ツバサとジャックの大冒険・競輪祭5日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。


まず、前回のブログがPCの不具合で
書いた記事が全部吹っ飛んでしまい
UPの時間が遅れたのと、現地に向かう
車の中で書いたので、車番違いや
並び違いを修正できませんでした。
手抜き記事になってスイマセン。





さて……気を取り直して
4日目のメイン・優秀競走
「ダイヤモンドレース」を制したのは
地元のエース・ジャックさんこと園田匠。




果敢に先行した取鳥クンの番手から
新田のバック捲りに合わせて
山田庸が自力発進、追いすがる古性と
3人のゴール前勝負で、自慢の切れ味
ジャックナイフの末脚とハンドル投げで
地元の大声援に見事に応えるVゴール。


その前の11Rでも北津留が果敢に先行
深谷に叩かせず平原の捲りにも耐え
押さえ先行で逃げ切る見事な競走に
地元ファンからの物凄い大声援
(もちろん筆者も参加)




地元で準決勝進出を決めた両者が
最終の12Rでラインを組んで
演説王・新田率いる東北ラインと
好調の真杉ー宿口の関東ラインに
果敢に挑む激闘

地元ファンとしては、ガールズの
児玉・小林優のダブル優勝に続いて
決勝に進んで地元優勝を遂げて欲しいと
切に願っておりますが………………


ダッシュ・スピードタイプの北津留と
地脚系で泥仕合でこそ輝く園田は
まさに真逆の脚質なんで
園田がちぎれないかどうか
ハラハラすることになりそうです。




さて、4日目振り返り


オープニングで断然人気の太田竜が
なぜオリオン賞に選ばれたのか不思議な
ポンコツ気味の皿屋に捲られてしまい
1Rから有り金勝負したのか、傍で見てた

爺が太田竜にここでは書けない

放送ならピーの音が入るヤジを叫ぶ

5万シューの波乱のスタート



そして4Rでは、歓声響く場内でも
ひときわ響くあの甲高い超音波


「いながきぃ〜〜〜ぃ!」
イナガキねーさんの声援に押された稲垣が
前の山本伸にちぎれて8番手に後退してから
自力で捲りあげてアタマまで届くという
奇跡のような走りを見せて激勝


東口=寺崎で大人気してた負け戦5Rで
補充の松坂原人が張り切って寺崎を完封
番手の田中晴とイン突いた桜井、
直線伸びた藤岡の人気薄3人の決着は
3連単62万円の衝撃プライスの大穴

昨日に続く大波乱でしたが
二次予選もなかなかの激闘



6R
後ろ攻めから意を決して逃げた高橋晋が
カマした松井を出させずに死に駆け


番手の一成が絶好だったんですが
なかなか番手捲りに行かずに、
俊敏に切り替えた博幸が一成の後位の
山ちゃんを捌いて強奪
そのまま一成ー博幸ー山ちゃんで決着
八番手から捲った中川ー坂本健は届かず


この走りを見て怒り狂ったのは
隣りに座っていた灰人さん


「一成てめぇ、残りもしない高橋晋を
 かばって山ちゃんを競らせるなんて
 クソみたいな競走しやがって
 ●にやがれ、このカスがッ!」

 
 
「一成のせいで外れたの?」

「一成ー山ちゃんー博幸は10枚で
 一成ー博幸ー山ちゃんは2枚しか
 持ってないんだよ、あのクソ野郎め……」
 
 
 
 「一成ー山ちゃんー博幸は21倍で
 一成ー博幸ー山ちゃんは185倍
 トータルの払戻金で考えたら
 踏まない一成のお陰で得してるんやで」
  
 

 

 
 「マジで?」
  



7R
先行態勢に入った野原率いる近畿ラインを
なぜか狂ったように打鐘で叩きに行く岩本
そして近畿ラインの3番手にいた村上兄が
クチが開いたところに、阿部力と竹内智が
割り込んでしまった最終バック


筆者の大声援を受けて捲りあげるノダゲンが
いいところまで迫るも、イナショーが
野原に別れを告げて番手捲り


直線で強襲するオグリューに当たって
お兄ちゃんが落車してしまい、
イナショーー阿部力ーオグリューで
入線するも、オグリュー失格でノダゲンが
繰り上がっての3着。


落車後に自転車を担いでゴールを目指す
お兄ちゃんに、温かい声援が送られましたが
スタンドでただ一人だけ罵声を浴びせる
カイジくん


「ちぎれて割り込まれた老害に
 拍手や声援を送るんじゃねぇ!
 恥さらしてねェでそのまま寝てろ!」

 
 
