SSパンツの卒業式・別府記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。



 

1600年にオランダ船「デ・リーフデ号」が
大分県の東部にある臼杵湾に漂着して、
それから日本とオランダの国交が始まり
江戸時代の鎖国政策の中でも交流が続き
2000年の「日蘭国交400年記念」の
記念行事でオランダの皇太子が来日



国交の礎となった大分県を訪れることとなり
打ち合わせに来た駐日オランダ大使が
「ワタシの国では
 自転車競技が盛んデス!」

と語ったため、当時の大分県知事が音頭を取り
国交400年の記念の事業の一環として
別府競輪場で冠レースを開催
これが「オランダ王国皇太子杯」のはじまりで
皇太子が国王に即位した後には
「オランダ王国友好杯」と改称され
20年の時を経て、かつての記念の冠だった

「別府八湯ゆけむりカップ」の呼称を変更して

記念開催に昇格


20年前の第1回に出場していたのは
みんな大好き天下布武・小野さん
そして今開催に出場している大竹さんも
参加していたようです。

 





そして……オランダと言えば
メインカラーはオレンジ色



オランダ建国の祖である
オランイェ公という王族の名前が
英国風に読むとオランイェ=オレンジ
であることから、ナショナルチームの
ユニフォームは基本オレンジだそうです。
たしかに自転車ナショナルチームも
サッカー代表チームもユニフォームは
オレンジ色ですね。







そして今回のオランダ王国友好杯の決勝で

オレンジ色の7番車は…………
浅井ですか。




何かのフラグが立っているんですかねぇ。




準決振り返り

4mの強風が吹き、しかも吹く方向が
微妙に変わって定まらなかったようなので、
自力型の仕掛けどころが難しかったですね。


10R
先行態勢に入ったハンマー野口を
世界のダッシュで打鐘カマシ
一気に叩き切った河端ですが……


叩き切るのに脚を使ってしまったのか
バックではタレているのが一目瞭然

そこを2角から踏んだ古性が捲り切るも
8番手にいた北津留クリニックが
古性のさらに上を捲って快勝
ジャック園田はチギレながらも3着




「園田さんとの作戦で、
 古性の後ろからと決めていた。」


かつては番手回りの選手に
「何回打ち合わせしても
 本番で作戦通りに走らない」
と言わしめた北津留ですが、園田が
調教に成功したんでしょうか。


11R
後ろ攻めから赤板で前を斬った阿竹を
成松が叩きに行くも……死に駆けのはずが
全然スピードを上げない成松に
辛抱たまらず阿竹が三番手に飛び付き
菅原をどかして隊列が短くなり
打鐘2センターから一気にカマした
岩本-諸橋がそのまま出切って
楽々なワンツー

 



番手捲りもあると思われていた熊本SSは
あまりのスピードの違いで着拾いに
シフトチェンジして3着キープ
まあ、後ろが他人になっていたんで
仕方ないですかね。


狙っていた柏野首相は後方に置かれ
腹いせに久米に頭突きを喰らわしながら
中コースを伸びてくるも……届かず4着。


昨年は松井に駆けてもらって優勝……と
思っていたら、捲りに構えた松井を抜けずに
優勝をさらわれた岩本は好スピードのカマシで
リベンジを誓う優出


11R
赤板ホームで前を斬った中井-浅井が
成り行きで先行態勢に入るところ
松浦はいったん行きかけて止めて
番手のオグリューとハウスしそうになり
観客に少々のスリルを与えた後に
打鐘過ぎ2センターあたりからダッシュ
一気に先頭に出るも……3番手の小川勇が
つけきれずにブッチーニ



松浦-小倉の後ろに切り替えた浅井が
長い直線で一気に追い込んで1着、
よく粘った松浦が2着で小倉が3着。


勝った浅井も立派でしたが
普通に先行選手の仕掛けをして
強風・直線長い別府であの仕掛けの
松浦の仕上がりが凄いですね。
「今回は自在ではなく自力」
で、3日間連続バックを取るとは……。



さて、久々に車券を買った結果は……
前半の7車や8車の負け戦はパスして
6Rから打ちましたが……
準決はカスリもせずに終了





でも負け戦の8Rで
山ちゃんが捲ってトシノブがブッチン狙いで
アタマに山ちゃん固定でヒモ荒れを購入
ド高めだった杉山が2着に来てくれて
6万車券をゲット

 




