昨日の敵は今日の友、昨日の敵は今日も敵・静岡記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。



静岡記念は準決を終え
SSの清水・平原に加えて
地元の深谷も脱落する波乱。

豪華な特選から3割引くらいの
決勝に勝ち上がったメンバーで
断然人気なのは3連勝の郡司。


初日は番手戦、2日目は先行
3日目は捲りとメンバーに応じて
戦法を使い分けて圧倒的な脚力で
勝ち上がった郡司の番手は
南関不在の為に慎太郎が主張で
今開催は初日・3日目には浅井に付け
初日は深谷ー郡司の3番手があったのに
「美学よりも1着を」と浅井を選択
した経緯からか


「浅井には申し訳ないけど、東で
 郡司の番手に行かせてもらう。」

 と決勝インタビューでコメントした
 慎太郎、昨年の静岡GPでは
 郡司の番手につけて連携して
 「突っ張って二段駆けの5番手取り」
 というセンスない郡司の組み立てで
 共倒れしていましたが
 和歌山記念の決勝では根田ー郡司の
 二段駆けの後ろを固めワンツー
 
 
 今回は「昨日の敵は今日の友」の
 連携ですが、果たして人気に応える
 ことができるでしょうか。


 
 
 その一方で、勝ち上がった九州の二人
 好調が続く荒井と記念初決勝の伊藤旭は
 準決同様、連携せずに単騎宣言。
 うれしい記念初決勝の伊藤旭クンは
 
 「話し合った結果、単騎で」
 とコメントしてましたが、
 まあ、きっと暴君・荒井からの一方的な
 通達だったのではないかと推察します。

 


 
 
 一方でその荒井は………………
 準決の1着で通算勝利数を482として
 八番亭師匠こと中川誠一郎に並び
 「これだけは誠一郎に負けたくない。
  先に500勝を達成したいね。」

 とコメントした後


 
 「今日は誠一郎は、マズい酒を
   飲んどるやろうね。」

 と、なんともヤラシイ笑顔
 熊本の若手と連携しないことの
 アテツケも含まれているんでしょうかね。

 

 

 



 
 
 「昨日の敵は今日の友」
 「昨日の敵は今日も敵」

 を選択した二人、コマ切れの決勝は
 どんな決着になるでしょうか。
 
 
 
 ……………せいちゃんは、何も考えずに
 ニヤニヤして酒飲んでると思いますけどね。
 
 「おう瓜生、焼酎ウメーな!」

「そっスね!」
 

 
 
 準決振り返り
 
 10R
 後ろ攻めから斬った関東ラインを
 さらに地元の鈴木陸が打鐘で叩いて
 緩めずにカマシ気味の先行………で
 清水は車間が開いた7番手になり
 ホームの強風をモロに受けたのか
 なかなか車が進まず
 


 

バック3番手から吉澤が捲り
 軽く捲りきって諸橋が差し切りワンツー
 鈴木陸の番手のイガグリ田中晴が、
 関東三番手の阿部大に一発喰らわして
 内が空いたところを見逃さずに
 捲り不発の清水を捨ててインに入った
 オグリューが辛うじて3着。

 


 
 清水は2日間いい競走をしてたんですが
 準決は風にやられたんでしょうかね?

 


 トークショーのゲストで来ていた
 最強タッグの盟友・松浦の前で
 ガッカリの惨敗。
 
 
 11R
 前受けの深谷を単騎の村上兄が
 赤板で斬って……誰か来るのを
 待っていたのかと思いますが
 なかなか仕掛けが来ずに脚力消耗
 


 後方から打鐘すぎに仕掛けた深谷に合わせ
 村上兄の後ろにいた平原も発進
 けっこう踏み合いつつもホームすぎに
 深谷が出切って平原が3番手に入り
 深谷ラインを追走した荒井ー伊藤旭と
 並走するかに見えましたが……………
 
 
 そのままバックの追い風の中
 並走を嫌って自力で捲りあげて
 なんと深谷を軽く捉えちゃった荒井
 
 