 「おいおい………………おまえ、
  全競輪ファンを敵に回したいの?」
 

 
 
 イナショーは勝利者インタビューで
 「野原くんにも残ってほしかったけど
  あれ以上牽制はできなかったし
  村上さんを準決に連れていけずに…
  任されたのに、自分の技量不足です。」
  
 と、勝利者とは思えない寂しい表情で
 答えてましたが、さすがにそりゃムリだろ。
 
 しかしまぁ、近畿ラインで生きていく上で
 お兄ちゃんに認められ前回りすることは
 競輪道の長い長い修業なのかも、と
 イナショーの苦悩を見て感じました。
  
 
 8R
 赤板で上昇してきた吉田敏を突っ張った
 前受けの真杉ー佐々木悠は、そのまま
 男度胸の突っ張り先行で、カマシてきた
 三谷竜は佐々木が好ガードで下げさせ
 そのまま突っ張り先行で関東ワンツー


 
 

 展開上、途中で下げたらオシマイという
 感じだったんで仕方ないとはいえ
 2車で突っ張り先行する真杉の勇気と
 三谷を振り切って、ゴール前は真杉を
 かばいつつヨコを向きつつ入線する
 佐々木悠の気遣い

 


 これは素晴らしいラインの絆
 
 若手のナメた競走には苦言の多い
 灰人さんとカイジくんも、これは称賛
 しかし、3着の説教ゴリラ吉田敏が
 抜けてしまった筆者は絶望
 

 ただなぁ…………警戒されたとはいえ
 何もできなかった町田と、瞬殺で切れた
 岩津は精神的なダメージが大きそうで
 負け戦でも蹴飛ばそう。
 
 9R
 打鐘で前を斬った松浦がペースを抑えて
 流し気味の2センターで、意を決した
 小松崎が一気のカマシ先行。


 
 

後続の雄太と金子幸は全く動けずに
 3番手に入った松浦ー柏野に絶好の
 展開に見えましたが、小松崎の番手の
 和田圭が、6〜7車身くらいの車間を
 とって後続を牽制
 
 4着権利のためか、松浦も無理して
 捲りに行かずに追い込み勝負
 小松崎-和田圭-松浦で入線
 
 灰人さん


 「和田圭は、先行を庇わずに
  早めに追い込んだり切り替えたり
  3番手を回った時に容赦なさすぎる
  イン突きの追込みをしたりして
  けっこう嫌われてたんだけど
  今日はいい仕事だったな。」
  
 早坂の茨城移籍は和田圭と揉めたからだと
 持論を展開してましたが、小松崎からは
 「信頼できるマーク選手ですから」
 と言われた和田圭、初日は駆けた小松崎を
 さっさと捨てた気がしたんですが、
 重注覚悟の車間切り、改心したんでしょうか?
 
 しかしながら、着拾いで3着の松浦には
 ちょっとガッカリですが…でも考えれば
 柏野まで連れ込んだし、地元とはいえ
 小川勇なんか赤の他人なんだから
 まあ仕方ないか。
 
 
 10R
 真杉の気迫の先行に刺激されたか、
 前受けの新山を押さえた森田が
 ぐんぐんペースを上げて先行
 関東ラインと郡司は後方をチラチラと
 みて新山の動きに注目するも、
 カマシに行かずに捲りに構える新山
 
 中団にいた郡司に絶好の捲り展開と
 思ったんですが………3番手の鈴木竜が
 バックで仕掛けようとした郡司の
 踏み出しに合わせて車を振り上げ
 出足を止めてから強烈ブロック



酷すぎる落車と失格で、長らく臭い飯を
食っていた鈴木竜ですが、この仕事をして
最後4着で準決に進んだのは
賞賛に値します。

 

 行けないと判断した内藤秀は内に切り込み
 武藤のところまでしゃくりに行き
 これは郡司も終了かと思いましたが
 そこから再度踏み込んで捲りあげる
 恐るべき郡司のパワー

しかし隊列が短くなったので
後方で脚を溜めていた新山の捲りが届き
新山-郡司-武藤で4万車券。




「スピード競輪にジジイは不要」は
灰人さんの提唱する理論ですが
確かにこんな展開だと慎太郎も成田も
内藤秀も厳しいですよね。


11R
前受けした深谷を押さえに行く北津留
そしてそこを追走する平原……
深谷が誘導を残して退避したので
打鐘前まで北津留が誘導を使う形になり


誘導員のジャック園田の弟子・松尾信太郎に
北津留を応援する地元ファンから大声援
「引くな信太郎!ペース上げろや!」
「まだ退避すんじゃねぇ!粘れ粘れ!」


けっこうなハイペースで駆けた北津留
番手の山田英も車間を切ってサポート
深谷はカマせずバックも一本棒
でもさすがにサラ脚で4番手にいる平原は
3角捲りで前団に迫るも、
関東ラインの後ろにいた山田久が
俊敏な切り替えで諸橋をどかして
平原の後位にはまって追い込み

