三登ちゃんのささやかな野望・広島記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


広島記念は大波乱あり・激安決着ありの
準決勝を終えて決勝進出の9名が決まり
地元からは松浦・町田・池田良に加えて
記念初決勝を決めた三登の4名が
地元の大声援を受けて勝ち上がり。


前検日の朝に他の選手の欠場を受けて
急遽な追加参戦となった三登は、
朝練習をしていて休憩中に追加の連絡が
来たそうで、準備もなく疲れての参戦
慌てて支度をしたと語ってましたが




二次予選では売出し中の伊藤颯馬や
鈴木陸来を3角捲りで粉砕し
準決勝では野原や島川を相手に果敢に先行
2着に粘って大穴車券を演出
地元で嬉しい記念初優出


決勝の位置は広島ラインの4番手と
別線に絡まれそうな位置ですが

「(町田)太我がブンブン逃げて
 (松浦)悠士が早めに番手捲り打てば、
  池田良さんは付きバテして
  2着はあるな(笑)。
  ここまで来たら競輪祭の権利を
   もらって帰りますよ!」
 
 妙に具体的な展開予想と共に
 ささやかな野望を語る三登ちゃん
 松浦や池田からのおコボレ拾いなるでしょうか。

宮島ボートにゲストで呼ばれたときの

写真だそうで……そういえば松浦も

ツイッターで競馬やボートの話を

しているような。
 
 
 
準決振り返り

10R
赤板で三登ー友定ー黒田が上昇すると
前受けの島川は引いて野原が中団に
収まろうとするも、阿部拓がうまく
4番手を捌いて潜り込み、
すっかり積極性がなくなった島川は
8番手で6番手にいる野原と睨み合い




腹を括った三登が先行して
バック4番手から阿部拓が捲り
そこを追走する形になった野原と
前団に迫るも、友定がめったに見せない
ハードブロックを喰らわして混戦



 

なんとか捲り切った阿部拓がアタマで
友定の仕事に助けられた三登が逃げ残り
3着にはなんとか野原が届いて
なんと3連単44万シューの大穴。


 

いやぁ…………前受すると見せて
引いた村上博とか、カマシに行かない
島川が大荒れの一因ではありますが
まさかの三登の逃げ残りですか。


11R
後ろ攻めの伊藤颯が赤板から上昇
前受けの根田を押さえて先行して
中団には阿竹が入って、これで
西日本6名VS千葉3名みたいな
構図になったと思いきや


 

最近は後方サイクリングの割合が
減りつつある根田が、打鐘4角の
下りを使って一気にカマし
一気に前団を捉えにかかるも………
いったん交わされた伊藤颯が内で抵抗
和田健もちょっと踏み遅れて締め込めず


 

隊列が短くなって阿竹の捲り頃も
なぜか三宅伸にぶつかってしまい
踏み出しの勢いを殺しちゃった
マヌケな阿竹はなかなかスピードに
乗れないまま


結局、根田ー和田健の3番手を捌いた
大坪が直線内側のビクトリーロードを
一気に伸びて差し切り快勝
2着には根田を庇って伸びなかった
和田健が入り、捲りきれずにジワジワと
伸びてきた阿竹が3着


根田がもうちょっと踏んでラインごと
ごっそり出切れば千葉独占があったかも
しれませんが、叩かれた後の伊藤颯の
必死の抵抗で大坪に流れが向きましたね。



しかし…………いつも思うんですが

大坪って、スタンドの観客に
紛れても違和感のない風貌ですよね。




12R
前受けの町田を山田庸が切って
そこを飯野が叩いて両者消耗
飯野がとりあえず前に出たところで



 

町田がジャストタイミングのカマシ
池田良まで3車ごっそり出切って
後続とは車間が開いてしまい
もう何も起こらない

4角からの町田の踏みなおしが凄くて
松浦が食えないかと思いましたが


心配ご無用のゴール前チョイ差しに
スタンドの地元ファンからは大歓声


競輪祭では連日ボロボロの状態で
惨敗続き、ヤジられまくっていた町田は
地元で復調をアピール



そして3連勝アピールの松浦は
「4連勝してグランプリに
 勢いをつけて臨みたい。」


今年の夏場以降は勝ち上がりで
惨敗を繰り返しては
「復調の兆しが見えてきた」
「徐々に良くなってきている」
みたいな言い訳を繰り返してましたが
良い調整ができたみたいですね。

これでグランプリも面白くなりそう



車券の結果は………
10Rの44万車券はカスリもせず、
11Rは客みたいな風貌の大坪の
お陰でマンシューゲット
12Rは指をくわえて見てただけ

負け戦を打ち散らかして外したんで

トータルはチョイ勝ち程度で終了


まあ、松浦と一緒でグランプリまでの
調整みたいな車券購入ですからね。



決勝予想



実況の和田年弘さんによる年末の風物詩、

今年の流行語をムリヤリに組み込んだ

寒々しくなる周回中の実況があるはず




広島 ⑨町田ー②松浦ー⑧池田良
          ー⑥三登
東混 ⑤阿部拓ー①和田健
西混 ③野原ー④大坪
単騎 ⑦阿竹



別線ラインの先頭
野原も阿部拓も気が強いし
捌きはできるんですが…………
グランプリに出る松浦に
地元記念で競りかけて落車でも
させてしまってたら大変ですし
どこかにコンニチワするにしても
池田か三登のあたりでしょうかねぇ。


そして阿部拓・野原とも前受けして
脚を使わずに位置取りしたいでしょうが
和田健はずっと1番車でいる間も
あんまり位置取りできていないので
初手はSか中団を町田が取りそう

単騎宣言の阿竹は初手から5番手宣言や
別線に付けるっていうのは
さすがにできないでしょうけど
結局行くとこがなくて
広島ラインの5番手につけて
そこから別線の動きを見ながら
場合によっては切り替えや自力も……で

まぁ、今後も長く町田や松浦には
世話になる予定でしょうから
最終4角までは地元ラインの邪魔はしない


で、イン斬り合戦を一気にカマシ先行
みたいな感じになれば広島ラインが
出切りそうですが、準決のように
ごっそり出切って後続と車間が開く
ってことまでは無さそうで
どこかで絡まれることを想定

準決でもクチが開き気味でなんとか
リカバリーした池田良のところに
阿部か野原が重なって多少絡んで
混戦になれば内を行くのは和田健
大坪は格上の野原に付けるので
野原の脚が終わるまでは内に行くのを
ためらいそうですが、和田健は
バックあたりでも切り替えそう

そして松浦は極力町田を残しにかかり
番手捲りは最後の手段と思ってるはず
ただ優勝が義務付けられた開催なんで
3角あたりで野原の捲りが勢いよく
飛んでくる展開なら踏むはず


まあ、当たり前の予想ですみませんが
普通に松浦優勝でヒモには町田、
インをシャクれば和田健


3連単 2ー19ー14679

8点でもガミりそうな気がしますんで
配分は必要でしょうね。
悪魔の一手で松浦消えちゃうとか
別線が捲りきっちゃうってのは
ちょっと妄想できませんでした。



グランプリまで気付けばあと20日を切り
守澤の落車とケガで、またちょっとだけ
平原が王者の座に近付いた気がしますが
松浦はGPに向けて復調アピールの
完全優勝を果たせるでしょうか。

そして三登ちゃんのささやかな野望が
果たされるのでしょうか。

 

今年は筆者の応援する鷹軍団と同じく

イマイチの成績に終わったらしい

広島カープに替わり、競輪の地元勢が

歓喜の優勝を遂げて地元ファンの大歓声を

受けることを願っております。


皆様のご健闘をお祈りします。