 最後方から脚をためて捲ってきた
 小川真とのゴール前の接戦を制した
 荒井が1着、特に何もしていないまま
 荒井を追走していた伊藤旭が3着。
 
 
 いやぁ………平原と深谷が叩きあって
 展開恵まれたとはいえ、このメンバーで
 自力で捲っちゃうんですか…………
 
 
 そして好調の小川真は
 「小倉さんからのアドバイスが
  『フレームをもとのヤツに戻せ』
  『準決はチャンスあるから
   脚ためて最後まで諦めるな』
  って、ことごとく当たるんですよ。」
 と、地元のボスに感謝しきり

 


 その話を決勝インタビューで振られた
 オグリューは


 「なんか適当言っとるんですけど
  当たっちゃうんですよね。」

 照れ隠しなのか、いつものジョーク。
 
 
 12R
 関東ラインが前受けで
 後ろ攻めの浅井→郡司の順で斬って
 鼻ペチャ2号がカマシ気味の先行……も
 万全の状態で4番手をキープしてる
 郡司が楽勝のひと捲り
 


 

 ただ踏み出しで3番手の武井が切れて
 番手の松谷も苦しくて口が開き
 逆3段ロケットの発射となってしまい
 後方になっても落ち着いていた
 浅井ー慎太郎が2・3着。
 

 
 浅井としては「郡司ラインの4番手」
 みたいな感覚で無理なヨコの動きをせずに
 武井を一人交わせば決勝って感じの
 組み立てだったんでしょうか。
 
 
 
 車券の結果は………………全敗。
 ついでにハラケンの15連勝がかかった
 松山ナイターF1で、ハラケンを蹴飛ばして
 泣きの残業をするも、普通にハラケンが
 優勝しちゃってトドメを刺され終了。
 
 


 
 しかし………荒井や中川でも482勝なのに
 ハラケンが現在452勝ってのは凄いですね。
 
 
 決勝予想
 
東混 ①郡司ー⑨慎太郎
徳島 ⑧小川真ー②小倉
関東 ④吉澤ー③諸橋
単騎 ⑤荒井、⑥伊藤旭
   ⑦浅井


コマ切れの決勝になりましたね。
荒井は過去に連携もある浅井の後ろに
つけたいけどコメント上は単騎……
みたいなこともあるのかも?



そして先行型が不在のメンバー
ライン先頭は全員捲りが主戦法で
直線が長くてホーム向かい風
先行が不利な静岡なんで逃げたくない
ホームあたりで順番が来たらカマシ、
みたいな感じでしょうかね。


車番通りの初手だと郡司が前受け
荒井は浅井の後ろに初手つけると見て
19/82/43/7/5/6
そこから吉澤が斬って小川真が斬って
単騎3人は流動的に切り替えて
最終的に逃げるのは………
カマシだったら郡司でしょうか。

展開が向けば脚力は抜けているので
「郡司ツエー」で終わりそうですが
南関の記念で地元不在、自分で決めようと
仕掛けが遅くなってしまって
後方に置かれたときのみ波乱
誰が逃げていてもレフト先輩が
バック〜3角では捲りに行っているので
その後ろから強襲しそうな荒井に期待

相手は浅井に、力で郡司
あとは好調が続く小川真も少々

慎太郎・諸橋・オグリューは

3着以内には買わにゃイカンよなぁ………。


3連単 5=178ー123789


普通に郡司=慎太郎からでも
点数を絞れば勝負できそうですが
いまさら安めを獲っても
焼け石にジュッって感じなんで
今回は押さえナシで勝負

あとは好調の小川真が
準決同様の仕掛けの捲り一発
記念童貞の小川真に気を使った
オグリューがハンドル投げずに
ワンツー………………を少々


色々と制限はあるんでしょうけど
3日目は松浦のトークショーが開催


「お客さんの前で話すのは
 久々で嬉しいですね。」

とコメントしてましたが、
全国的に開催の実施が不安定の中
頑張っている施行者や関係者の皆様
ピークアウトまでは大変と思いますが
安全な開催が続くように願っております。


皆様のご健闘をお祈りします。