「あとひとつ」の決まる日・小倉競輪祭決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本全日本選抜 参戦…?


小倉競輪祭は激闘と感動の準決を終え
決勝に進出の9名が決定
最終レースでは地元の園田と北津留の
ワンツーが決まり、場内大声援で
2日連続のハッピーエンド







そしてグランプリを巡る戦いでは
演説王・新田が4着に終わりSS陥落
賞金で望みがあったレフト先輩・浅井も
8着に敗れ圏外へ


おさらいみたいな感じですが
現在の状況は、既にタイトルを獲得の
郡司・松浦・宿口・古性・平原が確定

賞金でも清水・慎太郎・守澤が
現在出場中のまだ権利のない選手の
誰かが決勝2着になっても逆転されない
賞金額の差なので、決勝が1着同着など
特殊な状況にならない限り確定


最後の一つの座を争うのは、
決勝進出した中でまだ権利を持ってない
北津留・園田・新山・一成
吉田拓・山田久に
賞金額で上記の6人より上位にいる
おそらく入院中のケンヤの7名に
絞られました。


 

さて……数学的に考えてみると
条件が「自分で優勝する」しかない
北津留・園田・新山・一成・山田久は
確率としては9分の1、約11.1%


吉田拓は他の6人よりも有利で
自分が優勝するか、既に確定してる
松浦・古性・郡司の3名のうちの誰かが
優勝して自分が決勝4着以上

1/9に、3/9✕4/9をプラスして
21/81=7/17=約25.9%

他力本願なケンヤは、松浦・古性・郡司の
誰かが優勝して吉田拓が決勝5着以下
3/9✕5/9=約18.5%

もちろんこれは起こる事象を考えて
数学的に考えた結果に過ぎず
実際には、ケンヤを除いた6名は
優勝して自分で決めてやろうって
ことしか考えていないと思いますし
単騎の松浦と郡司も譲る気はなし
山田久とラインを組む古性以外は
「誰かに獲らせる」ことも考えてない
そんな感じの決勝戦


九州人の筆者はもちろん園田か北津留に
獲って欲しいと思っておりますが
読者の皆様にも、上記の選手たちに
込められた想いがきっとあるはず

「あとひとつ」の決まる最後の戦いを
楽しみましょう。





激闘の準決振り返り


10R
号砲と同時にSを取りに行ったのは
車番が悪かった古性とイナショー
そして単騎の和田圭と佐々木悠が
その後ろに入り、南関が続き
後ろ攻めに取鳥ー松浦で山田英の順


そして郡司は取鳥が上昇する前に
赤板で踏み込んで先頭の古性を斬り、
もう一度斬ろうとした古性を押さえて
出させずに、取鳥ー松浦は出させて
3番手の山田英の後ろでイン粘り


取鳥のペース駆けで、番手の松浦の
後位での競りは郡司が脚で競り勝ち
山田英は飛ばされ後退、そして
マクルも古性の圧力に耐えかねて
後退しつつあった最終バック


 

競りに参加せず脚を溜めていた
佐々木悠が渾身のバック捲りッ…!
絶妙のタイミングで踏み込んだので
決まるかと思い、前回ブログ通りに
佐々木悠の2〜3着車券を買っていた
筆者は思わず力が入るも


気付いた松浦が横に振って弾き
しゃくられないように最小限の動きで
牽制しつつ取鳥を捨ててタテに踏んで、
後ろから迫る郡司と古性を制して1着
結局、来年のSS3名で決着して
これが3連単1番人気。


なるほど……郡司が考えましたね。
普通に古性と絡むと厄介ですし
取鳥のデキがいいので、最後方から
捲るのは厳しそうだしかといって
古性ー稲川の凶悪コンビと並走すると
勝てるわけないし……で、山田英の
ところに飛びついて3番手奪取ですか。




松浦は決勝に取鳥を残したかったんで
しょうけど、佐々木悠の捲りが視界に入り
やむなく踏んだ感じで、レース後に
取鳥にお詫びしてましたが
しかしあそこで踏まないと行かれますし
取鳥のカカリも初日や2日目に比べると
疲れていたのかイマイチでしたし……
でもそこで後輩にちゃんと謝るところが
立派な男・松浦らしいですなぁ。



11R
3万シューになった小波乱レース
これは気づかなければいけなかった
忖度や思惑がありましたね。




関東ラインの作戦は、初手で前を取って
新山ー一成以外のラインが来たら
突っ張って出させず、東北両者が来たら
先行なので3番手にハマるか、
タイミング次第では番手飛びつきで
一成をどかして新山の後位にはまり込み
後方から捲りが来たら平原と武藤が
掃除して、吉田拓は無理せず差し勝負


