地脚怪物の戴冠と幸運な男の物語・京王閣ダービーの結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


もうこの歳になると特別競輪だからといって
若い頃の様な感慨もないし目標もありません。
でも、そろそろ俺も最後のダービーかな、
と思って後悔の無いように準備をしました。

イメージ 1
前検に入っても同県の参加者はいないので
ときどき同期や中国地区の若手が
気を使って話しかけてくれますが
宿舎でも検車場でも基本ひとりぼっちです。

こんな扱いには慣れているので
ひとりぼっちも別に苦痛ではありません。

1走目のメンバーは地元のボスが
期待の若手選手に付ける人気ラインが
あって、僕たちの瀬戸内ラインは全くの
人気薄でしたが、上位人気の選手が
全員落車するアクシデントがあって
気が付いたら流れ込んで2着でゴール
二次予選に進みました。
イメージ 2
2走目は九州のそこそこ有力な選手の
番手が回れるの恵まれた番組で、
他のラインが早めから叩き合う
幸運な展開になって、前団が緩んだところを
ひと捲り…またしても流れ込んで2着で
特別初の準決勝に進んでしまいました。

3走目は一番人気のラインの三番手が
空いていて、一応「決めず」コメントを
しつつも狙っていました。
前走で世話になった九州の自力選手も
そこが欲しそうでしたが…
年寄りの厚顔で主張したら譲ってくれて…
体感したことのない凄いスピードを
誰にも競られることもなく追走したので
最終バックくらいからは記憶もあまり
定かではありませんが…気が付いたら
流れ込んで3着で決勝に進んでました。

イメージ 6
決勝戦のインタビューなんかがあって…
初めての事なので戸惑うばかりでしたが
お互い一人の地区同士の近畿の若手選手と
ラインを組むことになりました。
もちろんこっちがはるかに格下、
作戦会議なんかなくて
黙って後ろについてるだけです。

決勝の競走は緊張でよく覚えていませんが
なにしろ周りはスーパースターばかり
どうせ一番人気がないラインだけど
ちぎれたりして前を任せた選手に
迷惑だけは掛けないようにしようと
大歓声の中、夢心地で走ってたら…
イメージ 3
いつの間にか表彰台にいました。

なんかゴールした後、すごく興奮しながら
前を任せた選手とお互い称え合ったような
そんな気がしましたが…
もうよく覚えていません。

一度も前の選手を抜いていないのですが
全てのレースで自分の前を走った選手が
1着になって…追走してただけですが
どうやら準優勝の3千万円近い賞金で
いきなり賞金ランキングの上位に
入ってしまったみたいです。

僕は今、競輪界で一番ツイている男かも
しれません。
イメージ 9
山口県 80期 桑原大志


ええ、もちろん内容は筆者の捏造ですが
だいたいこんな感じなのではと推察します。
優勝した三谷は近畿の先輩がいないので
あまりプレッシャーも感じることなく
うまく九州ラインのスキを突いて
先行する深谷の三番手を取れたことが
勝因ですね。

園田は…あそこでイン締めとかなきゃ
ダメでしょ…脚を使ってまで
あの位置を取りに行ったんだから。
イメージ 7
いやマジで筆者の車券にとっては
A級戦犯は園田。

インをすくわれた山田英がパニックになり
慌てて平原に意味ない体当たりを
繰り返したのも三谷にはラッキーでしたね。

深谷は準決に比べると誘導のペースが
上がったときに引いてカマしたために
かなり脚を使って先頭に出る感じになり、
けっこう厳しかった気がします。
そして平原もあの三谷のイン抜けに
やられましたね。守澤は浅井の後ろを
取りに行くかと思いましたが、初手で
浅井がSを取ったので中団にいる
武田ラインの後ろに行きましたね。
これは責められない判断ですが
浅井の後ろにいたら優勝だったかも。


しかしなぁ…新しいタイトルホルダーは
郡司とか古性やハラケンあたりだと
思っていましたが…三谷竜ですか。
まだ記念も取ったことがないはずですが
年末にはグランプリに出て来年はSSを
張るわけで…欠場中の村上兄とか
稲垣や古性や脇本あたりとは今後の並びで
どうやって折り合いをつけるんでしょうね。
イメージ 5
まあ、おめでとう三谷!
そしておめでとう桑原!


最終日はいつものサテライトで
ワイワイ騒いで打っていたのですが、
全然カスリもしない全敗。
決勝の前に検討していて
「穴は三谷からだぞ」とのご意見を
輪友の方々から頂いたのですが…
ええ、けっこう周りでは獲った人が
いたんですよね。

このブログにコメント頂く読者様も
獲られた方がいたようで、
おめでとうございます。

イメージ 4

ブログの方はおかげさまで
GWの間、毎日1,000名を超える
輪友の皆様にお越しいただき
コメント欄も盛況でしたが
肝心の車券予想がイマイチで…
しばらくブログは休止いたしますが
その間に勉強しなおしますかね。

皆様6日間お疲れ様でした。
またお会いしましょう。
イメージ 8