝賞金2,600万円を積んで
上位にいた平原、守澤、山田庸、清水を
抜いてGP出場をほぼ確定
「逃げて勝つことが厳しいなか、
大きな舞台で先行して勝てたことは、
大きな自信になります。」
と、笑顔を見せつつも
番手を固めたマクルが
4角で落車したことに触れ
「うれしい反面、真久留が転んで
複雑な気持ち。
(GPは)確定していない。
残り数少ないレースで悔いのないように。
GⅠの優勝を目指して。
優勝すれば、GPが近づくとは思って、
一歩、踏み出せて良かった。」
今回のグランプリの舞台は地元の平塚
前回の2020年の同所の開催では
何もできないまま9着に敗れ
見捨てられてインを突いた和田健の
優勝をたたえる姿しか記憶にないはず
2回目の地元GPは、もう手が届く所
南関の大将として頑張って欲しいですね。
おめでとう!郡司!
そして初開催のティアラカップでは
奥井迪が先行押し切りで優勝
悲願の初タイトルを戴冠し満面の笑顔
賞金ランキングでも一気にトップに。
ラインのないガールズで風を切って
先行押し切りは脚力差がないと難しく
大舞台では差されて2着が多かった奥井
「辛くて(先行を)止めたくなった
ときもあったが、
今日は自分を信じて走れました。
これが大きな1勝に。
GPの舞台で先行して走れるように
頑張りたいです!」
おめでとう!奥井!
しかし……………ティアラって
もっと大きくて豪華なやつかと
思ったら、意外と小さいのね。
こんなんかと思ってたんですが…………
勝負のポイントは3つ
①先行超有利なバンク状態
②郡司のペース先行VS
松浦のホームカマシ
③マクルの「お達者でブロック」
最終日の天候は雨で強風
午後になるとバックの向かい風が
非常に強くなり、
後方からのバック捲りが進まない
先行有利な走路に
初手は枠順で関東ー中国ー南関
後ろ攻めとなった郡司は早めに
踏み上げて先行体勢を取り
打鐘前から踏み込んで中団に関東
後方に中国で、単騎の慎太郎が最後尾。
郡司は松浦か平原に斬られると
脚を使って後方になってしまうので
上昇したときから腹を括っての先行を
決めていましたね。
そして松浦は
「あそこから行こうと決めていた」
最終ホーム手前から発進して
好スピードで捲り上げるも
踏み直した郡司のスピードもよく
最終バックではまだ郡司が先頭
そしてマクルが前に踏みながら
松浦をブロックするも……
ブロックを読んでいた松浦が
いつものツケマイ気味の動きで
耐えるところ、3角で思い切り
外に振ったマクルは郡司と内藤秀に
涙を流しながら別れを告げ
「お達者でブロック」
で、松浦を道連れに勝負圏外に自爆
開いたインを突こうとした柏野と
内藤秀がもつれて、4車並走となり
2センターでバランスを崩した
マクルが落車、平原と慎太郎を巻き込み
3車が落車する大惨事に発展。
ただ………マクルのブロックが落車を
誘発した原因ではありますが、
4車並走の「それぞれの動き」で
審議セーフなんですね。
後続のもつれを尻目に
郡司が押し切って1着
内を締めていた内藤秀が流れ込み2着
準決の再現かのように、落車を避けて
直線伸びた武藤が3着。
約15万車券ですか…………
勝負を決めたのは……………
ラインを信じて逃げた郡司の決意と
マクルの「お達者でブロック」ですね。
松浦が横まで迫ったときに
マクルは張りながらタテに踏む選択肢も
あったと思うんですが、
GPがかかった同県の大将を
見捨てて番手捲りするわけにも行かず
かといってヨコに強い松浦を
きっちり止めきるほどの技術もなし
無理した結果がアレでしたか。
松浦や慎太郎、平原から車券を買った
皆様は、技量不足のブロックをして
落車に巻き込んじゃったマクルに
殺意を抱いたのではないかと思いますが
マクルから車券を買った筆者も
たいへん残念な思いをしました。
ええ、南関から買ったんですけど
中抜きの郡司ー内藤秀はアリマセン。
しかしながら……共同通信社杯といえば
決勝で落車の絡むトラブルが多い開催
ここ数年でも
2016年富山では浅井が平原に対し
後輪で前輪を飛ばす「アサイ払い」で
落車させ失格、竹内が優勝
2018年では太田竜がイン突っ込みの
「インモグラーアタック」で村上兄を
落車させて失格、平原が優勝
2019年は稲川が平原と共倒れ覚悟の
「お達者でブロック」で自爆、
恵まれて郡司が優勝
2020年は山田英が新田と吉澤を
「持ってないブロック」で吹っ飛ばし
1着失格して、中本が繰り上がり優勝
悪魔の一手だらけだったのね……。
しかも2019年の郡司が優勝したときに
「お達者でブロック」という語句を
初めてブログで使ったことを
決定して14万車券の配当に
しばらく呆然とした後に…思い出しました。
最終日は台風情報を見つつ
在宅で仕事をしつつの観戦で
もうちょっと考える時間があったり
いつものサテライトに行ってれば
悪魔の一手を思いついたかも……と
タラレバを言ってもやむなしの惨敗。
ガールズもベッカム似さんが
奥井と中村を推してくれたのに
タテ目を買わずに13万車券を
逃して終了。
今回は台風のせいで
あまり買わなかったのに負けたなぁ……。
さて、このあとの開催は
向日町記念ですが、古性が落車で欠場
村上兄弟も両方不出場ですか。
そして熊本記念in久留米では
主役の八番亭師匠・中川が落車後で
出場微妙、暴君荒井さんが熊本の若手を
使い捨てる残酷な番組が組まれそう
メンバー次第で準決から打ちますが
準決と決勝が平日にあるんで
ブログ更新は厳しそう
前橋の寛仁親王牌までは
おとなしく仕事しておこうかな……
まあ、また良いこともあるでしょ、と
和田殿の笑顔に励まされて終了です。
皆様お疲れさまでした。
今回は消化不良な更新でスミマセン。