北津留・平原・山田英・山田久の
横一線になったゴール前で、わずかに
北津留の車輪が出てて1着


場内に巻き起こる歓声、ツバサコール。


そしてヤマダとヤマダによる写真判定は
微差で久徳が3着、宿敵である英明を
3着に買ってなかった筆者は

ビビっていたものの、決定放送で大歓喜。


ここは灰人さんもカイジくんも獲って
みんなでツバサコールを熱唱。


うん、英明君、君も車間を切って
頑張ってサポートしてくれてありがとう。
準決は単騎だけど頑張ってくれたまえ。
(心にもない賞賛)



12R
初手で前をとった吉田拓に対し
赤板過ぎに後方から取鳥が上昇


突っ張る吉田拓を気迫で叩き切る
スマイル取鳥に場内がヒートアップ

この時に古性が油断のない動きで
スッと取鳥-山田庸-園田の後ろに
スイッチして、新田は中団で浮く形になり
半周近く外並走を続けながらも
カクカク捲りで前に迫る演説王……も


好調の山田庸が踏み出して合わせ切り
そのまま番手捲りで園田-古性と
3者の争いに絞られたゴール前
引き付けた両手を思いっきり放った
ジャック園田の見事なハンドル投げが
決まって1着、場内はマジで大興奮。




いやぁ……地元ファンにとっては
めちゃくちゃ楽しい観戦でした。


車券の結果は……
3Rでもうこれしかない長島-渡部で
前日に3周の誘導をしたヘロヘロ渡部が
追走いっぱいとみて、激安だったけど
まとめて的中
4Rでは、イナガキねーさんの登場で
運気が増した稲垣のアタマでマンシュー
そして6Rではブッチャー高橋晋が
練習仲間の一成のために死に駆けと読んで
一成アタマでマンシュー頂き


 

7Rでは押さえに買ったノダゲンからの
3連複がオグリューの失格で生き返り的中
8Rでは佐々木悠-真杉から流しながら
3着説教ゴリラ吉田敏が抜けて涙を流し
10Rでは郡司=新山から流しながら
ギター侍似の武藤を3着買わずの絶望

 



 

 

 

流れが悪くなってましたが
11Rで北津留のおかげで2マンシュー

 


 

最終は買わずに終了したので
まずまず浮いて終わりました。



盛り上がって3人とも勝ったんで
わりと平和な帰りの車の中で、
灰人さんとカイジくんが
最近のお気に入りYOUTUBE
「あぱす競輪」
を見ながら、ゲラゲラ笑って帰宅
筆者のブログにも「わかってねぇな」と
苦言をタレるこの両者が、チャンネル登録し
手放しで賞賛するこの競輪動画
 

 

https://www.youtube.com/watch?v=lbAc20ldqsQ


「読者に露骨な利益誘導をしない」
決めているこのブログですが、灰人さんから

「最近、あぱすサンが負け続けて
 配信の継続がヤバいから
 ブログで応援してやってくれ。」

とのお達しをいただきましたので
知らない方は是非、ご覧いただきたいです。





さて激戦必至の準決勝

10R
中国 ⑧取鳥-①松浦
神奈 ③郡司-⑨マクル
大阪 ⑦古性-⑤稲川
単騎 ②山田英、④和田圭

        ⑥佐々木悠


コマ切れかぁ……山田英は松浦の後ろに
最終的には行くんじゃないかと思いますが
自力のプライドがあるんでしょうかね。


絶好調の取鳥クンに対し、古性と郡司は
ちょっとイマイチな感じもありますし
先行する気持ちがあるのは取鳥だけ
番手の松浦が有利ですが
後続の番組に残る強力な関東・東北の
ラインと決勝で戦うためには、
取鳥を残しておきたいでしょうねぇ。

初手は松浦が前を取って、枠負けの近畿は
後方からと想定

81/2/39/4/6/75
あたりから古性が前を切りに行って、
郡司がそこをさらに切るかどうかですが
脚を使って位置とったのに下げたくない
大阪両者が猛抵抗するかも


いずれいったん下げた取鳥がカマシ先行
その後ろに決め打ちで追走しそうなのは
山田英なんですが……郡司ならともかく
斬ったのが古性なら、松浦までしか
出させずに「はい、オマエはダメ!」で
松浦を追走してくる後続を弾きそう