で、山田庸も勝負どころでの後方を嫌って
前を斬って新山ー一成を待ちたいって
作戦だったんでしょうね。
両者の思惑がバッティングして


 

赤板で後ろ中団にいた山田庸が
前受けした吉田拓を斬ろうと上昇すると
吉田拓が突っ張りにかかって、
引けない両者の踏み合いが半周続き

勝負どころがくるだいぶ前に
お互いに脚の貯金を削り合う結果に

 



なんとか吉田拓が踏み勝った打鐘で、
後方から新山がダッシュして先行
この新山の先行のカカリが良くて
一成も車間を切って援護

 


 

踏み合いで脚を削られた吉田拓は
必死に追うも捕まえきれず
後方にいたレフト先輩も山田庸も
多少踏むものの中団の関東ラインを
越えることができずに終了

平原はバックで早めに吉田拓を捨てて
自力で捲れば3着はあったと思いますが
これから鼻ペチャ三兄弟に末永く
世話になる予定もあり
GPがかかる吉田拓を捨てられず


結局、好ペースで逃げた新山が
前日の和田圭みたいな重注覚悟の
一成の援護でワンツー、吉田拓3着


なるほど……無理に差しに行って
後ろの関東ラインを引き込んだり
中を割られるリスクを避け
2着上等の一成の忖度
新山が残らなかったら明日のウマが
いなくなりますからね。

 



終わってみればわかりやすい
レースだったのになぁ……
でも連日の山田庸の脚を見たら
九州人として買わないわけには……

 


12R
前のレースで翌日の足場の新山と
元・コバンザメ野郎とはいえ
3番手を固めてくれる一成が
決勝進出を決めたんで、
あとはもう自分だけが捲りで
3着に届けば十分の演説王新田

そして関東ラインは平原が残らず
GPのかかる吉田拓を一人には
できないってことで、
場合によっては真杉が死に駆けして
宿口だけでも決勝に残しておきたい


そして北津留は……園田が授けた作戦は
2車なので先行はせずに捲りかカマシの
狙いだったようなのですが……
1番車があるから、前か中団を取って
とにかく脚を使わずに関東と東北の
動きを見つつ中団あたりをキープして
勝負どころでワンチャンスに賭ける
そんな感じだったと後ほどコメント
しておりました。


しかし号砲が鳴って前受けしたのは
関東ラインで、その後ろに演説王
初手でもモタモタした北津留は
後方からのスタートで、赤板で上昇するも
やる気十分の真杉が突っ張り先行で
北津留は叩けずに後退してしまい
園田が関東ラインの後ろにいた山田久を
必死にキメて中団に迎え入れようとするも
北津留が気づかずズルズル引いていく
戦意喪失した時の八番亭師匠・中川の
中川スペシャルの動き



園田も山田久と縺れてしまい
新田に中団を取られ後方に下がり
スタンドの地元ファンからは大きな溜息


ココで九州ラインは終わったかと
思っておりましたが……
真杉がホーム手前で多少流し気味に
なったところを、強引にカマシに行く新田

 




自分だけ捲りで届けばいい絶好の位置を
捨ててまでカマシに行ったのは
宿口の番手捲りに合わされるのを嫌ったか

北津留の再度の上昇に被るのを嫌ったか
それとも万全を期してもう一人くらい
明日の東北ラインを増やそうと思ったか


そこは謎ですが、気づいた宿口が牽制
でもそこを乗り越える演説王に対し
気迫あふれる宿口は必死に抵抗して
巨体の小松崎を跳ね飛ばし新田の後位へ


 

新田=宿口が本線で持ってるし
3着に鈴木竜は厚めに買ったところ
あとは差してね宿口……と、心のなかで
配当の計算が始まったところで
いったん下げたはずの北津留が蘇って
園田と山田久を連れて復活の高速捲り


なんと3車で短くなった前団を捲りきり
筆者の脳内の配当計算は押さえで買った
裏無しの北津留→園田山田久に移行
配当的にはこっちのほうが儲かるなと
思ったところ




まさかまさかで差しちゃうジャック園田
正に名刀の切れ味のハンドル投げ



いやぁ……場内は園田と北津留に大声援
あんな勝ち方は、このレベルの競走では
めったに見たことがありませんが……

しかし、地元民ゆえ声援を送りつつも
ウラを買ってなかった筆者は絶望

 