 

時間が無くてオッズをあまり見ないで買って

2~3万は付くだろうと思って決定を見たら

想定以上のオイシイ配当でラッキー

 

 

 

準決は全部外してしまい
浮き分を削られましたが
泣きの残業、松山ナイター決勝で
2日間直線で鬼脚を見せてた内藤秀から
香川先生への流し車券が的中して
トランキーロのポーズが炸裂

 






安いトコでしたが気持ちよく終了
どうやらツキが溜まっていたようです。


ブログで予想してない車券で
ドヤってスイマセン。

 

 

 



(反省なし)



さて決勝


しばらく不甲斐ない競走が続いたため
名前を伏せ「熊本のSS」として
画像も載せていなかった中川ですが
この決勝では展開予想の構成上、
何度も名前を記入することになるので
やむなく当ブログの出禁を解除して
一時的に名前と画像を掲載します。


しかしながらヘタレな競走をした場合
再度の出禁もありえますのでご容赦を。


九州 ⑥北津留-②中川-⑤園田
瀬戸 ①松浦-⑨小倉
東混 ④岩本-③諸橋
単騎 ⑦浅井、⑧古性




決勝の九州勢のコメント

園田
「誠一郎さんは九州を背負ってきた
 自力選手だし、
 SSパンツの卒業式(笑)
 九州の3番手を固める。」


中川
「これが最後のSSのパンツ。
 別府は全日本選抜を優勝した
 思い出のバンク。
 譲ってもらって北津留の番手。」



北津留
「いつ化けの皮が剥がれるか
 ビクビクしている。
 九州の一番前で自力勝負。」




北津留のコメントの前半部分は
この画像と併せると
下ネタにしか聞こえませんなぁ………。


そうですか、
皮が剥がれてビクビクするんですか。


これで九州の作戦は、おそらく先行で
北津留が中川のために死に駆けも辞さず
自力勝負しますよってことなんでしょうが

作戦通りに走らない北津留
焦って暴走しちゃう北津留
番手回りで競りこまれて後退する中川
番手捲りを躊躇して飲み込まれる中川


そしてゴール後にヘラヘラする二人
九州の皆様が何度も見てきた
すっかりお馴染みの光景

 

 

筆者も九州人ですから地元記念では
九州から優勝が出て欲しいですが……
競りこまれることはなさそうですが
今回の松浦の連日の自力勝負を見ると
さすがにちょっと難しそう

初手は2車の岩本が前を取って
43/19/7/8/625
あるいは松浦が取らされるのかも
19/625/7/8/43

いずれにしても岩本は持つ位置から
カマシか捲りで一発勝負
松浦は公言してる通りなら
バックを取る先行か早めの捲り

そして単騎の二人は
普通の三分戦だと位置取りが難しいですが
今回のメンバーなら割と簡単に答えが出る

松浦が前の3日間と同じ仕掛けなら
九州二段駆け相手でもバックでは力づくで
叩き切って出切ってしまう……と考えると
単騎の選手はオグリューの後ろにいて

別府の伸びる位置・2センターから踏み出して
直線で外のコースを踏んで勝負するのがベスト
決勝の時間も風があるようなので

さすがの松浦も北津留や岩本を相手に

叩き切ったら多少はタレるはず

じゃあ浅井と古性、どっちがそこに
いられるのかは微妙なので両方を軸に
ヒモは松浦とオグリュー、
諸橋も内コースが空いたら3着には

3連単 78=1789-13789
 

点数多くてスイマセン。
九州二段駆けが完璧に決まって
別線が何もできなかったり
松浦が捲り追込みに構えて
オグリューとワンツー決めたら
それはそれで仕方ないと諦めます。



さて……今年の記念も
あとは松戸・佐世保・広島と
3か所を残すのみでございますが
九州の選手が優勝をしたのは
向日町記念の山田英明のみで

ちょっと寂しい感じがしますが
果たしてSSパンツの卒業式を迎える中川が
地元地区で有終の美を飾れるのでしょうか。


皆様のご健闘をお祈りします。