初戦では取鳥の先行の前に、
三谷竜とお兄ちゃんの嫌がらせを喰らい
惨敗した郡司ですが、個の力は一番
下げても捲り一発はありそうですが
ただ中団には古性-イナショーが並ぶ
デンジャーゾーンが待ち受ける……


やはり取鳥クンのデキの良さを信じて
前にいる分だけ松浦有利
でもいろいろ仕事をさせられるので
けっこう大変、ヒモは仕掛ける古性に
乗ってイナショー、内に潜れる和田圭
松浦がめっちゃ車間斬ったら取鳥も

3連単 1-458-345678

穴目狙いは単騎の佐々木悠
ドームバンクは得意そうな脚質で
近畿ラインの後ろについて
必ず一度は仕掛ける古性に勢いもらって
直線勝負すれば2~3着がありそう
この時の相手は凶悪近畿コンビ中心

3連単 157-13457=6

頑張れ、スマイル取鳥クン。



11R
関東 ⑤吉田拓-②平原-⑧武藤
中近 ①浅井-⑦村上博
西混 ③山田庸-④柏野
東北 ⑨新山-⑥一成



グランプリの座をケンヤと賞金で争う
吉田拓と浅井をここでぶつけて
勝った方に挑戦権をやるよ、って
感じの番組なんでしょうか。

吉田拓に真杉とか佐々木悠とか
自力をつけると思ったんですが
平原の前回りで自力なんですね。



スマイルコウタ
「全力で拓矢をバックアップします。」

鼻ペチャ
「じゃあ前で駆けてくださいよ。」

スマイルコウタ
「それは安易な選択肢だから
 拓矢のためにならない。」
 

 

鼻ペチャ

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


主導権は3車ラインの関東か
新山のやる気次第で東北ですが
枠負けで一番前か後ろしか取れない
新山は、とりあえずSを取りに行って
96/17/528/34
そこから山田庸が斬って吉田拓が斬って
ペースを上げていくところに、
緩いと思ったら浅井が斬りに行って
ハイペースなら浅井は行かずに新山が
ドカンと行くか……


①新山が来た場合は、吉田拓は奥の手の
飛びつきでヨコの弱い一成を
どかしてしまえば、後続が捲ってきても
なんとか平原と二人で対処できそう
後位の武藤がきっちり内を締めれば
そんなに簡単にラインが崩れないので
直線で追い込み勝負、平原もギリギリまで
踏まずにチョイ差し


②新山が捲りに構えた場合はペース駆け
ただ4番手には浅井か山田庸のどっちかが
いるので、好調の両者のどっちかの
捲り追い込みが届くはず

ここは九州人の期待を込めて②を採用
山田庸の捲り追い込みが平原の牽制を
乗り越えて届いてくれ、いや……届く。

3連単 3=124-12457
    
押さえは平原からでしょうかね。
ここはオッズ見てちょっと考えます。


12R
東北 ⑦新田-④小松崎-②阿部力
関東 ⑨真杉-③宿口-⑥鈴木竜
九州 ①北津留-⑤園田
単騎 ⑧山田久



好調だと思えるのは
関東ライン全員と山田久。

ここの初手は選択が難しいんですが
新田は前取って下げて捲りでもOK
ヨコのできない北津留を捌いて
中団を取れればなお良し
真杉は先行の選択をしそうですが
ラインから一人でも残すためには
前取って上昇する北津留か新田を
突っ張るのがべスト

936/742/8/15

みたいな初手から北津留が上がってくれば
いったん踏み踏みしてペースを上げて
北津留を突っ張ってまたペースに入れる
そんな感じの嫌がらせ作戦

新田は自分だけの捲りで許されそうですが
10~11Rで東北勢が一人も決勝に
上がってこなかったら厳しいので
真杉がペースを緩めたりしてたら
早めにダッシュしてのカマシもアリ


う~ん、激戦になりそうですが
いざとなったら自力にチェンジの
選択肢もある宿口が有利そう
相手は新田、鈴木竜に、絶好調山田久
真杉とイン突く阿部力は3着に

3連単 3=678-26789


悪魔の一手は流す真杉に対して
イラっとした新田がカマシに行って
踏みあった時の、北津留の異次元捲り
この時の相手は、切れそうだけど園田
そして混戦を抜けてくる宿口と山田久


3連単 1-358-345678

正直言って地元両者には
厳しい準決のメンバー構成になりましたが
ツバサとジャックの大冒険が
前日に続き場内を熱くすることを
願っております。







皆様のご健闘をお祈りします。