ヨロヨロと帰りの新幹線に乗るべく
小倉駅行きの無料バスに向かいました。



本日は所属する黒い組織から
めったにない有給休暇をいただき
3日連続での現地観戦
でも午前中にちょっと後輩との
引き継ぎがあって仕事して
昼から新幹線で博多から小倉へ出発


輪友カイジくんが仕事で不在で
灰人さんと二人での観戦でしたが
どうも不調者が多くて読みづらい
1・2Rをケンして3Rからスタート
叩き合いをひと捲りの石原ー池田で
安いけどまあ仕方ない車券を獲り

その後も固めの決着の5・6Rを獲り
少しずつライフを増やす筆者
「とりあえず配当安くても、
 取り続けてりゃ負けないからな。」
と、調子イマイチで愚痴の多い灰人さんに
ドヤると


「チッ……小銭を拾うのがお上手だな。」
と、イヤミを頂き迎えた問題の8R


灰人さんから


「中川ー小川勇が人気になってるけど
 買った奴等はネギを背負ったカモ。
 今回の関東の若手は気合入ってるから
 森田がぶっ飛ばして、中団捌けない
 中川はヤケクソでカマシを打つか
 いったん上がって最後方まで下げる
 中川スペシャルで笑わせてくれる。」
 
「じゃあ南関から?」


「競輪頭脳がある賢い雄太はきっちり
 中団が取れるし、森田の先行はそこそこ
 カカリがいいけど後ろの諸橋は絶不調。
 捲っても厳しいブロックなんかないから
 雄太=和田健あたりまではフリーパス。」
 
 「なるほど……これは納得。」
 
 
 「3着が問題で、スジの内藤秀が
  安いけど本線なのは仕方ないんで
  まとめて買うしかないんだけど
  狙い目は神山拓。前にいる諸橋は
  絶不調だし内藤や和田健あたりと
  絡んじゃう可能性もある。
  関東ラインから前残りするなら
  いざとなったら昔は仲の悪かった
  諸橋の内をしゃくって
  恨みを晴らしちゃう神山拓で
  配当もめちゃくちゃ良い。」
  
 「なるほど……そこも納得。」
 
珍しく完璧な灰人さんの能書きに
1枚くらいはノッてやろうかと
スマホでネット投票しようとしたら
黒い組織の後輩から電話が入り




普段ならいったん無視して
車券を買ってから折り返すところですが
有給で業務の引き継ぎをしてたので
ちょっと後ろめたくなって電話に出てしまい
たいして緊急でも重要でもなかった
後輩の業務の質問に答えている内に
締め切りが来てしまい……買えず。


レースはいったん脚を使って斬って
森田の先行の中団を取った中川を
賢い雄太が内をシャクって下げさせ
中川はあぼ〜んして行方不明


3角すぎからの捲り追込みで
前団の関東ラインを捉えた
和田健ー雄太ー神山拓で決着


2万8千円の配当を5枚取ったらしく
メチャメチャ上機嫌の灰人さん

「え……なんで買わなかったの?
 俺の言った通りの完璧なレースで
 能書き聞いて納得してたのに?」

 

筆者(震え声)


「か……買えませんでしたッ!」
 
 


 
「せっかく人がわざわざ展開付きで
 いろいろ解りやすく教えたのに、
 小銭拾いの貧乏人が相手じゃ
 コーチ料さえも貰えねぇな。」

 

 
筆者(震え声)


「今回は反論の余地もありません。
 素直に真摯に反省いたしますッ!」
 
 


ここから急速に流れが悪くなり
準決勝は10Rで狙った佐々木悠が
いいトコまで捲ってきたものの
届かず4着で穴配当を逃し失望

11Rでは狙った山田庸が
打鐘の時点でもういらないことに
気付いてしまい絶望


最終は異次元捲りの北津留アタマで
獲ったと思ったのに裏を喰って

当たり車券が目の前から逃亡



安いのは獲ったけどマンシューなし
けっこうヤラれて終了でした。


準決はイマイチだったけど
8Rの一発が決まってトータルでは
快勝したらしい灰人さんは車で帰宅
筆者は新幹線で別線


別れ際に灰人さんから


「ほれ、祝儀をやるから
 帰りの新幹線のなかで
 あったかい弁当でも喰って
 ゆっくり反省してろよ!」

 


と、ご祝儀を握らせて頂き
情けなくなりつつもお礼を述べて
小倉駅に向かう無料バスへ


 

