同期同地区の仲良しである
山崎・友和・成田が特別戴冠するのを
すぐ傍で見続けた男
東日本大震災で故郷の双葉町が
壊滅的な被害を受けた後
復興の夢を胸に世界の舞台で戦う
渡辺一成
特別の優出7回目
近畿のために貢献し続けいつしか魂の後継者と呼ばれるだけの
実力を身に付けた男
今度こそはと期待されながら
平原武田に苦汁を飲まされ続け
その悔しさをバネにして成長した
稲垣裕之
特別の優出10回目
どちらにも取らせてあげたい
しかし無冠にピリオドを打てるのは
同着じゃない限り一人だけ
どんなドラマが待っているでしょうか。
さて行ってまいりました久留米競輪場
午前中は酒飲みながら小銭勝負
全く当たらず多少ふてくされてましたが
7Rの松岡健介の奇襲単騎カマシが
決まった所を獲ってほっと一息
もっと高額の配当だと思い込んで
バンクとの境の金網に飛びついて
「マツケンありがとー!」と
感謝の声援を大声で叫んだら
たかが3万弱の配当で大げさすぎると
同行の友人に眉をひそめられ
恥ずかしかったのはここだけの話
でもマツケンありがとう
そして準決
10R
稲垣は竹内相手に優秀競走で
出切れなかった反省を生かして
ジャンから早め先行で竹内を封じる
100点満点に近いレースをしましたね。
武田は竹内の番手に飛びつくと
予想していましたがジャン手前で
前に出た竹内ラインをさらに斬って
結果的に稲垣に大きなアシスト
村上弟が交して3着に近畿を追走した
菊地が入って万券ゲット
安かったけど会心の的中
11R
ここは新田脇本の裏表軸でしたが
ホームで近藤の奇襲単騎カマシ
この動きは初めてで予想の範疇外
そのまま押し切って近藤アタマ
近藤は麻雀が趣味らしいですが
なかなか見事な決め打ちにやられました。
それから、飯嶋のジカ競りを堪えて
最後いなしきって先着した村上兄は流石
あ・・・現場でも大声でヤジりましたが
最後までずっと様子見して勝負所で
内に差し込んで惨敗したハラケンは
ホントにただの小物ですね
このまま海老根道を進めばいいと思うよ。
車券は近藤のアタマ抜けで惨敗でした。
12R
展開読みはほぼ想定内
中川が逃げようとしたのは意外でしたが
優秀競争で捲り切れなかった一成が
一気のカマシ、慎太郎が差して1着。
展開は想定通りだったのですが
現場でいろいろ考えて3着の買い目を
若干追加していました。
前予想では3=5-1679でしたが
力上位の1浅井、9岩津はもちろん
購入ですが12R前は大雨だったので
外踏む6三谷7中川よりも
インを突く4南、2園田の方が
伸びるコースを通れそうだったので追加
浅井の前の柴崎だけは無いと読んで
3=5-67は1枚ずつの押さえ
3=5-19は2枚ずつ
3=5-24は5枚ずつ購入しました。
ゴール前での筆者の叫び
「よっしゃ浅井は届かねえ南南南
みなみぃ~!・・・あれ?岩津?」
3着争いは1/4輪差で岩津でした。
8千円の配当は美味しかったですが
5枚持ってた南は1万9千円の配当
だったんですよね・・・
岩津は浅井の後ろだからインに入る
タイミングが遅いと読んでましたが
遅れて入りながら先にいた園田と南に
踏み勝つとは・・・さすがインの達人。
準決勝3レース中2レースとってトータルの
収支は浮きましたが、同行した二人の輪友が
一人は準決勝3レース全部的中
一人は最終レースを固め打ちして13枚的中
・・・勝ったのになんか悔しい一日でした。
ただ久々の久留米バンクはなかなか楽しく
懐かしい知り合いにも何人か会えたのは
嬉しいことでした。
さて決勝は概ね東北VS近畿の二分戦
初手は1935/6/728/4
岩津はおそらくラインが短く番手捲り確定の
近畿ラインを追走、必殺のイン突き狙い
近藤はラインが重なった所をカマシか
脚溜めての捲り一発狙い
脇本は稲垣さん今度こそ獲ってくださいで
ジャン前から一気の先行が近畿作戦
で・・・鍵は新田の出方と東北作戦
昨年の寛仁親王杯、4人で並んだ東北
新田-一成-伏見-菊地でしたが
「ライン全員が優勝を狙えるように」と
大嘘のコメントをした新田が出渋って
前団が競りなのに最終バックまで後方で
捲りにさえ行かず東北勢惨敗
最弱SS園田誕生のレースがありました
反省を踏まえて新田を駆けさせるのか
それとも脇本を行かせて捲り狙いか
無いとは思いますが分断に行くのか
・・・結論は今回も新田の発進はなし
脇本先行、捲る新田か近藤に
合わせて稲垣が番手捲りで悲願の優勝
ただ新田か近藤が横まで来るので
村上弟は仕事させられてインを突ける
岩津と慎太郎が連下に浮上
位置が遠いけどイン突きと決めてれば
菊地も3着には必要で
3連単 2=348-3458
稲垣悲願のタイトル奪取
天敵の平原武田が不在
超絶強かった竹内は準決で倒し
浅井と深谷は消えてくれた
不安はただひとつ
これまでの稲垣が「持ってない男」と
言われ続けた黒歴史だけ
ゴール後に鳴り響く稲垣コール
村上兄が号泣しながら飛び出してきて
稲垣も泣きながらの胴上げを
目の前で見てきます。
・・・いかん、本気で妄想してきた
地元特別決勝を
最後まで満喫してきたいと思います。
皆様のご健闘をお祈りします。
