
筆者が推していた芦澤は先行する古性の
3番手に入りましたが、番手捲りを打った
三谷将のスピードが止まって見えるくらいの
浅井の捲りに飲み込まれて4着でした。
まあ浅井か新田が勝ったら仕方ないと
思っていましたが、読み間違いは二つ。
①山内が浅井の捲りについて行けたこと
②行きかけた新田が中団に収まったこと
①については、全日本選抜の山内が
柴崎淳の捲りと竹内のカマシにちぎれ
今回も初日に三谷竜の番手から全く
車が伸びずハコで6着だったので
年末~年明けの好調から脚落ちで
浅井の捲りにちぎれる確率大だと
決めつけてしまったんですが・・・
クチも空かずにしっかり追走でしたね。
②については新田が上昇したときに
そのままカマシ先行に行くのかと
思いましたが、空いてた中団に
入っちゃいましたね。
古性の先行が全然かからなかったので
新田は自分で勢いを殺す格好になり
後方からの浅井の捲りに合わせられず
一気に行かれてしまい、結局脚を余して
負けたのは本人も痛恨でしょう。
準決のように一気にカマシていたら
浅井も簡単には捲れなかったはずですが
後位の和田圭と、まだそこまでの信頼や
絆がなかったのでしょうか。
まあ、どっちにしろ穴展開ではなかったです。
また来週の静岡記念で頑張ります。
奈良は浅井・新田・平原・欠場の稲垣と
現在のSS上位の4人が斡旋でしたが
静岡は山崎・神山・武田・村上兄と
近況でいえばSSの下位4人なので
紛れのある穴番組がありそうです。
・・・SSの誰か一人を忘れている気が
しますが、きっと気のせいですね。
浅井はGPからの好調をキープですが
インタビューに答える姿や内容は
最近変わってきた気がします。
「ファンの期待に応えられるように」
「一戦一戦全力を尽くすだけです」
「中部全体を引っ張っていけるように」
など、村上兄や武田のような風格が
感じられるような発言が目立ちます。
初タイトルを獲ったころはまだ気のいい
アンチャンのような風貌で、ヤマコウや
加藤慎平にいじられてヘラヘラする
姿が目立ちましたが、GP王者として
業界全体の看板となることを意識
しているような感じが見受けられます。
ヤマコウがかつて
白いグランプリユニフォームの重みは
着たものにしかわからない
競走の度に凄い重圧を感じていた
という発言をしていましたが、では実際に
白の勝負服を着て人気を背負った選手の
グランプリ獲得の翌年の成績はどうだったか
過去10年分を検証してみました。
記載の数字は順に
記念優勝回数/特別優出回数/
特別優勝回数/翌年のグランプリ出場
です。
15年 武田豊樹(茨城) 4/5/2/○
14年 金子貴志(愛知) 2/2/0/×
13年 村上義弘(京都) 3/2/1/○
12年 山口幸二(岐阜) 0/1/0/×
11年 村上博幸(京都) 1/0/0/×
10年 海老根恵太(千葉)0/2/1/○
9年 井上昌己(長崎) 0/2/0/×
8年 伏見俊昭(福島) 1/2/1/○
7年 有坂直樹(秋田) 0/2/1/○
6年 加藤慎平(岐阜) 0/2/0/×
武田すげえな。
記念4回も立派ですが、1年間6回の
特別競輪の決勝に5回乗るのは凄い
そして平原のおかげもありますが5回中
2回優勝しているのも立派
これは王者の名に恥じない成績
その次に好成績だったのが村上兄で
やはり浅井はGP王者としてこの二人を
意識しているんでしょう。
今後相応しい成績を残せるのか
また中部のリーダーとして村上、武田の
ように地区全体を引っ張る存在に
なっていくのか・・・期待します。
奈良記念の負け戦でようやく今年の
初勝利を挙げた筆者の地元九州のSSにも
・・・・・・いや、なんでもないです。