いやぁ、最終日はじっくり

打つのも厳しいよなぁ……
決勝だけにしようかなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






失意のどん底に近い状態で
小倉駅で新幹線を待つ間、
ちょっと時間があってスマホを
ポチポチやってると……


21:00過ぎでちょうど
ミッドナイトをやっている時間
なんとなく松山の番組を見たら
取鳥クンのパパ、取鳥敬一さんが
チャレンジの3Rに出走しているのを
見つけてしまい、



 

特別で健闘する息子の活躍に
刺激を受けて気合が入ってるのかもと
オッズもよく見ないで①取鳥パパと
他に唯一知ってた選手の④藤縄との
オモテウラで買ったら……


119期の若者同士の叩き合いを
最後方から若々しい単騎捲りで
全員まとめてぶっちぎってしまい
驚愕の気迫を見せる49歳のお父さん

 




 

なんと7車立てレースだったのに

3万車券なんですってよ、奥さん。

 







なんとか最終日までライフを減らさずに
たどり着くことができたようです。

 


息子さんに続いて世話になりました。
ありがとう!取鳥パパ!


競輪祭とは関係ないじゃないかって?

……………………知らんな。





さて決勝予想
小倉 ①北津留ー⑤園田
近畿 ⑨古性ー⑥山田久
東北 ⑤新山ー⑧一成
単騎 ②郡司、③松浦、
   ⑦吉田拓



   
単騎に実力者が3人いるので
オッズがメチャメチャ割れていて
今のところの一番人気は
④園田ー①北津留ー③松浦で
3連単で60倍弱
3着までに絡めそうもない格下や
死に駆けで消せる選手はナシ
どこから買ってもいいような
そんな感じの本命なき混戦


しかし、筆者がとりあえず買う車券は
もうメンバーが出た瞬間に決まってます。


もちろん、花相撲の優秀競走や
新田がマヌケをした準決に比べ
相手が強いのは解ってます。

厳しいヨコの動きが予想される
古性と山田久の凶悪コンビがいますし
人としては立派な松浦や郡司はもちろん
平原の忖度で決勝に乗った吉田拓も
自らの優勝のために嫌がらせしてくる
そんな事も、当然のように解っています。
新山が絶好調で、コバンザメ一成も
虎視眈々なことも解っています。


でも……でもなぁ、

 





3連単 1=4ー全
    14ー全ー14


ええ、思い入れ車券でございますが
小倉の選手が決勝で連携して
本命を背負うなんてことは
もう二度と無いかもしれませんので
とりあえずこれは必ず買います。


いちおう展開を考えてみると
初手で今度こそ北津留が前を取れば
14/3/2/58/7/96
あたりの初手になって
そこから赤板で古性が斬って
新山ー一成の先行を呼び込んで
付いてくる単騎勢は入れずに捌き
打鐘でいったん
58/96/7/2/3/14
みたいな感じになってから
自分で獲りたい新山がいったん緩めて
そこを北津留が異次元ダッシュでカマシ

決まってしまえば簡単には捲れないので
前の4車くらいの争いになるでしょうが
古性はどんな展開でも近畿ラインがあれば
必ず一度は仕掛けるはず
隊列が短くなってしまえば、単体では
このメンバー最強の脚を持つ郡司が
捲りですっ飛んでくるかも

悩ましいですが、地元勢以外で
穴を探すのなら……混戦に強く
今回は絶好調の脚に見える山田久

必ず一度は動く古性の仕掛けに乗って
いざとなったら自力発動もあり
前団にいるのはヨコが弱い
北津留・園田・新山・一成なので
内を突くこともできるし捌きもできる
山田久は、位置によってワンチャンあり

そしてその位置は、きっと古性が

切り開いてくれる


相手はその後ろにいそうな吉田拓

そして北津留が逃げてれば園田
混戦でも大外を捲る脚がある郡司
3着は切るヤツがおらんなぁ……


3連単 6=247ー全

ここを押さえ車券で買いましょう。

すごく点数が多くなりましたが

まあオッズ割れるんで良しとします。




さて……長かった6日間もこれでオシマイ
筆者は本日まで休みなんですが
現地に行かずに自宅観戦
昼間にサウナでも行って疲れをとって
ビールとツマミを準備して
「あとひとつ」が決まるのを見届けます。
願わくば、地元両者のどっちかの優勝で
祝杯を挙げられますように………




皆様、6日間お付き合い頂き
ありがとうございます。
ご健闘をお祈りします。